23日〰25日まで米国オバマ大統領が国賓として日本を訪問した。この間の隣国では、中国は日本の商船三井に対し、戦前の傭船に関する賠償として、40億円の支払い命令、差し押さえ(出港停止)により、それに商船三井が屈し、供託金として支払いに応じ、一方の韓国では客船の海難事故で国内は政府の対応のまずさで大わらわ、北朝鮮は核実験の兆候とてんやわんやの大騒ぎ。日米の交渉は防衛・安全保障関係では一応のコンセンサスは日本側の満足できるものであったが、TPP交渉に至っては全く進展せず終わった。米国としては何もかも日本の満足できる結果で終わるはずがないし、TPPは日本に譲歩を要求していることがうかがえる。約70年前の日米交渉も内容的には異なるが、日本の対中政策や傀儡政権の満州帝国、軍事バランスの意見のくい違いによる決裂により、最終的には米国による禁油政策等々によりジリ貧状態となった日本の暴発行為に出ざるを得ない結果に終わった。 そのようにならないことを願っているのだが、隣国の姑息な外交では、ゆすり、たかりが横行し、それを受け入れればずっと次世代までもおかしな理由をつけ繰り返すことだろう。自称「一級国」という中国や韓国は国際的には三流国、北朝鮮に至っては国として体をなしていないのではと思う。商船三井の支払い行為は《金が全て》の日本の醜態をさらしたようなものだ。