どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

今年のニュースと

2014-12-31 01:34:42 | 日記

 

今年のニュースの中でひときわ目立ったのが、マレーシア航空だった。一機は謎の行方不明。そして一機はウクライナ紛争に巻き込まれてしまった。実は巻き込まれてしまった以前として、経営問題が浮上してしまった。

ただ今回のインドネシア発のエア・アジア社の行方不明になると話は変わってくる。エア・アジア本社がマレーシアにあるからだ。

 

 

雪面に落ちていたもの。どうも白樺の種のようだ。

 

 

今日は泳ぎ納めと言う事でゆぴあすに行く。

 

 

 今年も様々なニュースがあった。不安定化が進む世界であったような気がする。

 

 

来年にはなにがあるのだろうか


サルガド!サルガド!ジェネシス!

2014-12-30 03:50:02 | 日記

 

サルガドの創世記。ドイツ語版でたった7500円。売れ筋の英語版の方が1000円高いというのも面白い所です。そして円安でもこのオネダン。517ページです。お買い得です。

取引先の社長が、登山していて花の写真をもう少し勉強したいとか言い出しまして、一眼レフが欲しいとか言い出しまして、まあそれだったらマトモな写真集を見たら?と言っていたのです。そう言った意味では、花ではなくともファミリーオブマンとかなんですが、もう少しブっ飛んだものの方が分りやすいかと思って、あと私も欲しいしこれは教科書的にも素晴らしい。

なので貸し出し用に購入したのですが、あの、サルガドをなめていました。どの程度なめていたかと言えば、あの完璧な写真はそうざらにないだろうと言う事です。で、そうなんですが、本の厚さと重さがここまで物質的に来れば、あんまり貸し出さない方が良さそうです。製本も微妙です。

 

 

問題は中身です。あの何でも美しくしてしまうサルガドですが、更に美しく優しいのです。その美の中に迷い込むととんでもないカオスが待ち構えております。

アマゾンから引き取って二回は見たのですが実際良くわからないのです。ありとあらゆる知識を動員しても分りません。ここに提示された世界はサルガドの「創世記」なのは間違いがありません。

20−21P目の南極の写真が神話世界を彷彿とさせます。ワルハラですね。炎で消える運命にあります。クジラがその続きを語るのですが、ここから先に人がいっぱい出てきます。原始的な生活をしている、もしくは観光的にやっている人たちかもしれませんが、なぜか人がいっぱい出てきます。英語ですら無理なのにドイツ語版を買ってしまった報いが出てきました

 

50−51P目のアシカとペンギンなのですが、アシカのガン付きっぷりが凄いですね。で、導入部はまだまだなんですよ。この神話世界から翻訳不能なのですが、孤島での写真シリーズだと思います。マダカスカルとかガラパゴスとか。

実は158Pの写真が余りにも教科書なので、後世に語り継ぎたいと思います。これは凄い。

更に米山に行って二人で見ました。いや一人では見てはいけない本のような気がします。私はこの写真に写っている人の性別が分らなくなって来たからです。分りやすいのもあれば分りにくいのもあったりします。

二人で良くわからない議論をし続けました。で、それが正しいのかは分りませんが、サルガドの言いたい自由とは、と言うべきかもしれませんが、単純なようで単純で無さそうです。

確証はないのですが464Pと469Pの観音開きのページですが、もの凄く引っかかっています。トランスジェンダーの可能性があります。実は464を開いて465・466Pは男社会が展開して469を開くと女性しか出てきません。

そう言った仕掛けが最後に出てきます。

 

 

ということでこの「最後の巨匠」の最後かも知れない写真集ですが、多分恐ろしい事を言っているようです。

「違う創世記」それがサルガドの意図だと思う。この気の狂うほどの饒舌で単瞬な世界はオウムの叫び声とともに消え失せる。

そして当たり前の創世記に戻って行く。


今年のニュースを振り返る

2014-12-29 23:33:45 | 日記

 

今年は自分自身がヤバイ年だったのですが、まあそれでも何とかなりました。

自分が大変なのに人ごとを書き連ねてきましたが、その中で印象的だったものを書いて行こうかと思います。

あいもかわらず写真と文章は関係ありませんネ。

 

 

まずはアメリカのキューバ国交回復交渉でしょうか。多分今年の国際政治の中で一番明るい話題です。アメリカ国民の60%が支持している様です。とはいえ残りの中にいる過激な人たちがどう出るのか。

キューバと言うのは汚職の無い国です。そして医療が小国とは思えないほど充実しています。そのくせ一応言論統制と政治的弾圧がある訳ですが、北朝鮮と同一視してはいけない訳です。フィデルは宮殿を作らないし、国連スピーチでもあの服か?と言うのがあります。ラウルはまだこざっぱりしていますが、生地はいいものでは無さそうです。

このあたりが訳の分らない国家なのです。権力者は力と富を持つべきだ、という当たり前の概念がキューバでは弱いように感じています。アメリカへのアンチテーゼで出来た国家と言う側面もありますが、それでもこの20年間どう経済解放戦略を取るのか試行錯誤して来た実績があります。それがなかなかうまく行かなかったのは、やはり過去を痛いほど良くわかっていたと言う事でしょうか。

ハイチにはなりたくないですから。

 

 

ネット社会の問題も出てきました。スノーデン氏の大暴露からアメリカの情報収集の問題点が出てきました。世界各国まあ盗聴やらスパイがいっぱい活躍している訳ですが、規模が違いすぎる訳です。ここまでかよ、というレベルです。で、なんでこうなったのかと言えば、アメリカらしい合理主義概念です。人が集めるより、盗聴なりで大規模にデーターを集めた方が確実だと言う訳です。人の誤差は大きすぎる、そう判断した訳です。予算の問題もありますし。そう、不確実な人より設備の方が合理的な説明が出来ると言うものです。このスパコンを使えば盗聴記録を解析して、テロ予備軍を絞り込む事が出来る、と言うものです。予算的にはつけやすいですよね。まあそんな流れで、こんな事になったのかと思います。まあそしてスパコンのレベルが上がって「なんでも」解析出来るようになってしまったというのが一番大きいです。

ハッキング事件も多かったです。ベネッセの事件は規模が大きかったのもありますが、ベネッセがどう情報を集めていたのかと言うシステムが分った訳です。ええ、タダイベントには要注意ですよ。

そしてソニーへの執拗なハッカーの攻撃です。最近ソニー&マイクロソフトへの大規模な攻撃がありました。どちらもゲーム機のサーバーに対しての攻撃でした。ちなみに、彼らが攻撃する理由があると思うのです。今回は壮大なブーイングだと思っています。オマイラつまんネ~ゲーム作ってんじゃネ~、とかイロイロです。こんなゲームでもうけるのがおかしい、と言っていると思います。

ちなみにネット社会はある意味原始共産主義的だと思う所があります。自由な場を使って搾取しようとする企業が許せない訳です。そのため知力を振り絞って攻撃し、あわよくば利益にしようとしている。

ただネット初期と違って、インパクトがありすぎると言うのを彼らがどう考えるのか。

 

 

ビックデーターも話題になりました。IBMのディープブルーもそうですが、AIの発達が急に目立った年でした。機械学習型のAIと多階層処理で精度とニュアンスを作れるようになってきました。ニュアンスはともかく、そう言った方法での解析で、人がどう動くのかとか分りつつあります。JR東日本のスイカとあわせた自動販売機なんかその最先端かもしれません。年齢性別しか取り込んでいないと言いますが、どの駅で買ったのかと言うのが分る訳で、実際の所どの駅からどの駅までも分る訳です。その解析結果からPDCAサイクルを回して、自動販売機の売り上げを最適化しようと言う試みが起きています。まあ東京だけだったのですが、動向結果を計算したと思うのですが盛岡駅の自販機でも反映しているラインナップに変わっています。

身近な所の例ですが、今後この手法は更に加速すると思います。で、多分国税局が。2016年マイナンバー制からはじまるのでしょう。

 

 

アベノミクスですが、基本的にこれで日本の経済学者の質が分ったような気がする。そして評論家の質が悪いと言うのも良くわかった。

なぜ過去に禁手と言われた手法が必要なのか、そしてその禁じ手を打つための作法が分っていない。

実はこのアベノミクスに最も必要なのは、「信用」です。ここを云々している経済学者と評論家の多い事。だから訳の分らない議論になる訳です。安倍首相に信用が無いし日銀総裁も信用が無い、そう言った議論もあります。

この「信用」ですが、誰に対しての信用なのかと言うのが問題です。それは市場です。この市場に対してリップサービスをしたり、恫喝をしつつも有言実行を確実にする、これだけです。ただ市場規模が余りにも大きいです。なので口先介入は無理な話になっています。「信用」は実効が無いとだめです。その意味ではアメリカのQE3は見事なものですが、その悪影響が出始めていると言われています。そうなると日本の金融緩和策は逃げられなくなる可能性があります。アメリカも政策を徐々におさえて行くのみ苦労している様ですが、その金額のギャップを日本かEUが担保せざるを得なくなるのではないのかと考えています。

話がズレた。もう一つの「信用」がある。国内での信用だ。国際経済的には有効だったアベノミクスなのだが、国内への波及には最低1年、大体4年かかるものだ。トリクル効果・先富主義とも言うが時間がかかるために信用は失いやすい。そのために政策発表されたものを見ると、この前までバラマキだと言っていたものと対して変わらない訳だ。

かくして国内での信用は更にイマイチになるのだった。

 

 

私としては、まあこの時点で税制の本質的単純化を望みたい。いや構造改革と言うのは大体こうゆう事なんですよ。単純化です。分りやすくないと、困ったことが起きがちです。例えば今年の消費税値上げに伴う年金生活者や障害者への給付金、たった一万円で低所得年金生活者へは1万5千円なのですが、申請制です。情報格差もあると思いますが、それ以上にめんどくさいから申請しない人もいっぱいいるのではないのでしょうか。所得制限をかけているので申請制にしなければならなかったのですが、年金生活者だけだったら年金額だけで区分するべきだったのではないのでしょうか。

法人税減税でも特例処置や減税処置が見直されると思います。そうしてシンプルになるのかと言えば、実際は難しい。ガソリン税が道路特定財源から一般財源に移管されましたが、そうすると一部で問題になる訳です。警察・消防・自衛隊・農林水産業では軽油にかかる税金を軽減されていました。まあそれが少し前の原油高で大変だった農林水産業で残された訳です。で来年から3年間延長されます。この処置がいいかと言えば税制上よくありません。税は平等であるべきだからです。それではどうするべきかと言えば、利用実績からの還付制度にするのがいいはず。農林水産業に限定せずに範囲も広げる事が可能です。出なければもう補助金増額で対応するのがスジです。

起きがちな情報格差を無くするために積極的なPRをするにも、それで支出が増えては意味が無い訳です。

 

 

 

台湾と香港の学生運動が大きかったです。

さて自由の果実を手に入れたら、人は手放す事があるのか?為政者が分っていない例かもしれません。

結果は見ての通りでした。香港は長官の更迭を勝ち取りましたが、香港の中国共産党の統治を認めざるを得なかった。台湾は国民党の大敗と言う形になりました。

しかしこの中で、香港人と台湾人と言う新しい民族が誕生したのが驚きでした。

 

 

あとは思い出したら晦日までに書こうか。

 

 

表現の自由問題が起きた。その前からマンガやアニメの表現問題はあった。在特会のヘイトスピーチで、今後どうなるのか分らない。その前に表現の自由に制限が無かったのか?ポルノなんかは制限があります。最近でも自分の女性器を3Dデーター化して3Dプリンターで出力出来るようにしたものをネットで公開した人がいますが、わいせつ物陳列罪になりました。可視化しなければ良かったのにとも思っています。

後は示威を目的とした言動表現は禁止されていますね。正確に言えば公衆で、です。出版物になると出版社の自主規制もあるのでおさえられて行きます。どちらかと言えば名誉毀損で訴えられる事が多かったと思います。

こういった示威活動は旧来の右翼がやって来た事ではないのか、ということですが、今までは左派と言うぼんやりした存在や国家だったりしたものです。竹下登元首相がくらった「ほめごろし」という珍奇な手法までありました。

今回のヘイトスピーチの示威活動では朝鮮族のみに向けられていたこと、直接的な言動だったというのが大きいです。そして根拠が無かったというのが致命的です。


調子が悪い

2014-12-28 01:00:31 | 日記

 

今朝は−10度を切った。12月で−10度以下は記憶に無い。1993年からの記録を見たら2002年の大晦日だけだった。

とはいえ現在エルニーニョが発生していると気象庁はいっている。どうも説明を読むと6月から9月まで0.5度高かったが全体的に高かったのではっきり言えなかったと言う事のようだ。実は夏からエルニーニョだったのだが、それに伴う大気循環が不活性で特徴が出にくいらしい。

ただ長期予報を見ると、それでいて偏西風が北に蛇行している。この状態だとシベリア高気圧の影響が下がりそうなのだが、それが平年並み。そしてアリューシャン低気圧が例年より南になり強い。これで平年並みになると言うが、ちょっとバランスが崩れるともの凄く寒くなったりするのだろう。

暖冬にはならなさそうだ。

 

 

裏道はガチガチに凍っています。

 

 

実は泳ぎに行こうとしているのですが、既に挫折しそうです。

所が大きな道に出るとそれなりには行けそう。既に冒険の領域に入っています。

 

 

調子の悪さと言えば、FMのバイロイトの録音ですね。「神々の黄昏」ですが5分割されてしまいました。いえ実は記録されていない物を含めれば27個に分断化されていました。「ジークフリート」は第一幕第3場しか録音出来なかった状態です。なぜこうなるのかは不明です。バックグランド処理なはずなのですが。

ん!なぜか今突然スリープモードになったぞ。これか?とすればOSのバグになるのだが、それは考えにくいな。スノーレパードごときで今更バクがあるのか?

唯一残ったファイルは92Mだが、ラインへの旅立ち後半からが録音されているようだ。後残り全部残ってもらえれば嬉しい。

 

 

で、調子が悪いのは間違いが無いのです。まあ昨日ダイアン・アーバスの写真集を見てしまったからかもしれません。牛腸茂雄氏の「SELF AND OTHERS」を見たせいなのかもしれません。

この写真集の世界は「謎」とよく言われていますが、そこまでは無いと言うのが感想です。というのは実はこの本は幻の本だった訳です。ハッキリ言って初版本を見た人は少ないのではないのかと思います。私も見た事がありません。そして牛腸氏は1993年にこの本が再発行されてにブームになったと思うのですが、その時に回顧展が大規模に行われた訳でなくジワジワと広がったと思います。

「見慣れた街の中で」は本があるので、それ以外は断片的に見ていたのですが伝説となった「SELF AND OTHERS」をみたら、なんかうらやましくてうらやましくて、嫉妬を覚えました。いや以前から感じていたのが再燃したと言うべきでしょうか。

身体特性が真逆なのです。脊椎カリエスで病弱・身長も伸びなかった牛腸茂雄氏に対して、実は病弱だった?私が6尺の大男の分類に入り体力勝負でいるのと真逆なのです。で、牛腸氏の繊細さはあるのかと言えば、無いんだけど本当に無い物ねだりで、あの身長の世界がある訳です。で、私がしゃがめば楽勝で出来るだろう、そう思う人は分っていないと思う。私がしゃがんでご覧、多分みんな警戒する。

でも「SELF AND OTHERS」をまとめてみたら、もの凄く緻密に計算されています。そう言えば以前ベタを掲載しているのを見たとこがあったのですが、別々な写真が並んでみるとそのうまさと言うか凄さが良くわかる訳です。その計算をたどって行くと、実はこれはロードムービーだというのが分ると思います。ベタなんですけど僕の人生、というかたちがあると思います。それをラス3枚で破壊して行くというのがこの本の構成だと。「見慣れた街の中で」の超低アングルなどのスナップは、計算からの脱出というアプローチだったかもしれません。「SELF AND OTHERS」で予告されていた所はありますが、当時この計算は批判されたのではないのかと思います。しかも単純に批判されたと思います。腹が立つほどのものだったと思います。先生だった大辻氏は擁護しましたが、多勢に無勢だった可能性はあります。

まあ、私が脊椎カリエスなどの病気になったとしても、牛腸氏のような人との関係性を紡げるとは思えない。そしてこの緻密な計算は出来ない。

 

 

 

そういった調子の悪い時には身体を動かすべきなのですが、真面目に目的を設定しないとムリでした。そしてこの氷。雪ではないです、氷です。具合が悪くなったらひきかえしてイイヨと自分に言い聞かせます。

 
 
 
 
 
でも辿り着けました。途中で道路がかなり良くなったのです。
とはいえ1000メートル泳いで終わりました。まあ背中をどう使うのかだけ、出来たかもしれません。
 
 
 
 
 
ダイサギが飛んでいます。温暖化で生息地が広がっていると言われていますが、その前に稲作の低農薬によって個体数が増えすぎたのではないのかとも言われています。昔のような毒性の強い農薬もかなり減りました。
 
 
 
 
実はこの中に2羽ダイサギが飛んでいます。ちょっと見つけにくいです。
 
 
 
 
ウ~ンこの調子の悪さは、アレかな。
多分寝ても治らん。

年末です

2014-12-27 00:59:02 | 日記

 

クリスマスも過ぎ、いや正確には1月6日までがクリスマスなのだが、スーパーの飾り付けも一気にお正月に変わってしまいました。今日は真冬日、予想最低気温が−8度と寒くなりそうです。午後3時の高松の池ですが、この時点で−3度です。結氷も更に広がったように感じます。

 

 

コイのエサをめがけて殺到する群衆です。今年はやたらカルガモが目立ちます。

 

 

オオバンは昔一羽しかいなかったのですが、今では数も増え何か大きな顔をしています。

 

 

ミコアイサのオスなんですが、今年は一羽だけ巨大なのがいまして、ハジロ類くらいの大きさのある奴でして、どうもコイのエサでメタボらしいです。ずいぶんコイのエサを食べにくる様です。

そういえば水鳥のオスメスのサイズって、同じくらいかメスの方が小さいように感じます。一般に鳥類は飛ぶために特化しすぎて、卵を産むメスの方が重量超過になりやすく大型になると言われています。とはいえ陸生の鳥、ニワトリやキジではオスが大きくなったりしますが、水鳥もそうなのでしょうか。オナガガモとかミコアイサはオスの方が大きいですね。ハジロ類は大体同じです。水上と言う特性が何かそう言った大きさの差をなくさせるのでしょうか。

 

 

ユリカモメは可愛いですね。都鳥が田舎にいると言うのもおかしな物で、食パンを涙で濡らしましょうか。

 

 

水鳥の巡視船、カワアイサです。こうしてみれば突進力が凄いですね。細長い体型と高出力の水かきとあいまった豪快な加速です。

そうそう、今年のバイロイト音楽祭なのですが、後で聞こうと思ってラジ録でハードディスクに録音しているのですが、何か断片化が凄くてマトモに録音出来ていません。途中で切れて別なファイルになってしまうので、前後10秒ほど欠落が生じるだけでなく、そのファイルそのものも録音出来ていなかったりするので編集すら出来ません。オランダ人は第三幕大三場だけが録音出来、ローエングリンは奇跡的に全部、タンホイザーとライン黄金は冒頭の欠損、ワルキューレは3つに断片化したけどなんとかまとまった部分が二つのこった。そしてジークフリートは14カ所に切れてしまった。現在検査中なのだが、第三幕が二つに分かれていそうで怖い。

なんでこうなるのか分らないのが歯がゆい。

 

 

なんで高松の池の真ん中に、木の枝がささっているんだろう。

 

 

今日もオシドリは人気者です。「なにあれ~」「ウワッ、ナニコレ!」と声が出ています。いや日本画で描かれていた物はいかに理想的だったのかと言う事です。個人的にエジプトのトト神を思い出します。

縁起物で画によく書かれていたのですが、まあ中国趣味的なそんな物があったのかもしれませんし、画料を高くせしめるためにわざと書かれたかも知れないと思うほどのカラフルさです。何しろこいつを日本画で書こうものなら、ラピラズリと孔雀石が必須ですから。

 

 

私でもスズメをこんな具合に撮影出来るスポットは世の中そんなにありません。

実はウチの近所にはスズメスポットが3カ所あります。小鳥を集めるために時間になればクズ米をまく家が3件もあるのです。それでもスズメには10メーターも近づけません。昔食用にされて来た歴史がまだ残っている訳です。

 

 

で、スズメに混じって良くわからない小鳥がいました。なんでしょうか。アオジでしょうか。あの2メーターも離れていないんですけど。10メーター以上でも逃げる連中が。

 

 

おお、ユリカモメとオオバンとミコアイサのオス・メスも入っていた。

 

 

もうそろそろ今年の決算をしなければいけない。とはいえ今年ほど乱高下した年も無い。このまま死んだ方がマシだと真面目に思っていた。それでもお前は泳いだり楽しそうだと言われるかもしれない。ただマトモな生活は出来ていないと思う。行き当たりばったりになってしまっていたのは間違いが無い。水泳に関して言えば、その時にはすべてを忘れる事が出来るから、いやだからオーバーワークをやらかすほど、酷かったのだと思っている。

ただまあ何とかなった訳だ。それでもこの後何とかなると言う保証は無い。

だからといってはなんだが、優しくなったと思う。でも自分自身はかなり剥き出しになっている。この感覚は何とも言えないものだが、自分の半生に対する嫌悪感から来ているような気がする。

 

 

とても過去を振り返りたくなって、ダイアン・アーバスの写真集を買った。アッジェもそうだが、自分に一番影響を与えた作家と言うのを見直したくなっている。とはいえ東松照明の「日本」と「太陽の鉛筆」は諦めている。

ダイアン・アーバスの狂気なのだが、初めて見た時にはそう思った。だが今見るとこれは当たり前になっている事に愕然とする。社交ダンスの子供部門のウイナーとか完璧なものが不完全に混じりながら、パトリオットの顔のゆがみが混じる。ヌーディストキャンプの不完全さもすべてが、当時は異形だったかも知れない。

アーバスはマトモな人だったと思う。でもリアルにつられて行くにつれ、最後に精神病院の患者に辿り着いたが、そこの自由を見いだして自殺した。

しかし今はここに写された異形はすべて日本にあるのだ。

ただそれでもここまで堂々と写真に写る、しかもだアーバスが撮ったらある意味最悪だろう?それでも写る被写体の力がある。そこが一番違う。そして、アメリカ人が笑顔でなく写っていると言うのが実は意味がありそうだ。

ただ今では絶対あり得ない写真がある。手榴弾のおもちゃを持つ男の子・セントラルパークにてだ。今ではこの子は射殺される可能性がある。黒人だからとか白人だからとかではない。

 

 

真冬が到来した。