北朝鮮はNPT(核不拡散防止条約)や国際世論を無視しするどころか、真っ向から反対し、核実験やミサイル発射を継続している。四面楚歌状態で、振り上げたこぶしをどのように収めようとしているのか全く見当がつかない。韓国国防省の見解では昨日のミサイル発射が濃厚とのことであったが、結局は発射しなかった。今後数日は北朝鮮の種々の記念日であり、発射することは否定できない。これまでの我が国、米国、韓国の北朝鮮の寛容、生ぬるい対応が北朝鮮を増長させ、核を切り札にゴリ押しがとおると考えているのだろう。今回は特に米国が全く無視しているので、挑発はギリギリまで続いている。北朝鮮は金正恩、側近の高級幹部、国民がこぶしを振り上げたまま躊躇している。兵装、武器は核を除いては比較にならないほどの旧式脆弱な北朝鮮はミサイル発射をすれば《国家が消滅》するほどの被害を受けることだろう。窮鼠猫を噛むのことわざどおり北朝鮮がトップの短絡的決心により《核搭載》ミサイルを発射しないよう望むばかりである。一体何を考えているのか皆目分からない。