
東大寺前の鏡池に船が浮かんでいた。
「東アジア文化都市」プロジェクトというのがあって、2016年は奈良市で行われている。
その一環として、蔡國強氏による”船をつくる”プロジェクトの船で12月中旬まで展示される。
この船はかって東シナ海を航海した木造帆船で中国の船大工10人が鏡池で公開制作したそうだ。

東大寺の近くにはもう一つの池がある。
西側の大仏池だ。室町時代末期に村の用水池として作られた。

アオサギがのんびりしている。
向こう側から見ると池面に大仏殿が映るそうだ。

大仏池から南の方に戻ってくると紅葉やイチョウの向こうに大仏殿の屋根が見える。
世界最大の木造建築と教わってきた。最近は技術や資材の発達でもっと大きいのがあるそうだ。

猿沢池から興福寺方面を見る。
右手は五重塔。中央ちょっと左の建物は工事中の中金堂だ。
池のほとりには柳の木が並んでいる。

左の方を見やると、階段を上がって直ぐのところに興福寺・南円堂がある。
西国三十三所の一つで、日本で最大の八角堂だ。