昨日実家の母から柚子や柿が送られてきた。 いつも田舎を離れて生活している私ども家族を気遣ってくれる気持に感謝。 ふと柿を見ると渋柿(吊るし柿用)が入っている。 子どもの頃の家の周りでは甘柿と渋柿の木があり、殆どが渋柿だった。祖父がわれわれ孫のためにと渋柿に甘柿を接木をし、それらが毎年実っている。今は年老いた母が一人生活なのでよく熟れた柿をもぐ者もいない。 還暦を過ぎた今になって分かることだが、昔の人たちが何故渋柿を植えていたのか? それは甘柿であればその季節だけで終わるが、渋柿であれば干し柿にすれば冬場の果物の取れない季節まで甘味を楽しむことができるからだろう。先人は自然、自然と栄養管理をしていたのだろう。 冬の縁側で渋柿の皮をむき、飴色になった干し柿を冬の時期にいただいたことや祖母の得意だった「塩柿」(渋柿を塩水につけて保存し、丁度正月頃に出して食べる)などを思い出す。 今日は休みを取り3連休、甲州・信州方面を在来道路を使用し北上、斑尾高原、戸隠方面に温泉ドライブ予定である。 健康が一番だ。