急に寒くなってきました。風邪を引く人もいます。身近な人たちが相次いで風邪を引いているのですが、最初は藤村さん、次が藤沢さん、そして伊藤さんときました。次は藤原さんなのではないのかと予想しております。ここまで藤つながりできたら、のろいですね。
写真は稲の倒伏です。ハイこれで等級が下がりました。しかしここの農家さんは昨年もやらかしています。自家消費用なのでしょうか。明らかに施肥計画が間違っています。肥料の撒きむらも目立ちます。
さて話題と言えば御岳山の噴火でしょうか。長野と岐阜の県境にある山です。予兆が無かったようで登山禁止とかは出ていなかった様です。次は富士山か、それとも東海トラフ沖地震か今後30年間のリスクは高まっている様です。
なお30年間です。あるわな、長過ぎるスパンです。原発の活断層もそうですが、まあ盛岡だって活断層の真上にいるような物です。北上川があるので判然としないだけで、これが動いたらまあどうなるのか想像もできません。正直な所原発より怖いですね。
今年は豊作かどうか、まだ私は疑っていますが、これで米価が下がるんだから痛し痒しです。新潟当たりは大豊作の様ですし。
さてお継ぎの話題は、CNNです。
「UAE初の女性戦闘機乗り、ISIS空爆を指揮」。この政治的、かつ宗教的な強烈なメッセージ。これが解らない人はイスラムを語ってはいけません。
この女性パイロットはマリアム・マンスーリ少佐。CNNは今年、同少佐にインタビューし、パイロットになった動機などを尋ねたことがある。高校卒業以来、戦闘機パイロットを目指してきたが、女性にその機会が与えられなかったため約10年待たなければならなかったと述べていた。
国防の責務に当たっては男性と女性の間に区別はないとも強調していた。
オタイバ大使はUAEが空爆に加わった理由について「どのような社会を望むかの一点に尽きる」と主張。「穏健派のアラブ人、穏健派のイスラム教徒である我々にとって(ISISは)脅威であることを強調するのが重要」とし、「脅威は我々の国にだけでなく、生き方にも向けられている」と語った。
アラブ首長国連邦はサウジアラビアよりも穏健なイスラムです。それでも女性パイロット、しかも戦闘機になるためには10年間待たなければいけなかった。彼女がどんなに優秀でも、男は戦って女を守るもの、といった所のあるイスラムではなかなか受け入れられなかったのだと思います。
それをISISに向けて使ったというのはメッセージに他なりません。欧米諸国に対しては「我々は開かれたイスラムを目指している」そういった主張です。少佐ですから先頭に立っていたはずです。女性のみの編成があるとは思えないので、回りは男ばかりです。それが可能だと言う事は、彼女は本当に優秀で、更に軍隊がかなり開かれた状態なので小。とはいえ複座の戦闘機でしょうから、後ろのパイロットも女性か彼女の旦那か兄弟と言う事になると思いますが。
そして、ISISに対しては女にやられたと言う屈辱を味あわせたと言う事。原理主義者にはキツイでしょう。ましてや戦闘で陶酔している男どもにとっては。現地の女性がこの後どんな目に遭うのか、不安です。
そして占領地域にイスラムでも、こうして女性解放が進んでいると言うのを知らしめたいわけです。ポゴ・ハラムもそうですがISISも女性に対してはなにやってんだと言う所があるわけで、イスラムだって許せないレベルになっている様です。その占領地域の女性に勇気を与える事が出来ます。世の中の半分は女です。その半分が、コレってダメ!と言い始めるようにしている作戦だと思います。
とはいっても、この爆撃の指揮官に女性を起用する、アラブ首長国連邦のしたたかさを感じます。ただこうして顔を出してしまった彼女は、将来暗殺される可能性も出て来ているわけです。そこをどうするのかが、アラブ首長国連邦の今後だと思います。
「イスラム国」、女性弁護士を処刑=批判が「背教罪」に-イラク
声明などによると、ヌアイミさんはイスラム国がイラク北部のモスルにあるモスク(イスラム教礼拝所)や廟(びょう)を破壊したとしてフェイスブックで批判した。イスラム国のグループは17日、ヌアイミさんをモスルの自宅から拉致。宗教法廷で「背教罪」による有罪判決を下した後、拷問を加えた末に、今週、銃殺刑にしたという。
本質的に、ムハンマドがなぜ妥協していたのかが良くわかっていない行為です。これと女性戦闘機乗りと比べればどういった効果があるのか。
なおイスラムと言ってもイロイロある。イランでは男は戦うためにあるという考えがあって、結果全部雑務を女性に押し付ける。だから男は働かない。なにをしているのか?詩を歌ったりしている。その文化的活動も男の物だと言う考えもある。そういった考え方もあって、逆に女性が働き者で優秀だとも言われている。
「金第1書記、3週間姿見せず 健康状態巡り臆測」。この記事はペラ記事に見えます。しかし二つの事を考えれば別な陰影が見えてきます。
日本人拉致被害者の解放交渉です。これが9月と言われていたのが全然進捗していないのではないのかと言われています。安倍総理としてはこの案件はもの凄く大きな政治ファクターだはずです。だから日本が進捗状況を探っていないわけは無いのですが、政府は沈黙して来たわけです。しかし9月になってやっぱりマスコミなどが言いはじめました。その中で第2次・安倍改造内閣で国家公安委員長・拉致問題担当大臣などに任命された山谷えり子参議院議員が、ヘイトスピーチを繰り返す、「在日特権を許さない市民の会(通称・在特会)」の幹部との付き合いが指摘されました。ただこの件が余りにもグダグダ過ぎるのですね。荻上チキさんのサイトが最も重要です。
「山谷えり子議員、在特会元幹部との写真問題・質問と回答」全文掲載
質問2
週刊文春の記事によりますと、「ザイトクカイって何ですか?」とお答えになったと報じられていますが、「在日特権を許さない市民の会(通称・在特会)」についてどのような認識をお持ちでしょうか?また、在特会の主張について、どのようにお考えでしょうか?
◆同団体については、在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼等に付与されている「特別永住資格」の廃止を主張するなど、「在日特権」をなくすことを目的として活動している組織と承知しています。
ということでここまではいい。この後にあった記者会見がとても不味かった。
「山谷えり子大臣 外国特派員協会 会見」質疑応答の全文掲載
TBSラジオ・長谷川裕:先日、番組(※「荻上チキ・Session-22」)の方から書面で山谷議員にいくつか質問をさせていただいて、書面でお答えいただいたものがあるのですが、その中で、在特会につきましてどのような団体という認識をお持ちですかという質問をさせていただいたのですが、『同団体については、在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼等に付与されている「特別永住資格」の廃止を主張するなど、「在日特権」をなくすことを目的として活動している組織と承知しています。』こうお答えいただきましたが、この場合の「在日韓国人、朝鮮人問題」並びに、「在日特権」というのは何を指してらっしゃるのかお答えいただきたいと思います。
山谷大臣:本当にこのところ、たくさんの取材を受けてたくさん回答をしております。今、お読みになられた部分は恐らく、全体をお示しくださっていないのでちょっと確かでないのですが、今、お読みになっている部分は恐らく、在特会のHPから引用したものをそのまま記しているんだろうという風に思います。ということであります。
TBSラジオ・長谷川裕:そういった問題や特権があると、大臣自身もお考えでしょうか?
フリージャーナリスト・田中龍作:これ一番大事なこと。What is 在日特権?
女性ジャーナリスト:なぜ引用したんですか?
山谷大臣:あの在特会が言っている、「在日特権」というのが、詳しくは何を示すのか。在日特権という定義というものはそれは、いろいろなグループがいろいろなことをカギカッコで言っているんだと思いますが、法律やいろいろなルールに基づいて特別な権利があるというのは、それはそれで、私が答えるべきことではないと思います。
フリージャーナリスト・田中:大臣が在日特権があると認めた回答ですよ!?
ということで、山谷大臣はヘイトスピーチを繰り返す在特会と実は仲がいいと思われる結果になってしまいました。揚げ足取りのグダグダと言えばその通りです。なので在特会も右翼も気にしなくていい問題です。しかし根本的な問題があります。
再特会問題では、この特別永住権資格をどうすればいいのかは歴代の政府の中でも話し合われて来たはずです。そして日本帝国の朝鮮半島政策とも結びつく話なのですが、そう言った歴史認識無しに国家公安委員長・拉致問題担当大臣になっていると言うのが本質的な問題です。
朝鮮半島を日本に併合しました。だから彼らに日本国籍を与えたのですが、事実上2等国籍だった言う事。そして敗戦後その処理が全く出来なかった。朝鮮戦争が起きたからだった。このため「特別永住資格」がある。そう言った認識が無い人が、担当大臣でいいのかと言う問題になっています。
北朝鮮では、確実にトップダウンで推進しないと拉致被害者問題は解決しません。その金総書記が病気らしい。そして在特会のヘイトスピーチ問題、これは国連でも問題になっている。そして担当大臣が、明らかに無知だと言う事。右翼思想だからとかではありません。別に右翼でもいいんです。無知すぎるのが良くないのです。
北朝鮮問題もそうですが、それ以上に朝鮮人差別問題を軽視しているとしか言えないのです。
とはいえ拉致被害者問題は進展するでしょう。
よ市に行きます。葉ダイコンを買います。ダイコンの葉っぱだけを作る品種があるのですが、今年はなぜかこれが生産者が作りたがるようで、葉ダイコンはもともと安値なのですが更に安値になっています。まとめて買ってゆでて冷蔵保存です。冷凍保存でもいいのですが、そこまでの量は買わなくていいと思えるほど、流行っています。
ただ残念ながら葉ダイコンは、日持ちがしないのです。真空予冷をかけても流通ではかなり厳しいかもしれません。オカノリという野菜があるのですが、パリっと出来るのはほぼ一日という野菜もあったりするのですが、葉ダイコンも収穫して洗浄して販売だと、2日持つかどうか怪しい所があります。冷蔵保存するかどうかの問題もありますが、真面目にしなびるのが速い野菜です。
おいしい野菜なのですが、これが残念な所です。とはいえ季節により味が違うのかもしれません。ルッコラの風味もある野菜なのですが、このところで回っている葉ダイコンにはその匂いがありません。作りでしょうか季節でしょうか。品種の可能性もあります。
ハットリ君と言うタキイの品種がありますが、これはおいしいです。
古いポリアンサ系のバラです。この花が好きなのですが、なかなか生きのいい株に出あえないのが残念です。
古い物が好きなわけではありません。ただここで根付いて生きているこの古い花は、盛岡にあった花だと思います。だから新しい物に対して、生活に合うかどうかをいつも考えています。そして自分にとって拡張的に有効な物は取り入れて行きたいと思うのですが、あんまりないと言うのが実感です。
その意味で発展性の無い右翼は嫌いですし、実感を伴えない左翼も嫌いです。どちらも社会の進歩と言っているのが嫌いです。
人はポストモダンですが、季節だけはやってきます。人の受け取り方が代わったとしてそれが多様化したとしても。お天道様は上がって沈んで行きます。
ポストモダンにおける意義と言うのはなんなのか、分割され分析され透明化される意義とは何かと言う、インセンティブとも言ってもいいかもしれませんが、もしかすると社会貢献活動かもしれませんし、自己実現かもしれませんが、そういった曖昧さに大きな物語がどう作用するのかを考えないといけないのかもしれません。
行動科学的なビックデーターが最先端なのですが、それではない何かがあるような無いような、そんな気がしますのですが、言葉に何かならない何かがあります。もっと透明な社会がある可能性が全くないと認識する事から始まらないと言えないかもしれません。
訳の分からない結論ですが、それは仏教徒的なのかもしれません。