昭和40年の今日は高校卒業後、陸上自衛隊に入隊した記念日だ。あれから半世紀が過ぎたことになる。民放テレビで婦人自衛官教育隊のドキュメントを放映していたのをたまたま観たが、当時は婦人自衛官は陸上自衛隊看護学生のみであった。現在は海上自衛隊だけでも2,400名が部隊で活躍しているとのこと。我々の時代は、アンポハンタイ、アンポハンタイ・・と大勢の大学生が叫びながら暴徒化しながら、国会周辺をデモ行動し、自衛隊の機材損壊やミサイル基地建設反対などで長沼事件、恵庭事件が問題化されていた。勿論沖縄はまだ米軍施政下で渡航にはビザが必要な時代だった。当時は冷戦真っ只中で、ソ連の北海道上陸を想定していたので大部分の人・物は北海道に配置された。今の尖閣や竹島等離島奪還などは想定外であり、完全に米国の核の傘下に入り、日本人は経済発展、幸福追求のみに努力すればよかった。ある意味ではその時代のほうが安定していたのかもしれない。半世紀経過の今日は、東西冷戦構造は崩壊し、米国も世界の警察官としての力も弱まり、先の見えない不透明かつ、ゆすり、たかり、暴走が危惧され近隣諸国のこと、少子高齢化、デフレ、TPPなど不安定要素が多く住みにくくなっているのではないかと思う。【写真は18歳当時の私】