今の時期マムシグサなどテンナンショウの仲間(サトイモ科)がいろいろ咲いている。
テンナンショウの仲間は仏炎苞と呼ばれる苞の中に棍棒みたいな肉穂花序がつく。
そのうち姿に特徴のあるのを2種類見ることが出来た。
一つは追分市民の森のウラシマソウだ。
ウラシマソウは仏炎苞の中から浦島太郎に見立てられる長い釣糸のようなものが出ている。
これは肉穂花序の先端から伸びる付属体だという。
それにしてもずいぶん長く伸びるものだ。
これは神奈川県自然環境保全センターに咲いていたムサシアブミだ。
仏炎苞の形が、逆さまにすると乗馬の鐙に似ているというのが名前の由来らしい。
2枚の3小葉が大きいのも特徴で、ほかのテンナンショウと見分けやすい。