![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/1c/5b4fa31c996a8a5184ab4d82653d8485.jpg)
京都に用事があったので鞍馬山に立ち寄った。
鞍馬山は金星から来た護法魔王が650万年前から住むと信じられていた。
鑑真の高弟・鑑禎が奈良時代の末に毘沙門天を祀る一寺を建立し、
平安時代初めに藤原伊勢人が千手観音菩薩を併せ祀り鞍馬寺を創建したという。
すなわち鞍馬寺は護法魔王尊(活力)毘沙門天(光明)千手観音菩薩(慈愛)を三位一体の尊天として尊崇している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/9b/f2eab47c611222cd7d56447cbe5a40ad.jpg)
本殿まで向かう途中に鞍馬寺の鎮守社、由岐神社がある。
祭神の大己貴命、 少彦名命はもと宮中で祀られていたが朱雀天皇の命で北方鎮護のため遷宮された。
有名な鞍馬の火祭りはその時に始まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/72/add1945c0f71c5d85f96bb1b90263717.jpg)
山門から本殿金堂までは標高差140mぐらいで、ずっと階段や九十九折りになっている。
牛若丸(源義経)が幼い頃10年間にわたり学問と武芸に励んだときに住んだ東光坊旧跡もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/8a/5ccde7dbf989807957686e16feff6ec6.jpg)
上り切ったところは広くなっていて、本殿金堂や本坊(金剛寿命院)、光明心殿などの堂宇がある。
今回は行かなかったが、さらに70mほど上ると大杉権現社。その奥に義経堂、奥の院魔王殿があるそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/50/5c570b312808e87a8657e8f729058116.jpg)
ここは翔雲台といい中央の板石は平安時代より伝えられた如法写経会の経巻を埋納した経塚の蓋石だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/95/9cf9d49880aa412aff84c72f69d0f377.jpg)
翔雲台あたりからの眺めは素晴らしい。
雲海でもできれば、また一興だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/2e/740e3e52996af7a537102f9db1f0b0ae.jpg)
向こうの方に見えるのは何山だろうか。
牛若丸が弁慶と出会った五条の橋は、あの山のずっと向こうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/29/9264fa9140feae04ddc3431c70d9f74e.jpg)
階段を上るときは気づかなかった下りでは紅葉がきれいで、また面白い光景にもなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7a/3c7b96dae3a22db82b73d2af631c82b6.jpg)
足に自信のない人には短いケーブルカーもあるので紅葉を楽しみながらお参りできる。
薄暗くなって帰りの電車はライトアップされた紅葉のトンネルを通った。(別の記事で・・)