島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

森山西小学校のアベマキ

2014-11-17 11:19:07 | 植物
明治三十年(1900年)、内田格(さきた)氏が台湾での教職を辞め帰国し、森山西小学校に勤務することになって、持ち帰って植えたものです。
幹周りは地上55cmの高さで3.65m、樹高は約17mです。
ブナ科の落葉高木で、クヌギによく似ています。
大陸系の植物ですが、対馬や中国山地にも多く、樹皮からはコルクが採取されることから「コルクの木」とも呼ばれます。
この種の独立大木は九州では珍しく、文化財としての価値が極めて高いとされ、昭和五十六年三月長崎県文化財審議会において、長崎県指定天然記念物として指定されました。
このアベマキは、森山西小学校の校庭にあり、子供たちに憩いの場を提供しています。
が、部外者である私が入っていくにはドキドキしました。
ちょうど校庭の清掃をされている方がいたので、声をかけ、許可を得て撮影してきました。
学校はいつからこんなに敷居の高い場所になったのでしょう。
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