24歳の青年の「動機なき無差別殺傷事件」が話題になっている。やはり今の社会組織はどこか歯車が狂っているようにしか思えない。早いのと遅いのは早いほうがいい、楽と苦は楽なほうがいい、便利と不便は便利なほうがいい・・・等々ごく普通と思える。 登山も昔は悪戦苦闘して山頂を極めたが今では車で数分で山頂に登ることができる。レトルト食品、コンビニが決して悪いと言うわけではないが、現代の青年~子供達の時代は苦労や苦痛など、或いは人(他人)の痛みを経験せず、教育など「ゆとり」という聞こえのいい言葉に惑わされ土日などゲームに没頭している。結局は善悪の区別やゲームの世界と現実世界の区別も出来なくなってしまった。 やはりわたしたちが育ってきた、いやそれ以前の社会システムをもう一度見直すことが必要ではないだろうか。 高校を卒業し就職出発前夜に今は亡き叔父から「若いうちの苦労は買ってでも折れ」と言われたことが懐かしく思い出される。