林道を歩いていると草花はまださほど多くないのだけれど、ところどころ木の花が見られた。
今の時期は黄色い花が目立つ。
これはダンコウバイ(クスノキ科)のようだ。
ダンコウバイは雌雄異株だそうで、この花序は雌花のように見える。
脇から林道に向かって枝をどんどん延ばしている木にも黄色い花が見られた。
オオバヤシャブシ(カバノキ科)だ。
この木は林道沿いにたくさん見られた。
オオバヤシャブシはハンノキに近い仲間で雄花序の様子はちょっと似ている。
しかし花序や葉の出方は少し違っている。
枝先に葉芽が出て、少し下から小さな雌花序が、さらにその下から雄花序が出ている。
この順に並ぶのはオオバヤシャブシの特徴らしい。
ハンノキは雄花序の花柄の下に雌花序がつく。
前年の果実(果穂)が残っている木もあった。