
相模原公園・グリーンハウスの温室。
ハイビスカスやブーゲンビリアなど南方系の明るい花も多い。

そんな中、地面を這うように奇妙な生き物みたいなのがいっぱい。
5cmぐらいのそれはスターウオーズの敵役ダース・ベイダーの顔に少し似ている。

プレートを見ると、アリストロキア・サルヴァドレンシスと記されている。
中央アメリカの熱帯雨林などの花だそうだ
アリストロキアというのはウマノスズクサの仲間であることを示している。
木なのだけれど花柄が地を這うので花はみんな低いところで咲いている。

花弁がなく3裂した萼の中で、目立たない雄しべ6本が雌しべに合着している。
萼の奥の二つの白い窪みは虫を引きつけるためであろうか。

家の近所などで見られるウマノスズクサの花は高いところでも咲く。
サルバドレンシスに比べると細身で、萼の奥の二つの指標は薄緑色に見える。