これを書いているのは、2/25日、午前6時頃から降り始めた雪がかなり大雪になっています。14時時点で10センチの積雪です。
さて、マクロ的に平均気温を見ました。ここから1945年と47年の平均気温の低さ、48年の高さが見られました。ただ西日本と東日本では傾向が違う事、島のデーターからちょっと違うニュアンスもありました。
次は日照時間を見ます。日照時間が長ければ気温が上がるのは確かです。確かに海は大きな影響がありますが、夏なんかだと気温を下げる効果もあります。
さて45年に札幌・盛岡・仙台では日照時間が短いのが解ります。ところが1947年は仙台の日照時間が長いです。41年では日照時間が短いのに平均気温は下がっていません。
新潟・金沢・松本の日照時間です。41年の日照時間が軒並み下がっています。他は平均気温のデーターと関係が薄そうです。
さて松本のデーターなのですが、29年の段階で細かく計測しているのがよくわかります。こうして見た地域ではダントツの細かさです。なぜなのかよくわかりませんが、測候所によって個性があるのかもしれません。新潟県十日市市の「降雪」を「積雪の差」と言い換えている例とかありますし。最深積雪量を計ったり計らなかったりは、ザラにあるようです。
もしかすると、他の地域では古いデーターの公開が遅れているだけなのかもしれません。
東京と名古屋です。41年の日照時間の短さが目立ちます。45年の日照時間は名古屋でそうかとも思わせますが平均です。東京は全く説明できません。48年の高温も説明できません。
大阪・松山・福岡では、41年の低さが目立ちます。このブロックでは45年より47年の方が平均気温が低いのですが、その説明にはなっていません。48年も説明できません。
長崎県対馬厳原と八丈島ですが、こうなるとどんな関係も認められそうにはありません。
さて、29~60年の平均と39~50年の平均を、平均気温と日照時間で見てみます。これを表にしました。ここから伺えるのは、全体で見ると39~50年は日照時間が長く、気温は大体同じとなります。ただ気温の方ですが、39~50年は本当は微妙に低いです。有効ケタ数の関係で、下一桁にしていますが、0.03度とかそんな具合に全体で低くなっています。つまり日照時間は多いものの、気温には影響が少なかったと言えます。
それでは海水面はどうだったかと言いますと、気象庁に 海水温・海流のデータ 北太平洋の海面水温平年偏差の推移という統計データーがあります。これによると30年中頃から平年差が縮まり、海水温が45年頃まで高い方に推移しているようです。46年から急速に低くなります。なおこのデーターですが、気象庁のグラフで出したいのですが、なんか電子梳かしかなんか入っているような気が。ブログにはアップ出きないようです。TXT版のデーターもダウンロードで来ますが、久しぶりにDOSの画面を見た気分になりました。
もしかするとハワイのデーターなんじゃないのかとも思います。日本近海のデーターですが、40年から50年にかけて、観測数が少ないようで5年平均が空白になっています。ただその無い点を見ても同様の上昇なのではないのかと思います。
海水の影響がどう転ぶのかはよくわかりません。ただ日照時間と海水温と平均気温と並べてみるとまったくバラバラだとは言えそうです。
いずれ41年と45・47・48年は細かく見て行った方が良さそうです。区分としては、41・48年と45・47年でしょうか。それでは各地ごとに見てゆきたいと思います。