
神奈川県自然環境保全センターでは春先にスプリングエフェメラルと呼ばれる花たちが次々と咲く。

谷戸に近い林のあちこちにポツポツと咲いていたのはキクザキイチゲ(キンポウゲ科)だ。

花弁代わりの萼片の数は不定だが多い。
色は紫色から白色までいろいろだ。

この林で多いのはニリンソウ(キンポウゲ科)。
これから一面が真っ白と感じるほど咲き誇るはずだ。

ニリンソウはアズマイチゲのように萼片の数が多くなくて5~7枚ぐらい。
薄紅色が入ったりするが、すっきりした雰囲気の花だ。

ニリンソウというのは、このように別々の2輪が並んでいるということではなく、
それぞれの株の花茎の根元に別の蕾が控えていて、まもなく開花すると2輪が並ぶことになる。
ほかにもネコノメソウの仲間たちとかヤマエンゴサクとかの姿を見ることが出来たが、
イチリンソウはまだまだのようだった。また別のところで見ることにしよう。