平成版徒然草

自由気ままにその時々の感想や写真などを残しておきたいと思いBLOG作成を思い立ちました。作成から早9年経過・・

【竹島】のこと

2012-07-24 20:12:18 | Weblog
ここ数日尖閣や竹島問題が気になって仕方ない。私の知人、友人に《竹島》について聞いてみると、韓国と日本の中間くらいにある無人島で、日韓がお互いに領土を主張しているんダヨネ 程度の知識なので本当に驚いてしまう。私は山口県下関市の日本海側で生まれたので、子供のころから《リショーバンライン》とか《漁船がダホ》されたとかのニュースをラジオでよく聞いていたものだ。そこで竹島について調べてみると、江戸時代初期当時から鳥取藩の所轄で海産物やアシカ猟、竹の伐採などで日本人が住み、使用していた島なのだ。大東亜戦争が終戦となり日本の朝鮮の植民地支配が終り、昭和27年に韓国の当時の大統領、李承晩(りしょうばん)が日本の意見など無視し《李承晩ライン》なるものを設定し、警備艇等で日本漁船を海賊まがい、国際法無視の取り締まり、拿捕を行った。その李承晩ラインの韓国側に竹島を含んでおり、昭和29年には韓国沿岸警備隊を配備し、以後今日に至っている。現在の竹島は韓国武装警察官40名と海洋水産部職員3名が常駐しているし、韓国人の観光用の船が往来しているのである。施設も以前のニュースで恐縮だが、①基地ヘリポートの改修②海洋科学基地建設(2013年完工予定)③住民(観光客用か?)宿舎拡張工事④300m防波堤建設工事(2016年完工予定)といった状況である。 我が国は平和的手段による解決をと国際司法裁判所に提訴しようとしているが、《竹島問題は解決済み》の主張を繰り返し全く無視されている。NHK、朝日、TBSなどが競って韓国ドラマを放映しているし、何がいいのか有頂天になって観ている視聴者、片言の日本語をしゃべる韓流スターの面々。一体この国はどうなってるんじゃと叫びたくなる。おそらくであるが、竹島は実効支配されている限り、日本の《領土奪還のための紛争》覚悟で自衛隊を動かしても戻ることはないだろう。外交がいかに重要であり、軍事力のない国がみじめな、屈辱的な思いをするのは当然であろう。EEZ(排他的経済水域)を考慮すると莫大な日本の損失なのに平和的解決しようとするこの国はどこの国からもなめられる道を国民自らが選んでいるのだ。【写真はyahooから男島の基地、通信施設と砲台】

首都圏の防災訓練の実態(市民の意識)

2012-07-24 17:08:27 | Weblog
先週、東京都23区で首都直下型地震などに備えた《統合防災演習》が行われた。写真は道路が寸断されたという想定で練馬駐屯地の陸自隊員が完全武装で各区役所(防災拠点)に徒歩で進出し、到着した時のものだ。23区のうち11区は陸自隊員の受け入れを拒否したとの報道である。場所によっては、汗だくで歩きようやく到着した隊員に向かって、『陸上自衛隊は帰れ』とシュプレヒコールの歓迎を受けたと言う。事前に各区役所には全て演習内容は連絡済みだったのにこのような実状だ。有事法制では地方自治体は防衛出動時には全面的に自衛隊を支援、協力するように明示されているが、訓練、演習でさえもこのありさまである。有事にはこんな甘っちょろいものではなく、助けてくれと傍の民間人が叫んでも、すぐ近くに敵の脅威があれば、場合によっては救助等は二の次、三の次になるのは当然なのだ。一人の命を助けるために何千、何万という命が奪われることを考えれば分かるはずである。有事の時、危機が迫っている時に自衛隊の車両が赤信号で停まって待機などするわけがないし、60km制限の道路を速度を守りノロノロ運転するわけがない。場合によっては無免許運転もするかもしれない。迫りくる敵を殺し、殺人罪に問われる・・・・等々法的整備は山ほどある。しかし《東日本大震災》での陸海空自衛隊、米陸海軍、海兵隊による想像をはるかに超える災害派遣活動は喉元過ぎればどこ吹く風、対岸の火事なのか。東南海大地震の予測は相当詳しく公示されているが、一般市民の頭の中は空っぽなのか、自分には『カンケーネ~』なのか。写真の隊員たちはそれでも不平一つ洩らさず、笑顔を失わなかったという。区の職員は労いの言葉、お茶の一杯くらい出せと言いたい。いつからこんな日本になってしまったのか・・・・・。【写真はyahoo写真集から拝借】