教室に学籍番号というものがあるとしたら、事実ある訳だが、第一番を冠するのが清﨑博画伯である。安乗文楽人形をテーマに油絵を描き続けられておられるのはご存知の通り。のみならず人形芝居の復興にも寄与された方である。現在、
の主宰として後進の指導にあたられている。また、マジシャンとしても活躍されている高名な方なのだ。
その先生のアトリエが今年創設10周年を迎える。11年前、画伯は磯部小学校長を退職されたばかりで幼稚園の園長先生をされていた。ぼくはまだ教室の準備活動を始めたばかりで、別の仕事に就いていた。共通の友人のおかげで顔見知りではあるものの、パソコン講師としては海の者とも山の者とも分からないぼくを信頼してくださり、入会していただいた。
「フライングというのもありますねぇ」
穏やかな口調で仰られると、とても抗えない雰囲気がある。先生から教授法を指導していただきながら受講料をいただいた。ぼくって果報者だ。何せ当時三重大学でも教鞭をとっておられたのだから。
時代は、パソコンがなければ何も始まらないという空気に満ちており、とても好いタイミングだったように思う。一年後に先生のアトリエがオープンしたのだが、時期を同じくして瞬く間に肩書きが増えた。それ以来、多忙を極める密度の濃い日常を過ごされている。
告知にしてはずい分早めだが、今日、このブログにしたためようと思う。
清﨑博個展
- 期間:6月29日~7月6日
- 時間:午前10時~午後6時
- 場所:清崎博文楽アトリエ
- アクセス:近鉄志摩磯部駅から的矢方面車で5分
- 連絡先:090-3480-1332
なに、忘れっぽいからってからじゃない。フライングが二人の馴れ初めなのだ。
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