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久しぶりの図書館。桜が咲き初めで、見ごろはまだ先だが、心が浮き立つ心地がする。
階段を登りかけると、コッ、コッとパンプスの音を響かせ、妙齢の女性がぼくに近づいてくる。間近で、眉を上げぼくを見据える。
……さんですよね?
細く、小さない声。わずかにぼくの名字が聞き取れた。
はい、そうです。
そう答え、彼女の眼を訝しげに窺う。何か訴えげな表情がぼくに迫る。緊張で身構えた。
わたし…、あなたの娘です。
四月一日はこうして始まるものだ。明日が覗けそうな今日の終わりに、たまらずこんなこと書きたくなった。
今年はヨタを慎もうと思っていたのだが…。
夕食後のひととき、畏友K氏から電話をもらった。K氏とは云うまでもなく、「志摩ギターを愛する会」の主宰だ。教職を辞した後、晴耕雨読の優雅な日々を過ごしてみえる。
4月14日土曜日に「ギターを楽しむ会」を開催する。その打ち合わせのためだ。
氏のおかげですっかりギターの音色に魅せられてしまった。最初のうちこそ、
ギターは好いぞ、爆睡できる!
と、辺りを憚りながらこっそりする、うたた寝の魅力を強調していたが、会を重ねるうち、聴きこんでいくうちに(エージング?)、すっかり虜になった。予備知識はおろか先入観さえ持たず、作曲家やその時代や背景を知らない門外漢だから、純粋に楽曲そのものを肌で判断できる。官能指数というものがメーターで表せれば、ぼくのそれは優等生並みに高いだろう。至福の時間が過ごせる。
年2回のコンサートで1000円の会費だから、高尚だけどチープな趣味ではなかろうか。
一人でも多くの参加を呼び掛けるべく主宰から命が下った。かくなる上は、彼の忠実なポチになって、あなたやあなたに訴え申し上げるつもり。
よろしくお願いします<(_ _)>
さっとんのブログもご紹介したい。さっとんは志摩の情報通。コアな情報が得られる貴重なソースとしてお役立ていただきたい。
ギターコンサートにお越しくださいね。
・・・同じようなヨタ話を。年中言って夢想してるおじさんを、わたし知っています。