どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

1945年の天気を考える・日照時間

2012-02-25 15:49:33 | お天気
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これを書いているのは、2/25日、午前6時頃から降り始めた雪がかなり大雪になっています。14時時点で10センチの積雪です。
さて、マクロ的に平均気温を見ました。ここから1945年と47年の平均気温の低さ、48年の高さが見られました。ただ西日本と東日本では傾向が違う事、島のデーターからちょっと違うニュアンスもありました。
次は日照時間を見ます。日照時間が長ければ気温が上がるのは確かです。確かに海は大きな影響がありますが、夏なんかだと気温を下げる効果もあります。



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さて45年に札幌・盛岡・仙台では日照時間が短いのが解ります。ところが1947年は仙台の日照時間が長いです。41年では日照時間が短いのに平均気温は下がっていません。



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新潟・金沢・松本の日照時間です。41年の日照時間が軒並み下がっています。他は平均気温のデーターと関係が薄そうです。
さて松本のデーターなのですが、29年の段階で細かく計測しているのがよくわかります。こうして見た地域ではダントツの細かさです。なぜなのかよくわかりませんが、測候所によって個性があるのかもしれません。新潟県十日市市の「降雪」を「積雪の差」と言い換えている例とかありますし。最深積雪量を計ったり計らなかったりは、ザラにあるようです。
もしかすると、他の地域では古いデーターの公開が遅れているだけなのかもしれません。


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東京と名古屋です。41年の日照時間の短さが目立ちます。45年の日照時間は名古屋でそうかとも思わせますが平均です。東京は全く説明できません。48年の高温も説明できません。



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大阪・松山・福岡では、41年の低さが目立ちます。このブロックでは45年より47年の方が平均気温が低いのですが、その説明にはなっていません。48年も説明できません。


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長崎県対馬厳原と八丈島ですが、こうなるとどんな関係も認められそうにはありません。


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さて、29~60年の平均と39~50年の平均を、平均気温と日照時間で見てみます。これを表にしました。ここから伺えるのは、全体で見ると39~50年は日照時間が長く、気温は大体同じとなります。ただ気温の方ですが、39~50年は本当は微妙に低いです。有効ケタ数の関係で、下一桁にしていますが、0.03度とかそんな具合に全体で低くなっています。つまり日照時間は多いものの、気温には影響が少なかったと言えます。

それでは海水面はどうだったかと言いますと、気象庁に 海水温・海流のデータ 北太平洋の海面水温平年偏差の推移という統計データーがあります。これによると30年中頃から平年差が縮まり、海水温が45年頃まで高い方に推移しているようです。46年から急速に低くなります。なおこのデーターですが、気象庁のグラフで出したいのですが、なんか電子梳かしかなんか入っているような気が。ブログにはアップ出きないようです。TXT版のデーターもダウンロードで来ますが、久しぶりにDOSの画面を見た気分になりました。
もしかするとハワイのデーターなんじゃないのかとも思います。日本近海のデーターですが、40年から50年にかけて、観測数が少ないようで5年平均が空白になっています。ただその無い点を見ても同様の上昇なのではないのかと思います。
海水の影響がどう転ぶのかはよくわかりません。ただ日照時間と海水温と平均気温と並べてみるとまったくバラバラだとは言えそうです。
いずれ41年と45・47・48年は細かく見て行った方が良さそうです。区分としては、41・48年と45・47年でしょうか。それでは各地ごとに見てゆきたいと思います。



今日の天気

2012-02-23 21:43:42 | お天気
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三寒四温とはいいますが、ようやくそんな気配が漂ってきました。とはいえのっけから22日の-10度があるグラフ。
実はこの時期、日の出前が一番寒い訳ではありません。



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ぜひこれを読み取って頂きたく、10分ごとのデーターも用意しました。残念ながら23日のデーターは無かったので22日までですが。
さて今現在ですが、午後8時28分で最高気温4度を更新しています。
とっても暖かい夜です。


ブログ近況

2012-02-23 18:51:46 | インポート
えー最近、コメント欄が大変な事になってしまいました。とはいっても、これは記事にしちゃった方が面白いと感じました。なにしろ互いに文章が長い。特に私が長い。フツーの雑感記事1本分のコメント返礼当たり前状態。

http://mno.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/02/post_8f61.html?cid=35420521#comment-35420521


この相手も一人なのだが、けっこう面白い。基本的に反原発、放射能嫌いな方だ。私は?ご存知の通りウニャウニャとねじくれています。とりあえず誰が見ても、私の分の悪い状況です。
で、今回発見した事。OCNのブログのコメント欄は文字数無制限。これはすごい。なんとなくざらっと書いて投稿してたのですが、ある時に気がついた。
次が恐ろしいサービスだ。投稿した人が無記名でも、こちらにはIPアドレスが通知されるサービスだ。素人でも解るように書いている。これは多分OCNがNTTから派生しているからだろう。ナンバーディスプレイと同様なのかもしれない。
まあこの言論空間は、あまり匿名性は担保されていないようだ。


1945年の天気を考える・年間平均

2012-02-22 20:01:23 | お天気
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年平均気温と、29~60年の平均値とを見てみます。
札幌と盛岡と仙台が、キレーに並んでいます。とはいえ盛岡札幌は直線で320キロ北、盛岡仙台は、直線で160キロ南。理屈から言えば、札幌はもっと寒いはずだ。これは仙台が寒流の影響があって、札幌は暖流の影響があるからこうなる。




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裏日本の代表で新潟は誰もが文句無いものと思います。札幌も裏日本的な傾向があります。そこにもう一点欲しかったのですが、島根や鳥取に29年からのデーターが無く、金沢を選択しました。まあ近いのでどうなるのかと思いましたが、やっぱりデーターも似ています。ただ全体平均気温を下回っています。43年にあるピークが見当たりません。
盛岡が内陸という事で、内陸で盆地の所は無いかと検討しました。長野市は新潟に近いのでボツ。諏訪は29年からのデーターは無かった。甲府は悩んだのですが、名古屋のデーターもあるので、ビミョーとなって松本にしました。
裏日本と表日本の中間みたいな値になっています。



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さて東京と名古屋です。仙台とも比較すると、42年にピークがあります。盛岡札幌は43年です。太平洋の影響でしょうか。45年の低さと48年の高さがはっきりしています。
名古屋といえば東京より暑いので有名ですが、この当時は東京より平均気温が低いです。


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さて大阪、松山、福岡ですが顕著な特徴があります。47年の落ち込みが45年より大きくなっています。また全体で低温です。さて松山を選んだ理由なのですが、大阪のデーターが他の分析でとんでもない値になってしまったから、瀬戸内海からどこを選ぶのかとなった訳です。で、九州よりの松山を選んだ訳です。丁度九州が一カ所というのもどうなのかとありましたから。本来なら広島なんでしょうけど。
大阪のデーターの異常というのは、ずっと後に言いましょう。ヒントは、大阪の平均気温。名古屋もそうでした。計算間違いは無いのですが。



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さて、なぜか離島を選んでいます。理由は地形の影響が少ない事、海面の温度が一定で、特に塩の流れの速い八丈島と対馬の厳原は、海面温度が安定していると言えます。
さて海流の影響でしょうか、かなり傾向の違う様相です。対馬のデーターは穏やかなデーターですが、大阪などのデーターと比べると、47年の低温とか似ていると思います。金沢、新潟のデーターとも共通点はありそうです。
八丈島は、これに比べると45年のピークが不明瞭で、41・2年の高温期と、43~5年の低温期が目立ちます。
いずれ東日本と西日本では様相が違うようです。ただ45年と7年に低温だったのは確かなようです。48年も全体では高いと言えそうです。



1945年の天気を考える・初めに

2012-02-22 01:50:58 | お天気
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いったんデーターをまとめた。後半戦はサクサクと進んでゆき、初期のコピーアンドペーストも半分の時間で出来るようになった。
まず45年の異常低温が、盛岡の地域的なのかどうか考えてみた。それがかなり無い事が解る。本当にきれいに並んでいる。違うのは八丈島だ。海流の影響が大きい島だからだ。だがそれでも近い形になっている。
特に45年以降の気温変化が面白い。