先月中旬ごろからマンション(3棟)の大規模修理が始まった。最初は作業員さんの詰所や事務所などの作業であったが、先週からは本格的な修理関連の作業に取り掛かっている。写真は隣のマンションの外壁足場組作業である。目もくらむような高所で平然と作業をしている鳶さんたちには驚く。それも何度目をこすってみても、作業員はみんな命綱は携行しているし、命綱をかける索は張ってあるものの、肝心な【命綱】を付けての作業をしていない。「バカヤロー そんなトロトロと命綱を付けての作業なんかできるかい!」というところであろうが、そんなところに案外落とし穴があるものだ。事故の99%はヒューマンエラーなのだから、ひょっとつまづいたらどうなるの?と思いながら作業の無事を祈った。<磯までは、海女も蓑着る、時雨かな>とは、安全に関してもなかなか含蓄のある俳句であると思う。