八王子駅から北口駅前通りと甲州街道が交わる「駅入口交差点」に枝垂れ桜が咲いていた。
ちょうど満開で写真を撮る人たちも多い。
向こうの鳥居は市守神社・大鳥神社で、1590年に市の繁栄を願って倉稲魂命を祀り、
江戸中期になって天日鷲命が配祀され市守大鳥神社となったそうだ。
枝垂れ桜の傍には子供の彫刻がある。
「将軍の孫」と銘があり北村西望の大正7年の作品だ。
アトリエに遊びに来た息子がぶかぶかの軍靴で挙手の礼をとるのをモデルとしたそうだ。
道路をはさんだ向こう側には子供をおんぶした女性の彫刻がある。
やはり西望作で「若き日の母」と銘があり、大正14年の作品をもとに昭和59年に作られた。
八王子市は「彫刻のまちづくり」を目指していて市内には100基以上も設置されているそうだ。
浅川大橋から見る桜はまだ少し早かった。週末には満開だろう。