禁煙を始めた頃、最長不倒時間といった感じで、一時間、一時間、その長さを胸に刻んで、その苦しみを歓びに替えようと紛らしたものだ。禁断症状は耐えがたく苦しかったが、ブログに
408時間を迎える…
などと記述することでモチベーションを上げようと工夫した。考えれば、なりふり構わぬ禁煙だった。ぼくにとってブログの最大の効用は禁煙を達成させしめたことだ。
先日、前教育長さんが久々に教室にお見えになったが、昨年末の風邪以来、休煙しておられるとか…。豪放磊落にチェーンスモークを楽しんでみえたのが嘘みたいだ。
火の始末に悩まされんので楽やんな
同感である。戸締りをしてから、灰皿の確認のために。何度ドアを開けたことか…。
「父さん、今なら、たばこ止められるよ」
次男のその言葉に乗っかって始めた禁煙。
その言葉に乗ったぁ!
それからしばらく、指折り意識して数える習慣は、もうない。ブログの過去ログで確かめたら、3年半になる。断煙を決意したときのタバコ、封を切らずに保存している。賞味期限はとっくに過ぎて湿気てるはずだが、このままそっとしておこうと思う。
たった3年半かよ。
ぼくのブルーグラスの師匠である、佳景の宿 かねよの大将から「ぜひとも行くように」と勧められていた、鳥羽の「カントリーライブ」、行けなかった…。生音で聴く「Gラン」に飢えている。Gランの説明は、また後の話だ。
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