曇って肌寒い日、瀬谷市民の森に隣接する畑の近くで、
セイタカアワダチソウの葉に止まってじっとしているチョウがいた。
キタテハだった。成虫で越冬するが、まだ少し早いだろうか。
ウラギンシジミはクヌギの葉裏にぶら下がってじっとしていた。
こちらも少し暖かくなれば飛ぶのだろう。
元気だったのはクロコノマチョウで、雑木林の中を何頭も飛んでいた。
翅模様に夏型と秋型があるぐらいだから今は活動期なのだろう。
少し飛んでは落ち葉の上に止まるというのを繰り返す。
止まった時は決して翅を開かない。
クロコノマチョウを追いかけているとキランソウが見つかった。
春に咲くホトケノザが秋にも咲くのは珍しくないが、
キオランソウの花を今の時期に見るのは全く初めてのことだ。