どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

春の嵐

2014-03-31 03:14:01 | インポート
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天気予報通りの天候になった。朝から断続的に雨が降り、昼からはずっと降っている。夕方からは風が更に強くなり、暴風雨の様相になって来た。



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最近NHKFMのクラシックの迷宮が面白い。時々録音して聞いているが、今日はまとめて聞いてみた。今週の土曜日のワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガー日本初演抜粋がもの凄く面白かった。日本語での歌と言うのは、劇が解りやすくていい。
そして日経ビジネスオンラインとか3週間も積ん読く状態の記事を読んだりしていた。


でも記事はまだ読み終わらない。他にも面白い記事が見つかったりするからだ。毎日新聞の「インド:「PM2.5で寿命3年短く」米大教授が発表」と言う記事があった。



インドのPM2.5の基準(1立方メートル当たり40マイクログラム)を超えた地域と下回った地域を比較した。基準を超えた地域の年間平均値は72.3マイクログラム(2010年)で、住民は国民の半数に当たる6億2000万人。こうした「汚染地域」に住む住民の平均寿命がそうでない地域より「3.3年短くなる」





さて深刻な事態だ。年間平均はこの値より圧倒的に低い盛岡だが、それでも今月は高めに推移している。やはり「ただちに健康被害はない」のも間違いなく、この程度だと東京都と、盛岡よりいっそう空気のいい北海道の道東地区都の比較で、呼吸器系の障害の差がはっきりと出ているはずだ。でも聞いた事が無い。
多分タバコの害の方が大きいだろう。タバコのみが言うんだから正しい。




これに対し、シンポに出席したインド10+件科学技術庁のラマサミ次官は、「PM2.5と健康被害の因果関係が立証されていない」と反論。「そもそも人間は輪廻(りんね)で生まれ変わるので、多少寿命が短くなっても問題ない」とも述べ、会場から苦笑をさそった。
 





この考えは有効だと思う。でも国内のイスラムやキリスト教徒、仏教徒を意識していない発言なのはいただけない。





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しかしPM2.5にはまだ謎が多い。そしてその前なのだが、二年前から話題になっている。ここが問題だ。


放射能を隠すためなんじゃないの?そうなる。多分そうなのだが、今まで確認されなかった数値が平気で出るようになっている、と言われている。丁度良かったのかもしれない。



そらまめ君の過去データー検索機能をまだ使っていないので解らないのだが、実のところ本当に中国由来かどうかが、よくわからない。例えば盛岡では上田と津志田に観察局がある。距離にして3キロも離れていない。そして地形が違う。津志田局は西に山があり、上田局は国道4号と46号の交差点にあり、西の風の通り道になっている。
津志田局に対して上田局が高い数字を出すのはこのためなのだが、そうすれば交通量のファクターの方が大きいとなる。



実際報道でも、「中国由来と思われる」と言う発言がよほどでない限りでなくなった。


不思議な事に、雨の日でもPM2.5が高い事はある。風があってもそうだ。単なる煤ではないわけで、なぜか大気中で化学物質が凝集する現象が主体だからだ。

このなかで、PM2.5の中に含まれる化学物質と黄砂が混じった場合では、発がん性物質が増えると言う研究が発表された。ただこの研究がただしいかどうかは解らない。もう少しPM2.5は複雑な話である。雨と風を考えても、イレギュラーが多すぎる。

黄砂とPM2.5も連動しているとは思えない所がある。かなり解らない事だと思う。いや解らない方がいい何かがありそうだ。





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夕方からの強風は、さすがのPM2.5を吹き飛ばした。そのかわりみぞれから雪へと変った。


そもそも人間は輪廻(りんね)で生まれ変わるので、多少寿命が短くなっても問題ない


奥が深い言葉です。人種差別からカースト制度を容認する方向に行けば最悪です。そう言った方向にインドが動きそうな状況での発言ですので、もう少し注目されるべきだと思います。




それでも人は生きようとするのです。



小保方論文を言い換えてみました。



消費税値上げ直前に買い物

2014-03-30 03:31:52 | インポート
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この盛岡でも3月に入ってから景気が盛り上がって来ています。特に中学校の卒業式以降でしょうか、はっきりしています。かなり物が動いているようです。
消費税が4月1日から3%値上げされ8%になります。まあこれが原因ですね。とはいえ年間240万の生活費の家で7万2千円円違うわけで、大きいと言えば大きいのですが月額6000円です。家とか車ならともかくとして、どんなに保存が利いたとしても食料品だと消費期限が、衣料品だと流行があります。食料品だと飽きが来ます。あとこうやって買ったものは、割と無駄使いしやすいのです。


それがわかっているのか、タバコのまとめ買いはあまり目立ちません。でもビールは目立ちますね。この辺りは誰が買うのかと言うのがよくわかる所です。タバコは男が買う。ビールは旦那のために女が買う、そう言った所でしょうか。タバコは消費税以外にタバコ税の値上げもあったので、この辺りは学習しているようです。


どちらにしても節税効果は二ヶ月分程度でしょうか。本来ならここでまとめ買いは全く意味がないのですが、何か熱気に浮かされたように人が動いていると思います。



とはいえ、私も服を買いに出かけます。途中で痛車を見つけました。愛に満ちています。





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そう言えば盛岡駅にSLが来ていたと思って操車場に行きますが、いません。逆に車止めギリギリに勢揃いした普通車両を見れました。これはこれで壮観。


さて私が捜す服は、ボーダーの長袖Tシャツです。この春は、定番が流行っているように思えます。ボーダー柄も定番中の定番で年がら年中あるのですが、ちょっと目立つのが気になります。こう行った年には、あり得ない色の組み合わせが出て来たりします。特に赤と白の組み合わせはメンズでは出てこないものです。


それでも5ミリ程度のボーダーは定番ですが、1センチを超えるボーダーとなれば滅多に無いもの。本当は3センチから4センチの幅が欲しいのですが、レディースでは出ているのでちょっと捜してみようと。
なお逆に6センチオーバーのボーダーは、割とあるのですがコットン生地のものが欲しいので



なんで赤白ボーダー?ネタです。





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取り合えず、前潟のイオンモールに行きます。すると満車。そしてもの凄い人ごみです。年末年始でもここまで来るかと言うほどです。消費税効果は、単純な熱狂になっている気がします。


そしてボーダーTシャツを捜しますが、ありました。でも少し違います。男はブルーボーダーと言うのが今年の定番なのかなと。いやブルーは定番ですね。赤ボーダーはある事はある。この違いは後で言いましょう。
女性のボーダー柄とあわせて着るボーダー柄と言う事でしょうか。パステルカラーの赤ボーダーなんてあったりするのですが。


ボーダーがありそうな店は全部見てきましたが、確実に違うものばかりです。




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さて悔しいので、南イオンに向かいます。盛岡南イオンはいつも通りに混雑していました。とはいえ少し前に見た前潟イオンとは明らかに客層が違います。前潟は一族郎党で来ると言うイメージです。3世代まとめてきます。それが南では、カップルや一人が多いと感じました。よく言われている話なのですが、はっきり出ていました。


とりあえず南イオンでも見つからず、シマムラでも見つからず、シマムラ・アベイルでも見つからず、ネット検索でも見つからず、結局ユニクロ通販かよ!と言った所に落ち着きました。



さてボーダー柄なのですが、定番中の定番です。なのでブランドごとにいじってくるのです。直球は絶対投げられないようです。特に赤やえんじはそう。ストレートはほとんどありません。グラデかけたり、色をずらしたり、二色ボーダーだったりします。
所が青白ボーダーは、定番がいっぱいあるのですよ。結局赤白ボーダーはちょっと難しいのでしょう。あの「歩く人」の絵本もありますし、ラグビー日本代表のユニフォームもありますし、紅白幕もありますし、なんかイメージから抜け出さないといけないと、デザイナーが考えてしまうのでしょう。


あと素材の問題があります。夏になると平織りTシャツとか出てくると思うのですが、そう言ったものはプリントでなんとかできますが、通常のTシャツ生地、古くはメリヤスと言った生地では、出来れば糸を変えて作りたいものです。その方がクッキリとボーダーを作れるのですが、そういったコスト面があるのかなと思います。




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後はプールで泳いで、今日の後の手順を考えます。とりあえず近所のスーパーはポイント5倍セールとか。







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チオノドクサの花です。高松に来ました。





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いつもの木にいつものようにカラスがいます。




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水鳥の渡りも、もうそろそろ終わりです。ピークは3月25日から26日かもしれません。ただ生き物なので、何がどうしてこうなるのかは解りませんが、ピークが分散する可能性もあります。終わりの始まりと思えばいいのでしょうか。





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今日は変な画が撮れました。パンに飛びつくカラスを襲う白鳥です。




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カラスはトンビの行動を観察して、そうしたのでしょう。でも明らかに水面にぶつかっています。カラスとしてはどうなのでしょうか。とりあえず来年度は、餌の取り合いが高度化するのは間違いがありません。








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最近この高松の池のコミュニティと仲がよくなったのですが、これも一端解散となります。少し寂しい。






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渡りはもうそろそろ終わりと言われていましたが、80羽は最低飛来したようです。









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人生そんなものよ。





今日はてんこもり

2014-03-27 04:09:32 | インポート
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今日も夕方高松の池に行ってきた。あのドンドコ飛んでくる様子を見たかったわけではない。カラスの集積地がこの辺りになったので、それを見に来たのだが、結果カラスはほとんどいなく、白鳥が飛んでくる様子ばかりを見る事になった。


しかし野生生物はよくわからない。



今日はCNNのニュースがてんこもりで、すごい事になっている。「南アの北極グマ、パートナーの死に悲嘆」



「あの日、ワンは普通ではなかった」と飼育係は話す。いつもなら飼育舎に入ってきて旺盛な食欲を見せるのに、この日は死んだジービーの周りを歩き回り、一晩中離れようとしなかった。仕方なくワンを動けないようにして、ジービーの死骸を回収したという。
それからのワンは食欲をなくし、泳ごうともしなくなった。ジービーが生きていた時は、一緒に水の中で過ごすのが大好きだった。「いつもとても悲しそうに見えた。暑い日は泳ぐのが大好きだったのに、それもしなくなった」





なおオスのワン君は、日本生まれ。30年も連れ添った相手の死だからとはいえ、ホッキョクグマでも死は受け入れがたいもののようだ。それ以上に、野生の状態では嘆く事すらかなわない。そうゆう事なのだろう。




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昨日は強風で飛来数が少なかったが、少なくとも200羽は飛来した。今日は500羽程度かと。カウントしていないのでよくわからない。


さてCNNは今日もてんこもり。「大気汚染の死者、世界で700万人に WHO」



世界保健機関(WHO)がまとめた統計によると、大気汚染を原因とする2012年の死者は世界で推定700万人に上り、その半数以上は調理器具などから発生する室内の煙に起因しているという。

(中略)


一方、屋外の大気汚染による死者は推定370万人で、低所得から中所得の国が80%強を占める。原因はディーゼルエンジンや工場の排気にあり、60%は脳卒中や心疾患などの心臓血管系疾患で死亡している。





いえ真面目にこの盛岡ですら最近ヤバイですね。例のPM2.5が今年に入ってからかなり高めです。一時は普通になったのですが24日当たりからかなり濃度が上がっています。問題は光化学オキシダントです。「光化学オキシダント濃度の1時間値が0.12ppm以上で、気象条件からみて、その状態が継続すると認められる場合に、大気汚染防止法第23条第1項の規定により都道府県知事等が注意報発令します。」ということで、今日は最大0.069ppmで「注意報を警戒する」数字でした。比較的風のある日だったので問題にはならなかったようです。


このところ明らかに中国から黄砂が来ています。まだ濃度は薄いのですが今週末にはかなり来ると思います。その時にこれらの数値がどうなるのか、気になる所です。





これも変な記事ですね。『道路に庭に、家の中にも――「回転草」大発生で住民困惑』これは映像で見た方がいい。もの凄い。確かに一番酷い所を切り取っただけかもしれないが、それにしても凄い。



西部劇でおなじみの、風で吹かれてコロコロ転がるまるっこい草ですね。 米コロラド州コロラドスプリングス南郊の住宅地に大量発生して、高さ1.8メートルのフェンスの高さまで積み重なっている場所もあるようだ。


何なんでしょうね。今年は降水量さえ多ければ更に発生するでしょう。




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アオサギが飛んでいます。ブレてしまいました。



さてCNNは続きます。「グーグルグラスが生まれ変わる? イタリアの眼鏡大手と提携」


海千山千のウエアラブルですが、結局ここに来たのかと言うのが感想です。やっぱりファッションだね!そう言った事でしょうか。
個人的に直感や違和感を大切にしているので、すべてが検索可能な世界や、選択肢がガンガン目の前にやってくる社会って、動物としての人間の何かをブチ壊しているように感じます。いや選択肢がある人はいいですよ。無い人にとって邪魔なものかもしれません。欲をかき立てられてそれでオシマイ、と言うのが目立つ世の中になっているように感じています。

でも、その社会にもファションは生き残るとグーグルは考えたと思います。ここはさすがグーグルです。自分たちには出来ない、そう考えたのでしょう。とりあえずアップルを超えるためには絶対必要な事ですし。



で、「建築のノーベル賞「プリツカー賞」に坂茂さん、被災地で紙の住宅」


「プリツカー賞」やるな!と思いました。真面目な所確かに奇抜で、それでいながら人に優しい建築物はいっぱいあります。そしてシンボリックで、都市に輝きを与える建築は重要です。でもなんと言うか、ザハのように建築と言うより、土木という領域まで拡大してしまったわけです。持続可能とは思えません。
そう言った流れから、人と自然を取り戻す流れにあると思うのですが、それをもっと踏み込んだ坂茂氏に賞を与えたのは、快挙だと思います。



現在東日本大震災で、被災者住宅と言うものがありますが、緊急避難だからプレハブでいいと言う発想が強くて、住民からかなり不満が出ていました。そこを岩手県の住田町の被災者住宅は、マジメに作って好評を得ました。


そう言った意味では、人を取り戻すための家とは何か、哲学が無いと建築は意味をなさないと言い切ったようなものです。賞を与えた、ハイアット財団は実際凄いと思います。



大体本人が、なんで僕に?ですから。






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大気汚染の話を先にしてしまったのですが、今日は午後から曇りなのですが、イロイロな濃度が上がっているようでどんよりした夕方です。




「米大統領警護隊員がオランダで泥酔、3人を帰国処分」




結構厄介な話です。



シークレットサービスでは約2年前、オバマ大統領の警備要員として南米コロンビア北部カルタヘナに滞在していたチームのメンバ―11人が、買春行為を含む職務規定違反の疑いで帰国処分となり、休職を命じられた。シークレットサービスは規定を強化するなどして再発防止に努めていた。





大統領のシークレットサービスとなればアメリカでもトップの人材なはずなのだが、このていたらく。なにが起きているのでしょうか。日本の沖縄問題と直結する話だと思います。



ニューズウイークに「弱腰オバマに人種差別攻撃が炸裂」と言う記事がありました。取り立てて言うほどではないのですが、差別とはそう言ったものだと言う事です。誰がどう見てももの凄い困難の時期の大統領なのは間違いが無いのですが。








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池の表面に浮かぶのは、白鳥の毛ですね。それだけの数の白鳥が現在出入りしているようです。




ちょっとオソロシイ記事がありました。「尖閣国有化は間違い=維新・石原氏」


都が買い上げるのがいい、と言う話なのですが、完全に違う。正確に言えば、そこまで考えていたのなら石原氏が買うべきだった。都で買うと言う政治性で国を動かしてしまったのであって、どの政権でも尖閣諸島は国有化されただろう。
元々東京都にとってあまりもの遠隔地であって、東京都の財政を毀損する可能性(購入費用は寄附だったとしても維持費用がかかる。人の住んでいない土地だとしてもある)、いや東京のイメージを毀損する可能性すらあった。



誰を向いてかれはこんな事を言うのだろうか。そして石原氏は「天皇嫌い」という右翼でもある。



どうも彼の日本のイメージが、アナーキストを超えてぶっ飛んでいる、そう考えた方がいい。


年が年でもある。でもここまで酷い発言を出来る政治家はそうざらにいない。民主党のせいにすれば何とかなると言う、その根拠が全くないからだ。





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そうそう、私にとって今日最大のニュースは、ニューズウイークのコリン・ジョイス氏のコラム「イギリス人なのに僕が犬を大嫌いな理由」




動物愛護で有名なイギリスなのだが、その飼い犬での事件が10年間で多発していると言う。




犬にかまれて病院に行く人は年間約6000人。しかも、この十年で急増中だ。犬が起こす事件は推定年間21万件で、痛ましいことに盲導犬が殺されることも多いと聞く

そしてついに、政治も動き出したようだ。人を襲って殺害した犬の飼い主に、終身刑を含む厳罰を科す新たな法案が提出されたのだ。危険運転で人の命を奪った者に、終身刑の判決が下されることがあるのと同じだ。現行法では、最高2年の禁錮刑でしかない。新法案では盲導犬(訓練に費用が掛かり飼い主の生活には欠かせない存在だ)を殺した犬の飼い主にも、厳しい罰則を求めている。





日本はヨーロッパやアメリカに習って動物愛護の精神を学んで来た。そしてペットを管理すると言う概念を取り入れつつある。その最先端であるイギリスで何が起きているのか!



動物愛護は、ほどほどでないといけない。そう言った事例だろう。







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YouTube: 20140326高松の池・白鳥混雑





とりあえず今日の混雑ぶりを、ムービーにしてみた。


今日も高松の池

2014-03-26 03:05:12 | インポート
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釣り堀の方にアオサギがいた。いつも思うのだが、昔はこんなにサギがいなかった。地球温暖化のせいとも思っていたが、最近ではただ単に個体数が増えてこんな北まで生息域を伸ばしていると言う事なのだろう、そう考えている。




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カラスの群れが飛んでいます。
さまよえるカラス達ですが、高松の池の氷も溶けて、集積地を変更したようです。近くの山なのですが、冬に観察した時点より数が多いように感じます。




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高松の池でも釣り堀の当たりでは、鳥もすこし警戒心が強くなるようです。




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アオサギもなかなか近寄らせてくれません。




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飛んでしまいました。





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ウクライナ情勢でフト思ったのですが、汚職の無い国を挙げろと言われたらどこの国でしょうか。私が思いつくのはキューバくらいでしょうか。もちろんキューバでも小役人の小銭稼ぎ程度はあるでしょうが、ウクライナの話とかを聞いていれば、その程度では済まない汚職です。

でも汚職と言う言い方は、実はどうなのでしょうか。汚職と言うのは権力者の普遍的行為と考えた方が早そうです。「汚」では無くて、「職」になりがちなのが権力者なのだ、そう考えるべきなのかもしれません。
もしかすると正統性のある汚職と言うのも存在するのかもしれません。例えば親族を優先するクローニーキャピタリズムはそうかもしれません。これは解っている人を信用する心理から生まれていると思います。また側近政治もそうです。


ロシアのように苛烈な場合もあります。オルガリヒといえば新興財閥と書かれますが、新興も減ってくれも無く、つい20年程度で出来た財閥です。それ以前には国営企業しか無かった国ですから「成り上がり」でしかありません。なので政治家から切られたりする運命があります。恐ろしい世界です。




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翻ってアメリカは洗練された体系をもっています。ロビー活動と寄附です。ある団体が自分の意図する政策に国を動かそうとする場合、表では議員に直接働きかけるロビー活動を行います。その際出来る限り議員を説得させる材料を出来るだけ一般に公開しなければいけません。なので財団のペーパーなんかあったりします。そしてその財団から寄附があると言う形です。一応の透明性を持っていますが、あんまり露骨だと裁判所に訴えられる可能性もあります。


その上何が利益誘導になったのかが明快でない場合が多くなっていると思います。





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リクルートコスモス事件のように、利益誘導が不明瞭で、多分おつきあいで出した未公開株が賄賂にあたると言われた件があります。
冤罪ではないのかとも言われていますが、新興企業が権力に近づこうとした時に通らなければいけなかった道なのかなと思います。菅原道真を思い出しました。品行方正だったとは、思いますが。







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さてカラスの写真が続いていますが、ここまで来るとかなり面白いです。カラスそのものが面白いです。今年ねぐらを奪われたカラス達ですが、その迷走も凄かったのですが、新たな集結点を手に入れたように感じます。
さてどうしようか。




追記

汚職もクローニキャピタルも、不安定な国家で起きやすいのも一般的だ。安定した国家でも、権力者の追放や死刑が頻発する国では起きやすいと言えるだろう。ようは荒稼ぎをして海外に逃げると言うことを、はじめっから考えているわけだ。それでもの凄く大規模な汚職になる。

中国だと汚職がバレると死刑だし、韓国でも大統領の汚職が見つかった場合、悲惨な事になる。だから彼らはクローニーに走って利益を分散するのだろう。


日本だと、相互監視が厳しくて汚職に限界があるのではないのだろうか。それと死刑になるわけではない。ロッキード事件ですら億一桁で済んでいる。


イタリアは?何しろムッソリーニを公開吊るし首にした国だからなぁ~。