
雑木林をヒラヒラと飛んできて木の幹に止まったのはサトキマダラヒカゲだ。
非常によく似た蝶でヤマキマダラヒカゲというのがいる。
ヤマキマダラヒカゲを見たいのはヤマヤマだけれど、里の方では見られない。

ヤマムグラ(アカネ科)
見栄えのする大きい花や色彩豊かな花を見たいのはヤマヤマだけれど、雑木林には少ない。
目を凝らしていると白い小さな葉が目に入った。

ヤマムグラの茎は長く延び、ところどころ4枚の葉が輪生する。葉腋から複数の花序が出る。
白い花はアカネ科らしい4弁花。径が3mmぐらいと小さく、うっかりすると見落としそうだ。

草むらの低いところにトンボが止まっていた。ヤマサナエだ。

ほかの場所でもヤマサナエが止まっていた。
どちらも人が近づいても飛びたとうとはしない。
逃げたいのはヤマヤマだけれど、生後間もなくて体力を蓄えているのかもしれない。