春に向かっている瀬谷市民の森。
落ち葉から顔を出している草花はほとんどない。
数枚の葉が伸びているものが何ヶ所も見られた。
キツネノカミソリの葉だ。この葉はそのうち消えて、8月初め頃に花が咲くはずだ。
クヌギの根元には細長い葉が密生している。
シュンランだ。常緑で消えることはない。
よく見ると花が咲く準備ができていた。たぶん3月中頃には咲いているはずだ。
多分これは昨年の果実だが、いまだ熟し切れないようだ。
3月に、どうなっているだろうか。
頭上を飛んだのを追いかけるとシメがいた。今年はこれが初めての出会いだ。
近所でいつでも見られるカワラヒワなどと同じアトリ科の鳥だ。くちばしの感じが似ている。
暖かいときは北海道などにいて、冬に本州へやってくるそうだ。
このシュンランは、以前花を見せていただいたシュンランかしら。
花の準備はできているけれど、果実は完熟していないのですね。
完熟にじっくり時間をかけるタイプなのかな。
シメがばっちりお撮りになれましたね。くちばしに何か細かな汚れが
ついているように見えますが、何かを食べてすぐ、だったのかもしれませんね。
昔実家で飼っていた文鳥も、科は違いますがこんな風に根元の太い
くちばしをしていました。ときおり止まり木にこすりつけて
ぬぐっていましたよ。
冬の森でも、地面の下は春に向けてどんどん動いているようです。
ご推察通り、このシュンランは以前の花のものです。
ちょっと奥に入ったところなので、知る人ぞ知る場所ですが、毎年忘れずに咲き続けています。
シメは食事後だったようですね・・・というより常に食事のために動いているように思えます。
何かの種を噛んでカスが残ったのでしょうか。
そのうちどこかにこすりつけそうですね。