どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ろくなことをしない

2014-10-31 03:05:07 | インポート
Dsc_5895





風邪をひいたが一向に良くならない。薬を代えたからどうなるだろか。以前も書いたと思うが、私はピリン系の薬と相性がいい。だがそれでもダメな時はバファリンだ。だが、ときにはイブプロフェンも効く。前回はイブプロフェンが有効だったが最後にはバファリンになった。今回はイブプロフェンからイソプロピルアンチピリンになり、バファリンになるのだろうか。


これもまた一人暮らしで完璧な安静と言うのがかなわない所に問題がある。買い物や雑用がいっぱいある。だから出歩く事になる。あと最大の問題なのだが、最近風邪をひいても体温が上がらない。もの凄く具合が悪くても37度5分とかだ。その条件で医者に行ったら、鼻であしらわれるだろう。





Dsc_5783





そして、家にいると余計な事をしてしまう。スピーカースタンドを完成させた。完全に紆余曲折だった。想定したより頑丈すぎて、柱3本もいらないと言う結果になった。なので材料に無駄が出来てしまった。あとは自分の加工技術の無さだ。カンナが無いのは痛い。あったとしても完璧には使いこなせない。それは解っているが、その情けなさにあぜんとする。



最後に木ネジで台座を固定する。木ネジ最高!、パワーで精度を誤摩化しました。





Dsc_5879





仕上げにウレタンニスを用意していたのだが、いったんスピーカーを据え付けてしまったら最後、もう動かす気にならない。家に閉じこもっているのに音楽が無いのは寂しい。だからなのだがそのうちなんとかしよう。



とはいえ音は画期的に良くなった。





Dsc_5887






後は仕事があるので、それなりには体を動かす。これも風邪には良くない。特にこのところ天気がいい。なのでチョロチョロ出歩く。少しでもネタを拾って行きたいからそうなるのだ。秋はダラダラと続くが、やはりいい時は少ない物だ。そしていつ一番が来るのかを見極めるためにも、足を運ぶ必要がある。




Dsc_5781





ということで、FM用のループアンテナを作った。だがこれも紆余曲折あってムリヤリ形にした上、当初の構想を大幅に修正したものだ。大体結束バンドを使ったらなんとでもなるし、タケヒゴを使った方がよかったと言うのが作った上での印象だ。結束バンドを使うんだったらもっと違う事が出来るので、これは改良したい。



ループアンテナの原理は良くわかっていないようだ。だが解っているのは盛岡のNHKFMなら83.1MHzだが、そのループ長は343センチになる。そして直径1.1メーターの円になる。かなりでかい。とはいえこれを作るのは簡単だ。正円である必要は無いから。アバウトに円であればいい。


問題は300Ωから75Ω(同軸ケーブル用)に変化する整合器が必要と言う事です。これはケースバイケースなのですが、使っている機器の外部アンテナ端子が300Ωだったらそのままでも付けられますが、今回は75Ωです。なので変換機が必要です。とはいえなんで銅線ごときにそんな数字があるのかというのは良くわかりません。うっすらと解らないようで解らないような。


ただ現在の機器では75Ωが圧倒的に多いと思いますので、この整合器があるかないかで全く結果が違います。で、原理を良くわかっていないのに言うのは何ですが、そう言ったもののようです。


とはいえこの程度でかなり改善しました。




Dsc_5900





岩手山は、雪をかぶりました。






Dsc_5906





次はフウラン育成ボックスの改良か。以前からLED化を検討して来たがそろそろ価格が安くなって来た。



さてどうしよう。





Dsc_5912





カラスで、5線譜を書きたいのだがうまく行かない。


ああ

2014-10-29 23:09:51 | インポート
Dsc_5768





エボラ出血熱騒動だが、そのカナダ人からはウイルスが検出されなかった。でも経過観察されるようだ。


この経過観察についてだが、アメリカでは人権侵害ともいわれている。ニューヨークでは西アフリカでのエボラ医療従事者は、いったん隔離するとかそういった州法が出来たようだ。人の行動を制限しすぎるのではないのか?と言うのがアメリカらしい。行動の自由は基本的人権だ。



Dsc_5769




日本では経過観察のための3日間は全く議論にならなかった。島国ならではの理由もある。病原菌が持ち込まれるスピードが遅く、日本人は感染症に弱いのだ。江戸末期にコレラが流行した事もあるが、外から来る病気に関してはとてもセンシティブだ。人権侵害かどうかは、全く考えない。


我慢の美徳があるからだともいえる。その前に風邪にかかったらインフルエンザ検査をしなければいけない、今現在はそう言った風潮がある。風邪と思ったら病院に行け、そう言った具合だ。
何とも妙な所がある。潔癖性なのかどうかはともかく、人に迷惑をかけないのと、病気と言うのがなぜか一致している。



病気はなるものであって、好んでなる訳ではない。生活習慣病はともかくとして風邪はある意味偶然で感染する。そして発症まで自分も知らないわけで、それでいて無理が出来るまで使われる訳で、それで倒れたとしても個人の自由意志といわれればそれまでなのだが、人に影響を与えるなと言う事なのだが、違和感しか無い。



病気に関しては、すべて禁避の方向で動く様に感じる。平安時代と対して変わっていない。そしてその病気が何なのかと言う証明があれば人は安心するし、無いと不安になる。インフルエンザ検査は特にそう言った流れにあると思う。


ガンになれば更に人はよそおそしくなると言う。他人に移る訳ではないが、死の影があると思っただけで避けるようになる。


死も病も誰にもあるはずなのだが、誰もが許さないのは良くわからない。避けても通らない事なのだが、他人となればあからさまに禁避する。







Dsc_5771






ということで、風邪をひいた。





Dsc_5774




白鳥の飛来は始まっている。この日の3羽いた。





Dsc_5778


寒い一日でした。


ついにエボラ?

2014-10-28 03:50:35 | インポート
Dsc_5734





産經新聞だ



男性は日系カナダ人ジャーナリストで、8月18日にリベリアに入国。首都モンロビアに滞在し、今月18日に出国した。その後、ベルギー・ブリュッセルに滞在していたという。

27日午後4時ごろ、ロンドンを経由して羽田空港に到着。検疫所で滞在歴を自ら申告し、空港で体温を測ったところ37・8度あったため搬送された。

エボラ出血熱などの1類感染症に対応する国立国際医療研究センター(東京都新宿区)に搬送され、国立感染症研究所村山庁舎が男性の血液を検査しており、28日未明にエボラウイルスかどうか判明する見通し。




ちょっと文面を読みやすく入れ替えた。強調も入れたし、削った部分もある。原文はリンク先で読める。なおこのカナダ人の男が乗って来た全日空機には206人搭乗している。となりの席に座っていた人なんて今から戦々恐々だろう。




Dsc_5761




エボラウイルスは、症状が発症した患者との接触感染でしか観戦しなといわれている。CNNだ



2次感染した1人目の看護師、ニーナ・ファムさんの治療にかかわった別の看護師は16日、CNNとのインタビューで、病院から与えられた防護服では首の部分が覆われていなかったと明かした。病院側に「どうして口や鼻に近い部分が露出しているのか」と尋ねたが返事はなく、新しい防護服を発注済みだとだけ告げられたという。



看護婦の手順違反があったと政府は発表しているが、そもそもダラスの病院では手に負えなかったのが解る。そして日本の対応だが、全国で45施設92床しかない。そしてエボラやマールブルクに対応した事はほとんどない。そして検査体勢だ。バイオセーフティレベル4の施設は国立感染症研究所だけだ。そして地域住民からの反対でレベル3でしか運用出来ない。特例で動かすのだろうか。法改正が必要なはずだ。





Dsc_5763





WEDGEの緊急特集「 エボラウイルス出血熱」がかなりいい。ここから引用して行く。


「日本上陸も秒読み!? エボラウイルス米国人看護師感染の意味」の最後の編集部注。


厚生労働省は、「感染疑い段階の検体は感染研で取り扱うことができ、簡易診断までは行うことができる」としている。ただし、確定診断を下し、その後の治療につなげていくためには、ウイルスを抽出・分離した状態で扱うことが必要になるが、BSL-4レベルの第一種病原体等取扱施設としての指定を受けていない感染研ではエボラウイルスを扱うことができない。




さて実は日本には画期的な検査法がある。長崎大学が開発した物だが、エボラに感染したかどうかは確か2時間で判断出来る。だが国立感染症研究所ではPCR法を使うようだ。だから28日未明まで検査がかかる。精密測定にはいいのだが、スピーディーな判断が求められるエボラウイルスのような物だとPCR法は不向きだと思う。最新検査法が使えないのは法令関係だろう。



そして疑陰性というが、発症はしているがウイルスの数が少なく検出されない事も多い。「エボラ防衛のハードル
「偽陰性」と「自己申告」」




エボラの発症(通常は発熱)から72時間以内は、血液中のウイルス量が少なく、感染していても陰性とでる「偽陰性」が多いことが知られている。シエラレオネにある「国境なき医師団」のエボラ患者管理センターからの報告では、発症直後にPCRの検査を実施した14例中8例が偽陰性であったという





スピーディーに繰り返し検査する体勢が最も望ましい。だがそれでは医療従事者の2次感染が起きる確率が高くなる。ここも問題になる。




Dsc_5766





そして問題なのは、エボラがあるかどうかを検査するのはレベル3の施設で出来る。しかしエボラがあると解っている物にはレベル4の施設でないと検査出来ない。



「エボラ患者は入院できても退院できない レベル4ラボを正式稼働せよ!」




厚労省によれば、「エボラ疑い」の段階の患者から採取された血液検体は、レベル3の施設でも取り扱うことができる。そのため、エボラかどうかの診断までは現状でも下すことができる。しかし、エボラと確定して以降は、エボラウイルスの含まれた血液などの検体を、レベル3で扱うことができなくなる。




エボラだと確定してからは、治療方針として血液内のウイルス量を見ながら治療方針を立てなければいけない。しかしそれが出来ない状況だ。だからどうなるのかと言えば、当てずっぽうの治療をするしか無く、それで治ったとしても、体内にウイルスが無い事を証明する手段が無いのだ。


もちろん手段はある。海外に検体を送る事だ。だが医療としてはその時間が問題だ。届いて検査して、その間に急変する可能性もある。この記事では、このままでは患者は延々と隔離される可能性もあると書いている。




なぜこんなことが起きるのか。これは住民の反対で起きる。


「長崎大学病院敷地内にエボラウイルス等扱うBSL-4研究施設開設へ」



BSL-4研究施設は、日本にも2ヶ所あったが、万が一のことを心配して住民が反対運動を起こし、格下げ研究施設になり、存在しない。




この記事全体では、情報としては反対と推進を等しく扱っているが、筆者が「長崎県には、東シナ海に向け多くの島々があり、そうした島など隔離された場所でのBSL-4施設の建造では、万が一の問題も少ないだろうが、市内での研究施設建造は問題がありすぎるのではなかろうか。」と批判的だ。



ただ現実に長崎大学ではエボラやマールブルクのワクチン開発の基礎研究を行っている。だがその度に海外の研究機関に試料を送って検査してもらう体勢が続いている。日本にレベル4の施設が無いからだ。そして海外からその体勢がかなり批判的になっている。先進国と言われる国で。レベル4が無いのは日本だけなのだ。ベラルーシやチェコやシンガポールや南アフリカや、ガボンやインド・台湾、なぜかスウェーデンにあっても日本には無い。


だから海外から批判される訳だが、それを国辱とか言うつもりは無い。だが、こういった施設が近くにあれば検査が早く、治療も早くなり致死率が下がるのだが。


デング熱でも誤診があったと思うが、医師でも思い出せないくらい滅多に無い感染だ。エボラならほぼあり得ない物だった。それが今目の前にある。




ただ住民の反対も良くわかる。日本にはタタリ神の信仰がある。そしてこういった病原菌やウイルスを扱う学者への不信感もある。その上レベル4が作られた頃はバイオブームだった。レベル4は強毒性ウイルスを扱える。そして遺伝子改造するのではないのか、という怖れがあった。そう、科学者は信用されていないエリート達だ。それがうっかり漏れだす可能性はある。そして地域からすぐに逃げ出す人たちだ。地域の安寧に貢献する事は無い。

タタリ神を取りなす神官は、地域にずっと住む人だ。コミュニティの中にいる人だ。だから安全。子供の頃から知っているし行動も把握している。しかし新しいタタリ神を祀る神官はコロコロ変わるし地域に根ざさない。全く安心出来ない。そういった所があると思う。



我々は、ダイオキシンやらセシウムというタタリ神を新たに加えてしまった。そしてデング熱とエボラを迎えてしまったようだ。ただこの神の祭り方は解っている。エボラは祭り方がまだ良くわかっていないが、初めにきちんとしていれば致死率は下がると言うのが解っている。



エボラはもの凄く複雑な事を思い出させる。ワクチンを作るにしてもレベル4の施設が必要になる。そしてワクチンを投与した場合発症して死亡する人が出る可能性がある。または別な障害が起きるかも知れない。そしてワクチンの効果を調べるために、違う薬を投与する方法がとられるが、その違う薬を投与された人が「オレはエボラは怖くない!」といってかかってしまうかも知れない。そして死んでしまったら、倫理的に大問題だ。


それでは死んでもいいと言う人を集めたら?それはとっても問題ではないのか?自殺幇助になる可能性もある。一筆書かせたとしたら、それがどう解釈されるのか解らない。計画的殺人として扱われるのだろう。





人類全体に対するベネフィットとは何か?以前はSFでしか取り上げられなかったテーマだが、現実に目の前にある。この解答は無い。エボラ多発帯で大虐殺が起きていない事が救われる事だ。


土日

2014-10-27 14:26:04 | インポート
Dsc_5699




土曜日は突然後輩が来た。土建系の仕事をしている。身長は私と対して変わらないのだが、巨漢だ。彼を例えるなら、黒毛和牛だ。目が細いのが和牛とは違う所だが、首のラインが牛だ。体脂肪率系は以外と少ない。よくあるデブでは全くない。鍛えていない状況でも握力は60キロはありそうだ。



マッチョなのだが、脂の付き方が余人と違う。相撲部屋に入りそうになったと言う経歴もある。ラグビーでプロップだったが、この首だと凄まじい破壊力だったろう。


ラグビーのスクラムは、実は首相撲でもあるんですね。もの凄い技術とパワーが必要です。


とはいえスケジュールがなぜかあわない。なので泳ぎに行く。




Dsc_5703





関西人の彼はイラチだ。人を待たせてもイラチなのはしょうがない。そして呑んでくって、えらくおごられた。

それだけえらくなったと言う事だ。





Dsc_5705





そうして呑んだのだが、行動障害者の悪い所で喫茶米山に行く予定だった。その予定は変えたくない。だから散々呑んだのにも関わらす、閉店時間を10分超えているが押し掛けた。



シプリアン・カツァリスのワーグナーを聞いてもらいたかったのですよ。そして私の印象とどこが違うのかを聞きたかったのです。



「フランスだよね」


ドイツ語とフランス語の違いみたいな世界なのです。ドイツ語のニュアンスをバッサリ切り捨てて、フランス語の歌に代えているんだけど、その時に音楽の骨格だけは絶対に守っているんです。ロシアのピアニスト達がドイツ物をやった時のように、圧倒的なパワーでロシア語に変換するような事をしていない分だけ、骨格が明確になっています。



そして家に帰ったからまたのんで、飲み過ぎた。




Dsc_5706






ようやくスピーカスタンドの制作にはいった。腱鞘炎に不安があったが、部材カットでは全く問題がない。ただやっぱり設計変更が起きた。どうもスピーカーが置く部分は円で無ければいけない。決定的な部材が無い事に気がついた。そう言った適当な部材が安くあるかどうかだ。支柱の数も足りないかも知れない。イメージは出来上がりつつあるが、これは不味い。




Dsc_5708






ということでホーマックにいってみなければいけない。そうすると松園で泳いで帰りにホーマックに寄るというコースになる。だから泳ぎに行く。






Dsc_5709




土曜もそうだったが、ゆぴあすは総合プールの2週間の整備休暇で混んでいた。コースも4コースしか無いので、一コースに4人とかになってしまう。そうすると個人差もあるのですが、それぞれが鍛えたいメニューとかがあるので譲り合いも結構めんどくさくなります。クロールだけだと何とかなるのですが、バタフライと平泳ぎを強化したい人がはいっていると、ちょっと微妙です。そしてバックは迷惑です。言い過ぎました。正確に言えば、コースロープを見てくれ!です。とは言っても私もクロールでまっすぐ進んでいるとは思えないので、人の事は言えません。




Dsc_5711





そういったことでインターバルトレーニング的なメニューの人が一つのコースに集まった結果、なにか巨漢コースになってしまいました。平均身長180センチ、平均体重85キロですね。誰もがこのコースに入ってこれません。これは面白かった。見た目がすごい。なので3人でコース占領。二人だけになって更に平均身長が上がったら、もっと来ない。


そして両脇のコースには、クロールで50メートル40秒程度の若いのが揃った訳ですな。若いくせにこのタイムというのがオッサンです。ということで、巨漢コースは煽られてどんどんバテて行くのです。



おかげで距離は無いが、ハードメニューになりました。






Dsc_5714




カマキリがいました。




豪雪の時には、カマキリは高い所に卵を産みつけると言います。本当ではない様です。


ただ、雪に埋もれない所に卵を生むとすれば、低温に強いとなります。雪に埋もれると困るのは、多湿になると言う事でしょう。


湿度が必要なら、雪に埋もれた方が言い訳です。そして温度が一定になります。本来ならこちらの方が生存に良さそうです。でももしかすると卵に細菌がついて腐敗しやすくなるかもしれません。



それではなぜ高さがマチマチになるのかと考えれば、仮説ですが、その年の植物の生育具合で産卵の高さが変わる、と言う事でしょうか。





Dsc_5717





腱鞘炎は落ち着いてきました。今回はテーピングタイプのサポーターを使っています。ただ1400円の合理的なテーピングデザインの縛るタイプと、手首を縛るだけのテーピングタイプを使っているのですが、なんで300円が有効なのかは解りません。




Dsc_5720




以前にも書きましたがタニタの体組成計を買いました。どうやって体脂肪と内蔵脂肪を区別するのか、筋肉量を測定するのかイマイチピンと来ません。そしてそれらから計算した基礎代謝が出てくるのですが、約1900キロカロリーです。どうも年の割には大食いな理由が解ったような気がします。





Dsc_5721





この二日間はとても暖かかった。月曜から寒くなるようだ。油断して風邪をひかないようにしなければ。




Dsc_5724




ウリハダカエデの紅葉だ。少し葉の痛みが目立つ。




Dsc_5725






やりたい事はイロイロあるのだが、何か雑然と散らかってばかりいる。


松園のフウの並木はきれいなのだが、どうも写真に撮ると看板やら何やらうつり込んでしまらない。






Dsc_5726





秋だから、何か勉強でも始めようか。


シブリアン・カツァリス様

2014-10-25 03:01:04 | インポート
Dsc_5583_2




今日も快晴だった。だが腱鞘炎の具合が悪い。とはいっても指に力が入らなくなるほど酷い訳ではない。最悪ではないと言う事だ。

だが利き手と言う事で、やれる事が限られてしまう。少し時間が空いたのでイロイロやりたいのだが、腱鞘炎を考えると何も出来なくなってしまう。泳ぎに行こうとも思っていたが、アマゾンに注文していたCDが届いたのでそれでも聞いて過ごす事にする。




Dsc_5615





先週NHKFMで、ワーグナーのトリスタンとイゾルテの第一幕前奏曲ピアノ版がかかっていたのだが、その演奏がシブリアン・カツァリスの演奏だったので、アマゾンで捜したのだがものの見事に新品が無い。



シブリアン・カツァリスと言えば日本でも人気のピアニストだ。来日数も多い。それこそNHKFMで、海外ライブの収録放送なんかでもよく聞くピアニストだ。なので人気があってCDもあるだろうと高をくくっていた。


結局中古を2枚買ったのだが、プレミアムが既についていた。ワーグナーは1000円、マーラーの大地の歌に至っては、3倍のプレミアだ。嘘だろ、まだ彼は死んでいない!


これくらいのプレミアだったら再販されても良さそうなものだ。とはいえワーグナーの楽劇をピアノ用に編曲したものばかりを集めた「ワグネリアーナ」なんかもの凄く趣味の悪いジャケットだ。編曲した作家達と曲目が極めて趣味がいいのと、演奏の質も高いのに市場評価が低いのはこのせいだろう。
マーラーは、そもそもテルデックのレーベルだから日本では扱いが低いせいかも知れない。ブリギッテ・ファスベンダーのメゾソプラノとトーマス・モーザのテノールの組み合わせというゴージャスなディスクなのだが。まあ凄すぎて、違和感がある人は多いと思う。





Dsc_5630





結局はCDが売れなかったと言う事なのだろう。元々クラシックのCDは売れるものではない。そしてシブリアン・カツァリスと言えば超絶技巧、そしてフランス人だ。


なぜか日本では超絶技巧のピアニストは好まれない。ポリーニくらいだろうか。それもドイツグラモフォンに所属していたからかも知れない。アンドレ・ワッツがどの程度売れたか?なにか超絶技巧=表現力が無い、そう言った図式に置きがちなような気がする。あと伝説が好きですね。キーシンのカラヤンが引っ張って来たと言うのは有名ですが、今の彼の超絶技巧は誰もいわないような気がします。


というか、今現在クラシックのメジャーレーベルに載れるピアニストはすべて超絶技巧派なのです。





Dsc_5633




なぜか日本ではフランス人のピアニストは好まれてこなかったような。破滅伝説を持つサンソン・フランソワだけだろうか。確かに内面の表現より演奏者としての曲の表現を大切にする演奏者が多かったような。だから評論家から嫌われたのかも知れない。まあドイツ文学者がクラシック批評していた時代が長かったと言うのは大きい。



ピアノに限らず、フランス人の演奏家は音の質をとても大切にしていると思います。そしてその無理の無い発声を心がけていると思います。結果軽く聞こえてしまう、結局フランス語なのです。ドイツ語ではありません。そして間を追求する日本語でもありません。そこが嫌われるのでしょうか。



そういったことで、シブリアン・カツァリスのCDは日本で売れないのでしょうか。



後重要な所は、彼はオーケストラの編曲版を好んで弾く傾向がある。そこに嫌われる理由があるのかも知れない。オーケストラ版と表現が違ったりする。ピアノだから違う表現でいいんじゃないの?と思うのだが。


間違いの無い確実な演奏家なのですが。ただ私がニコンのレンズにイチャモンを付けている構図と同じなのかも知れない。

夢が無いとかロマンがないとか、ほとんどイチャモンですね。






Dsc_5635





クラシックはMP3などの圧縮音源には向かない。だから普通の配信音源のせいで需要が減ったとは思われない。
それではCDが売れていないのはなぜかと言えば、ハイレゾ音源に一部が向かっていると言うのが大きいかも知れない。少ない需要が更に食われている状況かも知れない。


そしてシブリアン・カツァリスは独自レーベルを立ち上げた。まあそのせいでメジャー配信が無くなったと言う事なのだろう。





Dsc_5636





これくらい音楽の構造が解って、最適な表現と音色に出来るピアニストはそうそういないと思うのだが。