
いろんな種類のチョウやトンボの姿が見られるようになったが、
草木のまわりには甲虫やカメムシの仲間なども地味に住んでいる。
コメツキムシも地味そのものだが、裏向けにするとパチンと跳ね上がるのが面白い。

ジョウカイボンも甲虫の仲間でコメツキムシより少し大きい。
長い触覚も特徴だ。

姿はカミキリムシに似ているところもあるが、実はホタルの仲間の方に近い。

雑木林の近くにはクヌギカメムシが休んでいた。
名前の通りクヌギやコナラなどの樹で見ることが多い。

草原のコウゾリナの茎にヨコヅナサシガメが止まっていた。
カメムシの仲間は樹液などを吸うものが多いが、
このヨコヅナサシガメは吸う気配がない。
たぶん虫が来るのを待ち伏せしているのだ。
ヨコヅナサシガメは実は肉食で、他の昆虫に口吻を差し込んで体液を吸うのだ。
地味だけれど個性的な虫たち。ほかにもいろいろ出会うのが楽しみだ。