境川遊水池公園に鷺舞橋というのがある。
今田遊水池が完成する前は、この橋から下を眺める人がたくさんいた。
クイナやタシギやキジが歩き、カワセミやホオジロなども見下ろせたからだ。
橋の下は下飯田遊水池の浅瀬または湿地になっているところだ。
今回も何か鳥が歩きながら湿地を突っついて食べ物を探していた。
この背中の羽の模様はなんだろうなあと思いながら、すぐには分らなかった。
少し斜め位置に来てくれて、そうかツグミだと思った。
草地でなく、こういう湿地にも来るのはちょっと意外だったが、珍しくはないのかもしれない。
今田遊水池の方は見下ろすのではなく、目の前で鳥を観察できるところがある。
しかし葦の茂みは鳥の姿を隠す。
なんとか中央下部にでじっとしている鳥の姿を見つけた。ゴイサギだ。
かぶっていない上半身だけを望遠で撮ってみた。
昼寝でうつらうつらなのか、薄目を開けているのか。
対岸の見下ろす位置から眺めることにした
こちらからは枝被りにならず全身が見える。
まだ成鳥になりきらない若鳥といった羽色だ。
ほかへ回って夕方近くに戻って来たらいなくなっていた。
昼寝から覚めて食べ物を探しに行ったのだろう。