月に何度か訪れる学校では学年1クラスしかない。サッカーはおろか野球だって試合ができる人数には満たない。1チームがようやくってとこ。昼休みに男女混合で練習してる姿を見ると、微笑ましくも、ちょっぴり可哀想になる。現実の少子化を実感する。
さらに少ない児童数の中、そこからサッカー派と野球派に分かれてしまう。ぼくのブルーグラスの師匠、かねよの大将は、サッカー少年上がりで今も地域でコーチをしている。こういう熱心な指導者がいるから勢いサッカー派は多数派となる。
ある時、自転車で灯台のある公園、安乗岬園地まで足を伸ばしたら、三角ベースに興じる子らがいた。師匠には悪いのだが、ぼくは野球派だから仲間入りして一緒にプレーに集中した。そして、ずっと続けようと励ました。
狭い場所、少ない人数だから、できることは限られている。そんなところでもバッティングのポイントとタイミングだけは教えられる。後は意識と勇気だ。しかし、一回こっきりのコーチでもなぁ。頑張れ、野球少年たち!
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