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横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

地味な虫も面白い

2017-05-26 06:48:21 | 日記



いろんな種類のチョウやトンボの姿が見られるようになったが、
草木のまわりには甲虫やカメムシの仲間なども地味に住んでいる。
コメツキムシも地味そのものだが、裏向けにするとパチンと跳ね上がるのが面白い。






ジョウカイボンも甲虫の仲間でコメツキムシより少し大きい。
長い触覚も特徴だ。






姿はカミキリムシに似ているところもあるが、実はホタルの仲間の方に近い。






雑木林の近くにはクヌギカメムシが休んでいた。
名前の通りクヌギやコナラなどの樹で見ることが多い。






草原のコウゾリナの茎にヨコヅナサシガメが止まっていた。

カメムシの仲間は樹液などを吸うものが多いが、
このヨコヅナサシガメは吸う気配がない。
たぶん虫が来るのを待ち伏せしているのだ。
ヨコヅナサシガメは実は肉食で、他の昆虫に口吻を差し込んで体液を吸うのだ。


地味だけれど個性的な虫たち。ほかにもいろいろ出会うのが楽しみだ。

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初夏の花、白いばかりでもない

2017-05-25 06:08:16 | 日記



トチノキ(ムクロジ科)
トチノキも初夏の花だ。
大きな花穂にたくさんの両性花と雌花がついている。
花弁に赤い斑紋が付いているのが見える。






ニシキウツギ(スイカズラ科)
ニシキウツギは花弁全体が白からピンク色に変わっているのがある。
これは虫たちに花粉がもうないよと教えているのだそうだ。
先程のトチノキの赤い斑紋も同じ理由だ。






センダン(センダン科)
初夏の花でも白い花ばかりではない。
これはまだ三分咲きで遠目には目立たないが、センダンは紫色の花だ。
山の中腹の一部が紫色に染まっているのを見ることもある。






花弁が薄紫なのと雄しべが紫色の筒を作っているからだ。






センダンも大きい木なのだけれどユリノキは背が高くなる。






ユリノキ(モクレン科)
袢纏木とも言われる所以の葉が茂る中にチューリップのような花が見られる。







黄緑色の花弁にオレンジ色の斑紋がユニークだ。

木の下にいると、萼片がはらりと落ちてくる。



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最近見た白い花

2017-05-24 06:32:16 | 日記



ガマズミ(レンプクソウ科 旧スイカズラ科)

初夏は白い花が多い気がする。
ガマズミもその一つだ。






花径1cmに満たない合弁花だが、よく伸びた5本の雄しべが目立つ。
秋にはたくさんの赤い実になる。






ヤブデマリ(レンプクソウ科 旧スイカズラ科)
2週間ほど前にも見たヤブデマリは白い装飾花が目立つ。
中の両性花はもう花後になってしまったようだ。

ヤブデマリは実はガマズミ属なのだそうだ。
装飾花の有無は大いに違うが、中の両性花はガマズミ同様に合弁花だ。






エゴノキ(エゴノキ科)
2週間前はヤブデマリのほかにハクウンボクの花盛りを見たが、
今はハクウンボクと仲間のエゴノキが咲いている。






大きなハチが飛んできた。






クマバチだ。
クマバチは大型の蜜蜂で、エゴノキのほか少し前にはフジの花にたくさん来ていた。

今の時期の白い花は虫たちを集めることに関係しているようだ。
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少し早かった

2017-05-23 05:36:44 | 日記



先週、仲間と新治市民の森を歩いた。
もしかしたらアカシジミを見られるかと思ったが少し早かったようだ。

お昼にしようとベンチに向かったらヒラヒラ飛んできて止まったのがいる。
イチモンジチョウだ。昨年はエゴノキの花に来ていた。






この場所が気に入ったのか、テーブルに置いた友人のリュックで長いこと休んでいた。






翅の筋が一文字でなく3本あるコミスジはクワの葉の上で休んだ。






市民の森を抜けて東洋英和に向かう尾根道を歩いていた時、
大きなチョウが飛んだような気がして上を見るとツマグロヒョウモンだった。






カップルで飛んでいたようだ。
前翅の先端が黒い右側のが雌だ。
邪魔をしないように皆でその場を離れた。

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もう実った

2017-05-22 05:29:27 | 日記



ハナイカダ(ハナイカダ科)
里山を歩いていると早春に咲いた花が今は実っているのを見る。

ハナイカダは花筏の名前のように葉の上に花が咲く。






といっても葉から花が出るのではなく、葉腋から出た花序の軸が葉脈と癒合しているのだ。

これは雌株なので実が一つづつついている。夏から秋には黒く熟す。

雄株は花が落ちてしまうので今の時期はハナイカダだと気付かないかもしれない。






サルトリイバラ(サルトリイバラ科  旧ユリ科)
独特な形の葉が柏餅にも使われるサルトリイバラが蔓を延ばして、いくつか実が出来ていた。






シオデなどの仲間で実は線香花火状になる。秋に紅くなった姿は見ものだ。






ウグイスカグラ(スイカズラ科)
ウグイスカグラは少し前にまだ花を見た気がするが、既に実が紅く熟している。






中が透けて見えて、種子を包む果肉が2部屋以上あるらしいと思える。






別の場所で白花のウグイスカグラが咲いた木にも実がなっていた。
実の色がずいぶん違うのに驚いたが大きさはおなじぐらいだ。

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