どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

クレッチマーの体型分類とアイソメトリックトレーニング

2013-10-31 01:36:15 | インポート
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クレッチマーの体型分類という悪評紛々の物がある。だがおおざっぱには言えている。もの凄く大雑把に言えばだが。

あのふっくらはおおらかだとか、筋肉質は几帳面とか、やせ形は神経質だとかだ。実際はおおざっぱな筋肉とか、粘着質なふっくらとかがいる訳でいくらでも例外はある。

ただ男は以外と当たっているフシはある。クレッチマーは男だけを観察していたのだろうか。日本人の女性ではこの分類はかなり難しい。

さてこの中で、粘着質タイプが私の父だった。今から思っても父はいい身体をしていた。登山とスキーはしていたが、特にスポーツトレーニングはしていなかったと思う。ジョギングとかは確実にしていない。どうしてあんな身体だったのに、息子の私は太ったのか。

なんとなく最近解った。

アイソメトリックトレーニング法と言う筋トレがある。いつでもどこでも出来るトレーニング法で、詳しくはリンクで見てもらいたい。もっと簡略化すれば、例えば大胸筋(胸だね)の筋肉に力を入れて30秒保持するだけでもいい。

欠点は人間の特性で、最大のパワーを掛けられない事です。ちょっと甘えがある訳です。微細な筋断裂なんて起きません。バーベルみたいな目標値がある物とは違います。なので見た目は効果が全くありません。
あとは、運動を伴わないので各筋肉と連動する筋力が作れません。効果がないと言う人もいますが、最近改めて実践してみたら、パワーのみを付けるのには悪くない方法です。むしろ暇な時にチョコチョコ出来るのが良い所です。


実はこれを逆に使うと効果的なストレッチになるのですが、詳細は知りません。


父は怒るともの凄く怖かった。どの程度怖いかと言えば、瞬間的に何が起きたか解らないほどの事があったりする。とにかく爆発する。原因を理解するのに未だかつて理解出来ない事がある。とは言っても一応は理由はあるのだが、とにかく凄かった。
全身震えるように怒る。とにかく全身に力が入っている。それが1分から2分は続き、一旦落ち着いてから、間欠的に怒り続ける。大体30分から1時間続く。これが父の怒り方だった。たまに手が出る。いやそこで逃げると追っかけて来る。結局手が出るのだが、大体一発で終わるのでDVではない。


父が怒りやすいのは、アドレナリンの放出が通常の人より多かったのか受容体が多かったのかは謎だが、確か左耳が子供の頃から悪くて、左側で子供なんかが騒いでいると何が起きているのかがよくわからないらしい。もの凄くイライラするようなのだ。実は難聴者で、これが原因で我がままに見える人は多い。家の中なので、躊躇なくイライラを爆発させていたようだ。それが子供の頃から許されて来た人でもあった。そこまで優秀な人でもあった。

どうも私は、父をしょっちゅう怒らせて、その度にアイソメトリックトレーニングを父に課していたようだ。

クレッチマーの体型分類は、今では否定されている。ただ瞬間湯沸かし器の人は、筋肉質だと言うのは当たっているかもしれない。怒っている状態は、かなり筋肉に負荷をかけるだろう。それがしょっちゅうだったら、トレーニングと同じになる。

そして実は私、父と同じ性格だ。本当は瞬間湯沸かし器だ。その上もの凄く粘着質で、一旦恨んだら二度と忘れないタイプだ。それがまあ父とは違って、飼いならす事に成功しただけなのだ。父のげんこつの意味とか考えさせられる事が多かったのも、理由の一つだ。父とそっくりだったら、それが一つ一つケーススタディになる訳です。
自分もこの性格で痛い目にあってきました。


太るよ。そりゃぁ。



劇団香港活劇姉妹「漂流教室」を見て来たよ

2013-10-30 02:37:48 | インポート
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公式カメラマンなのですが、まあそこはさておいて。

2013.10/26・27日と盛岡市風のスタジオで行われた本公演、「漂流教室」なのですが実は副題がついております。『漂流教室 drift classroom』が正式名称です。「drift classroom」が副題なのですが、ここでドリフ調であると明示されています。決して梅図かずおの「漂流教室」からインスパイヤされている訳ではありません。

さて脚本のワイヤーワークス瀬川と香港活劇姉妹(以降略して香活)の関係は、香活の代表佐々木がワイヤーの設立に協力した因縁があります。そこで今回の台本執筆依頼になったようです。


香港活劇姉妹の前作が2008年8月の「リンゴキッドは電気ブランの夢を見るのか」で、ずいぶん間が空いています。理由は簡単で、香港活劇姉妹の劇団員がそれなりのお年頃になってしまった、と言う事です。もう控え室は、保育室状態、公演を作るのがいかに難しいのか解って頂けるかと。

おまけに座付きの作家がいなくなって幾久しいです。ここも公演回数の少なくなる原因の一つです。


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さてゲネから見るのですが、台風一過の様子を。地道に降った雨は、かなりの増水を生みました。

香港活劇姉妹というのは、役者主体の劇団と言うコンセプトで立ち上がった劇団です。主に岩手大学の「劇団かっぱ」のメンバーで立ち上がりました。基本としてアングラ劇団です。

ここで簡単な解説をします。アングラ劇団と言うのは、新劇に対する言い方になります。新劇が戦前から60年代まで盛んだったのに対して、アンチテーゼとして起きたムーブメントです。ロシアやヨーロッパの脚本からの影響よりも、もう一度日本的な物を見いだそうと言うものだったと思います。

例えるなら、ロシアにおけるチャイコフスキーの音楽と、ムソルグスキーなどの6人組の関係でしょうか。

70年安保が非常に大きいですね。

画期的だったのは、役者のウエートが上がった事です。新劇だとどうしても演出の意向が大きくなります。というかそれが重要です。
なぜアングラだと、役者の自由度が上がるのか。それは日本人だったら解るだろうと言う、土着的なものがあります。

典型的なアングラ演劇は、「ことあげ」から始まる超長ゼリフがあります。そこで世界を反転させるのですが、劇中では更に反転させたり、反転した中で反転させたりします。もうトリップした状態になります。


実はこのあたり構造解析をした事があります。通常のドラマは二律で動きます。善悪とかです。悪の中に善をいれれば、橋田壽賀子の出来上がりです。好きだけど嫌いだとか、愛しているけど憎んでいるとか。登場人物には常に二面性があり、時間軸でそれが解消されたり更に対立したりします。

アングラの場合は役は二面性があっても、そこには更に裏と表があります。四重になります。そこの行き交いがドラマになるのですが、往々にして複雑奇怪になります。
入れ子構造になっている場合もあり、こうなると合理性のある解決がないと言う本も見てきました。

そこのカタルシスが、アングラの良さです。そして役者の力がなければ、出来ない問題です。


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このシーンはゲネの、ライオンキングのシーンです。香港活劇姉妹と言う劇団はめちゃくちゃ芸達者な劇団です。手作り感と体当たり感がとても気持ちのいい劇団でもあります。

アングラに対して、ワイヤーの瀬川は真逆な方法論を持っています。元々映像作家です。フレームイメージのある作家です。映像の積み重ねで出来る映画の世界では、立ち位置や演技の矛盾は許されません。前にとったカットがパァになるからです。一見自由に見えるワイヤーの世界ですが、ここは厳しいです。とはいっても遅筆で有名ですから、様々な妥協があると思うのですが、実は今回の公演でこれがはっきり解ります。

さてアングラはなぜ衰退したのでしょうか。実は基本的にアングラの影響のない芝居なんてありません。アングラの衰退は、その技法が一般化したという所にあると思います。外来VS日本という構造が崩れている中で多様化した結果だと思います。

ポストモダンの多様性です。

アングラのアンチと考えられた、「静か系」も多様性を想定した芝居の形式です。そのままを見せて感じて考えて、それぞれがそれぞれの感想を持つようになっています。そしてワイヤーワークスも、ネタを中心とした「解る多様性」で来ています。ただ、「静か系」もそうですが、あんまりにもポストモダンに徹底しすぎるとお客さんにモヤモヤした感情を残しがちです。そこで瀬川は「お土産をもたせる」という言い方をしますが、笑いを残すとか、そう言った作業が必要になります。そうなるとメッセージ性が強くなりすぎたり、コントロールが難しくなるのが難点です。

日本再帰であったアングラは、その日本の多様性の前に伝わりにくい表現法になっていったと思います。ただ技法としては大変影響があると思います。舞台から役者が飛び出すとか、実は客席に役者がいたとか、いろいろな演出方法を作り出してきました。この影響は残るものと思います。



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台風が通り過ぎであっさりした中央通りを、進みます。

香港活劇姉妹とワイヤーの瀬川の対決。このスリリングが今回の目玉です。

ゲネの時のちょっとをかかえつつ、2ステに向かいます。

そう2ステで終わりです。1時間10分の舞台で、2回しか公演出来ません。これもまた一つの現実です
名優を揃えていても、お年頃の市民演劇には限界があると言う事です。


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ある時から、劇評に構造解析をしなくなりました。逆説的に言えば、構造のない本が増えていると言う事です。

この本の構造と言うのは、なんと言えば良いのか、形式なのだが、感情表現ではない。

芝居としてはかなり古い形式、オペラブッファを使っている。劇があって歌があると言う形式になる。とはいえ凄いいい加減なんだが。


ところが演劇で言う所の序・急・破でもなく、起承転結でもない。「主題と変奏」になっている。

さてこの舞台を見た人は、いくつかの区切りを見たはずだ。トップに朝から放課後までと明示される。
そして主題の鏡像系の、鉄仮面が現れる。ネガティブな役割だ。だが彼女の顔を見たいと言う妄想で、演劇部員の女子が狂言回しをする。


そう。この本は音楽になっている。4つか8つの変奏が現れては消える。

同じ主題、オバカな高校生、それだけが主題だ。それがシーンごとで区切られ変奏として流れる。副旋律で転校生の顔を見たいと言う動機もあるが、この二つが交わってコーダへ突入するかと言えばそんな事はない。ラストは主題に戻って大げさに演奏される。そして副題が「私はみっちゃんだ~」といって終わる。解説としては、この一言で鉄仮面のみっちゃんはクラスメートとして容認されたと言う話しになっている。

ずらしてずらしてが続く芝居でもある。

ただしアングラにある、土着の通奏低音が見つけにくい。
ある事はある。実はこの舞台は、ラブコメのパロディなのだ。ひっくり返っているがそうだ。マンガで言うと東村アキコだろうか。ただこの辺りは、アングラ的解釈では解りにくかったかもしれない。


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ポストモダンにおいて、気づいてもらうのが大切になっている。客のし好と一致しているはずも無く、多様性の中で何を伝えるのかが難しくなっている。

実は静か系だろうが、アングラだろうが、野田系だろうが、四季系だろうが、演劇はそういった苦悩がある。

そして、消費される状況だ。ワイヤーは最ももがいている劇団だ。


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私が今一番危惧しているのは、香港活劇姉妹もそうなのだが、世代交替が出来ない状況にある。ワイヤーの瀬川にしても、復活した香活の佐々木も同じ事をいっている。二人ともこの名跡を継ぎたいと言う人が現れれば、いくらでも渡す。もしかすると別なものになるかもしれないが、それはそれで覚悟はしている。そう言っているのだが、なかなかうまく行かないようだ。
まだワイヤーは良いかもしれない。公演回数もこなして来て新規の団員もいる。だが香港活劇姉妹は公演回数が少なすぎる。伝説の劇団になっており、どんな芝居なのかも忘れられてしまう所がある。それでは新規の団員も入らないし、名跡を継ぐ人も現れないだろう。

盛岡演劇を支えてくれる、新参者が減っている。そこまで魅力のない状態になっている可能性もあります。

人生の選択肢に、演劇はない。

そうなっている。


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この舞台は、にがホロイ味がした。

弟は兄に挑戦状を突きつけた。ただし回りくどかった。兄はそれをマトモに受け取った。挑戦状だとは全く思わず、手紙だと思っていた。

そこあたりの味わいが、本舞台の蜜だろう。


10/29 追記とお詫び

10/27日にアップした記事なのですが、28日の朝に見直したらもう真っ青。補筆がかなり必要な文章で一旦閉鎖しました。かなり解りにくかったと思います。それは各劇団にとっても悪い事なので補筆して、改めて公開します。
関係各位からクレームはないのですし、暴言などは一切書いていないつもりなのですが、文責があります。直しました。


オマケ


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前説でのワイヤーの瀬川。ホントやってくれます。本舞台を食う気満々です。

とはいえ後ろの介錯のたすきの文字が。自虐ネタです。自分の劇団からは「一ヶ月前に本をあげたって!」と今までの恨みつらみを爆発され、香港活劇姉妹からは「いままでこんな事いっぱいあったからサァ~」と慰められつつ、本の期日を2ヶ月遅らせた責任を取ろうと言うものです。

とはいえ、このコントはよく出来ていました。


なおこの「漂流教室」なのですが、香港活劇姉妹への当て書きになっています。歌のシーンが少し難しいですが、多分やろうと思えば、出来る本と思います。


天気が悪い上に地震

2013-10-26 03:17:38 | お天気
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二つの台風が近くにあるせいで、天気が悪い。この6日間曇りばかりの天気だ。それだけではない。十月に入ってから日照時間が8時間以上の日は、6日しかない。もう少し甘く6時間以上の日にしても、6日しかない。もっと甘くして日照時間4時間以上にしても、12日しかない。
25日間で、さっぱりと晴れたと言いきれる日は4日あるかどうかだ。

特にこの4日間は、どんよりとした天気だった。


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そして25日は、一日中雨。降水量も一日で63ミリ。1時間では9.5ミリ。
16日に台風がかすめた時の53ミリより多くなっている。
一気に降る雨ではないが、ずっと降り続いている。大きくなる訳だ。


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今回の台風だが、天気図を見たらなにか生き物のようにも見える。目玉が二つと言うのは、やっぱりなにか感じてしまうようだ。
現時点では、台風27号はどんどん衰退している。28号に吹き飛ばされているように見える。


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と思っていたら地震が起きた。久しぶりに大きな地震だ。盛岡では横揺れを強く感じたが、ある意味フツーの地震だ。ただねじれるような震動は気分が悪い。そう思っていたら津波注意報が出た。高さ1メートルが予想されている。とりあえず現時点では、たいしたことが無いようだ。
ただこの震源が福島県沖合で、マグニチュードが6.8から7.1に修正された。これは後で問題になるかもしれない。
そのうえ揺れを観測した範囲が大きい。しかし震源深さは10キロなのでここまで広域になるのは考えにくい。例のアウターライズ地震なのだろうか。


そして大きな低気圧と地震の関係とか、満月と地震の関係とかあるのだろうか。相関関係はないとなっているのだが。どうなのだろうか。


ps

津波注意報は良いのだが、どうして台風の高潮もあわせて注意しないのだろうか。予測出来ない可能性があるのだが。干潮なのだろうか。確かに宮古港の潮位変化を見れば、高潮ではないようだ。
操業中の漁船に、沖に行くように指示したのは正しいと思う。

ありがたい事に、岩手県では津波は30センチだったようだ。

と思っていたら、女川港で50センチの津波が来ているようだ。


やたらと台風の多い年

2013-10-23 01:50:56 | お天気
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今年はやたらと台風が多い。しかもこの十月にやってくる。なんなのだろう。10/22日20時頃の、気象衛星ひまわりの映像だ。台風27号が見える。関東東方に見える雲は熱帯低気圧だ。右下にわずかに台風28号が見える。ベトナムの果物の名前で、レキマーと命名されている。どうもこんな果物らしい。


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10/22日20時頃に見た予想では、27号の進路はこうなっている。


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28号はこうなっている。日本近辺でかなり接近するようだ。


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ということで滅多に見られない「双子型台風」の出現になった。幸か不幸か27号はそんなに大きくない。23日0時予報では、25日21時には965hPaになると予想されている。問題は28号で930hPaになる。こうやって台風同士が重なりあうとどう動くか解らなくなる。

藤原の効果と呼ばれている物で、台風が1000キロ以内に近づくと互いに干渉しあって進路がズレると言うものだ。今回は1000キロどころではないので、どうなるのか解らない。フランシスコがレキマーに吸収されるのか、レキマーの周りをフランシスコが周りだすのか解らない。


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既に予想進路は、たった数時間でかなり変わって来ている。28号に吸い寄せられると予想しているのだろう。

しかしここまで台風が多いと言うのは、海水面温度が高いと言う事だ。その原因は地球温暖化で、二酸化炭素が原因と言われている。だがもう少し複雑なプロセスがあるようだ。一番身近なのは、温暖化で冬が寒くなると言う、ここ数年の現象だ。地球環境の熱収支が極端になりつつある。台風なんてまさに熱帯の熱を北に逃がす装置みたいな物で、極端になったから発生が多くなっているのかもしれない。

最近では、人為的な影響ではなく自然のなせる技だという意見が強くなっている。これらも納得出来る所がある。だがなぜ極端になるのかは説明出来ない。あまりにも複雑だからだ。

どちらにしても今現在の観測体制が出来たのはここ数十年の事だ。まだ解らないと言う姿勢も正しいのではないのだろうか。その前に、紀元前から人間は人間を観察して記録して来た。だが人間が作る社会に答えはない。答えを求めれば求めるほど、極端に走ってしまう。

朝には、きっとまた予報が変わっているのだろう。


盛岡私的観光案内・盛岡市余熱利用健康増進センターゆぴあす

2013-10-22 03:32:36 | まち歩き
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盛岡市総合プールが、水換えのために閉館中です。一週間にいっぺんは泳ぎに行く計画なので、ここは盛岡市余熱利用健康増進センター・ゆぴあすに行く事にします。

ゴミ焼却場、言い換えれば盛岡市クリーンセンターでは廃熱を利用した発電、そしてその熱湯を使って、プールと浴場を持っています。ゆぴあすはその施設です。

盛岡市クリーンセンターは1998年から稼働、ゆぴあすは2002年から利用開始になっています。


さて途中で高松の池に寄り道します。まださすがに白鳥は来ていませんが、夜中に鴨の渡りが聞こえてきます。もうそろそろかと思ったのですが、まだまだです。


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さてあっという間に岩脇団地近辺です。ハイ。はしょっています。自転車で上り坂なんで写真とるのもめんどくさいです。
さてこの辺りには、フウの木の並木が有ります。フウといっても解りにくいのですが、英名リキッド・アンバーで、中国原産です。なんと中国銘の「楓」はこの木の事です。葉っぱが5から7に深く裂けて紅葉がきれいな木と中国の文献にあったのでしょう。そうすると日本で各当するのは「かえで」になります。なので「楓」の漢字を日本語の「かえで」に当ててしまったからチト解りにくくなっています。

照り葉が紅葉する姿がきれいです。世界三大紅葉樹ともいわれています。ただこの三大にフウとカエデが入っているのがややこしいです。


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坂を上るのがめんどくさくなって来たので、松園バスターミナルで、ゆぴあす行きのバスに乗り換えようと思ったら、いってしまいました。

実はここから少し斜度が上がります。ほんの少しなのですが、結構しんどくなります。

帰りにしまむらに寄ろうと思う。


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松園交差点から右折して、西松園へ向かいます。この辺りは通い慣れた道です。一時期2週間ばかりでしたが、松園の学童保育でバイトした経験があります。結構通いました。あと国産カメラの指定修理業者がこのあたりにありました。不思議な言い方をしています。「国産カメラの指定修理業者」。つまり国内全社のカメラメーカーと契約している業者です。とはいってもたった一人のおじいさんが、自宅で修理しているだけなのですが、もの凄く腕が良かった。さすがに修理が殺到しているので、迅速対応は難しかったが確実だった。

更に今だからこそ言えるが、メーカー指定から外れた修理もやっていた。ジャンクカメラからの部品取りの修理だ。一番驚いたのは、確かキャノンのカメラだが、CPU交換をやってのけた。どうゆう事かと言えば、あの薄いフレキシブル基盤に付いている、足のピッチが0.5ミリ以下というCPUを交換した。ちょっと間違えればハンダの熱で基盤もCPUも壊れてしまうからだ。

かなりお世話になったが、無くなって久しい。

昔玄関先で、修理屋から見たカメラの取り扱い方なんかをかなり教わった。いろんなカメラにまつわる話しも聞いた。懐かしい思い出だ。


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県営住宅まで来た。

松園は当時の最先端のニュータウンだったと思う。丘のてっぺんに学校や公園、周囲に博物館があったりよく出来ている。そして幹線の作り方もよく出来ている。歩道の広さもかなり良い。歩行者優先になっている。だがちょっと道を間違えると、丘に出来たニュータウンなので、行き止まりになったりする。歩行者には階段があったりするのだが、自転車を押して歩くのはしんどい。

地図を頭に入れて走っているのだが、不安になる。


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そう、ゆぴあすへの看板がないのだ。

しかし、ここまで上ったのに下がるとは。


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北松園まで来ました。盛岡の旧市内と2度は気温が違うと言われています。もう紅葉がきれいに進んでいます。


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北松園は新しい街なので、かなりきれいです。ゆぴあすの取り付け道路もかなりきれいです。


さて盛岡市のゴミ焼却場の変遷ですが、この松園から少し下がった三ツ割地区にありました。実はこの施設を作る時に、廃熱利用の温水プールを作ると言うプランもあったようです。実は以外といいプランでした。下へ流すだけだったので、ポンプがいらないと言うものです。ただ盛岡市は、このプランに対して三ツ割地区は遠すぎて市民の利用が見込めないと判断され、三ツ割のクリーンセンターの廃熱利用とかはなく、プランにあった場所には県営野球場があります。


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さて現在のクリーンセンターです。ここに移転する際に揉めました。まず理由は市街地に近すぎる、と言う物です。これは納得です。ただ現在松園地区からの取り付け道路が出来ましたが、岩泉街道からでしか行けない時代があって、このあたりで、なんて言おうか行政的と言おうか、訳が分からないんですね。
道路的には遠いんですが、空間的には近いんです。

次がやっぱり土地収得問題です。行政はゴミ焼却場を作る際、次の候補地を選定して土地を購入したりします。ただ長期計画になるので、不明瞭になりやすい所があります。

で、やっぱりこれが問題になったのです。市民運動が起きたのです。

ただ住民説明会がムチャクチャ酷かった。薄ら笑いしながら対応する当時の市長や助役の対応は、余りと言えばあまりだった。サクラは入るし、運動派の発言は途中で切るし、かなり酷かった。
市民運動は最低限のダイオキシンを空中に出さないという約束で、松園町内にダイオキシン検出器と掲示板を設置させたのだが、案の定ダイオキシンは検出された。

もちろんプラントが安定運用されるまでの間にそう言った事故は起きるのだが、その後北松園ニュータウン計画を勧めるあたりに、やっぱり利権かな?と思わせる所はあります。

さてこの辺りの街灯は、太陽光と風力発電でまかなわれているようですが、風車の止まっているのが多すぎるのが気になります。



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ゆぴあすです。辿り着きました。

泳ぐのが好きなのに、なんで今までここに来なかったのか。
やっぱりクリーンセンター問題は大きかったです。ダイオキシンがどうのと言う事ではありません。やっぱりあの時のやり取りが許せなかったと言うのはあります。

あと私が使っていた肴町プールや高松勤労青少年プールの廃止と、ゆぴあす稼働が重なっているのもあります。総合プールもそうです。どうして市内から使いやすい施設を無くするのか理解が出来ません。
郊外型がトレンドだったのは確かです。でもそこから20年後で、コンパクトシティと言われる時代にはあわない所もあります。

ただこの施設、山にあると言う点を除けば実は利用しやすくなっています。松園地区へのアクセスなのですがバスがいっぱいあります。その上ゆぴあすへのアクセスも1時間に一本ですが、かなり良い方です。

松園地区が高齢化しているのが理由です。おまけによく出来たニュータウンなので循環バスからイロイロ交通網が作りやすい所があります。


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駐車場が混んでいたので、プールかと思いましたが入浴客の方が多いようです。
ウオータースライダーから流水路プール、25メータープルールまである施設なのですが、割と混んでいました。

実は25メータープールですが、当時6コースないと不味いと提案したと思ったのですが、やっぱり4コースです。どうなるのかと思っていましたが、やっぱり4コースは混んでいます。今日はスクールのない日で、4コース空いているはずなのですが、ウーンです。

ただやはり考えなければ行けないのは、ゆぴあすはスポーツ施設ではないと言う事です。どうもそのようです。コースもちょっとだけですが幅が狭いですし、プールが消波構造になっていないようです。

フリーダムな気分がいいかもしれません。総合プールの泳げ!みたいな空気はないです。遊びや抜きはいっぱいあります。


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思った以上に使いにくい施設でした。ただもう一回捉え直す必要はありそうです。ちょっと真面目に泳ぐプログラムで考えていたのが間違いだったとするべきでしょう。

あと施設の照明が暗いとか、更衣室のシステムが古いとかありますが、職員の対応がいいです。これは絶賛します。

ゆぴあすを味わい尽くしていない所はありますが、そんなに悪い訳ではないです。使い方だけでしょうか。