どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

一時間だけ晴れた

2014-08-31 02:58:03 | インポート
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天気予報は当たらないと言うのは昔の話で、今は結構当たる。それでもなぜか外れたと言うのは、最新情報を見ていないからだ。朝7時のニュースで見た天気予報は、2時間前の午前5時発表のデーターだ。もうこの時点で外れつつある。そして次の発表が午前11時だから、お昼のニュースで見たデーターと1時間はズレる。


今ではスマホなりの端末が普及しているので、レーダーナウキャストや短期降水予報なんかも無料で見れるのだが、以外と知られていない。ウエザーニュース社も優れた予報とユーザーインターフェースを持っているが、使いこなしている人は滅多に見ない。


結局朝のニュースのデーターしか見ないわけだ。それでは、外れるわけだ。



とは言っても私も読みに読んで、今日は外した。まさか1時間も晴れているとは。秋田県ではかなり晴れたようだ。





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上空には寒気があり、南風が吹き込んでいるのだが盛岡は雨も降らずに、今日は終わった。


予想が外れると言えば、パンダの出産シーンを生中継予定していた中国・四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地だが、当のパンダの妊娠が想像妊娠だったと言うオチになった。どうもパンダはとても頭がいいらしい。



専門家によれば、パンダは待遇が良くなることを認識すると、妊娠初期のような行動をして見せることがある。「妊娠の兆候が表れたパンダはエアコンの効いた部屋に移し、24時間態勢で世話をする。餌のパンや果物やササの量も増やすので、頭のいいパンダは生活の質を改善しようとこれを利用してきた」と同研究基地の専門家はコメントしている。





頭がいいのも絶滅危惧種の理由なのかも知れない。




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早咲きの菊がさいていた。菊も歴史があるので8月上旬から11月まで作品種がイロイロある。矮化処理でも花のさく時期が変わる。今年は草丈が伸びすぎるのを嫌って矮化処理したら開花期が早くなりそうだ。



最近は、自分でバリカンを使って坊主にしているのですが、そのバリカンと言うのはヘッドが変えられて、隙間を変えるユニットがついて、体毛だったら何でも処理出来ると言うスグレものなのですが、イマイチ頭用のセットがうまく行かなかった。それでは対毛処理用でもうまくいかない。そこで髭用にしたらシックリ来るんですね。それではスネ毛などの体毛ではとなりますが、これもしっくり来ます。


ということで、私の体毛はすべて髭のようです。オランダのフィリプスがそう言っています。





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明日はもう少し晴れるような気がする。そうだったらいいな。



キティ・ヘイトスピーチ

2014-08-30 03:48:27 | インポート
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ようやく川が落ち着いてきました。ずっと濁流でした。このまま天気が良くなればいいのですが、全くその兆候はありません。


さてサンリオのハローキティですが、CNNがいいかな?「ハローキティは猫じゃない」に騒然



「ハローキティは猫ではない。漫画のキャラクターで、小さな女の子で、友達だけれど、猫ではない。4本足で歩く姿が描かれたことはない。2本足で歩いたり座ったりする。ペットの猫を飼っているけれど、名前は『チャーミーキティ』という」



1974年生まれのキティですが、当時はミッフィーとどこがどう違うの?とも言われていました。物語があるキャラクターと、物語がないキャラクターの違いと言いますか、そう言った悲哀があるものです。そこで物語が設定された時に、童話世界から引用したと思われます。まあ曖昧な世界ですよね。クマのプーさんも熊のぬいぐるみだけど男の子ですよね。それ以外にも動物が言葉をしゃべるやら、木がしゃべるやら超自然世界です。


その割にはキティはリアルな設定になっているのも、実は以前からオタの間では有名。ロンドン在住ですし家族構成も明らかになっています。あんまりにもあんまりの設定なので、これは触れない方がいい、となっています。なおこのCNNの記事の中で、キキとララはどうなるんだ!と言うのがありましたが、是非リンクを参照してください。身長1737kmです。その生まれたばかりの連星から、妖精さんがやって来たと解釈してください。間違ってもキキとララ本体に近づいてはいけません。1万度を超える超高熱です。



さてキティはとても古いキャラクターです。なので設定にはその時代背景があります。


簡単に言ってしまえば、人間がお友達になれるのは人間のみだ、と言う事です。今だと猫でも犬でもカブトムシでもお友達と言う時代ですが、70年代はその辺厳密だったと思います。その上でのキャラ設定です。更にダメ押しでロンドン在住の外国人(何でロンドンかと言えばビートルズか?となる)にしてしまうとかで、なにか良くわからないようにしてしまっていたわけです。
そして一回作ったら変えられないのがキャラ設定です。まあこれが残っていまして、実は日本人だと、「キティは女の子」というお題目を何度も聞かされて来たわけです。猫ではないが女の子。なのでまたかと思うのですが、日本人以外にはかなり新鮮な驚きだったでしょう。


何しろ猫の形して、名前が「キティ」ならネコでしょ!というのがフツーで、日本人だってほとんどがそう思っていますが、むしろ最近のキャラクター露出度において変幻自在、ありとあらゆる業界に進出する姿を見るに付け、これって猫でも人でもないでしょ?というのが今の状況でしょう。



サンリオのキャラクターはこんな感じが多いと思います。設定は後付けです。なのでイロイロ不具合があります。特にキティは明らかにドメスティックなキャラクターでした。日本人以外には解りにくいと思いますが、あなたが猫と思うなら猫で言い訳ですし、女の子だと思うならそれでいいでし、妖怪だと思うならそれも全く大丈夫です。そういったキャラクターです。人がなにを投影するのかが大切で、実は設定は全く意味がありません。






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ヘイトスピーチについて、国連からクレームが来ています。<ヘイトスピーチ>起訴含め刑事捜査を日本に勧告 国連委



ジュネーブにある国連の人種差別撤廃委員会は29日、異なる人種や少数民族に対する差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を行った個人や団体に対して「捜査を行い、必要な場合には起訴すべきだ」と日本政府に勧告した。インターネットを含むメディアでのヘイトスピーチについても適切な措置をとることを要請。人種差別の禁止に向けて、「特定もしくは包括的な法整備」の実現を求めた。




日本はこのヘイトスピーチを、「表現の自由」と言う憲法の保証と考えています。ただあまりにもあまりにもと言うのが現実だと思います。対抗処置としては名誉毀損などの訴えを起こす事なのですが経済的にかなり困難ですし、インターネットとかでは相当にぎわっていたのですが、なぜかこのところ少なくなりました。


ヘイトピーチをする団体とかの言動をまねして、サイトを荒らす人たちがいたのです。と言う事で、今あるのは本気の人たちばかりだと思います。



それでは誰がヘイトスピーチをするのかと言えば、「在日特権を許さない市民の会」が源流と言われています。


個人的に2世や3世、そして日本国籍を持っている人たちに出自だけで、出て行けと言うのはどうかと思います。


問題なのは、彼らの言うような在日特権はあるのか?と言う事です。実際の所、日本人が日本のシステムを知らないだけではないのかと考えています。


次ぎに大きいのですが、隣のインド人を見ていても移民はかなり働きます。こちらが圧倒的に強いのではないのでしょうか。この点は肝に銘じましょう。日本人の大半は労働法も知らないし、社会保障申請のやり方も解りませんし、人より会社が偉いと言う構図があります。こちらが問題かもしれません。


さて更に問題なのは、安倍内閣発足以降この活動が顕著になった事です。なぜそうなったのかと言えば、日本人でも右翼から見たら安倍政権は極右に近い、そう考えたからこその動きでしょう。


しかしヘイトスピーチを繰り返せばなにが起きるかと言うのは、今回の国連での話だろう。おめでとう。国家の判断を引き出したわけだ。



だが先は暗い。


蓑田胸喜を見ろ!



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しかし日本原理主義が存在しないのは、逆に不思議だ。天皇制に寄りかかるか日本情緒に寄りかかるかしかない。


ヘイトスピーチも、朝鮮人を糾弾する事でしか自己の存在を認められないからこそ、過激化するのだろう。





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さてキティを、欧米人向けにどう擁護しようか。


ディズニーランドのミッキーマウスは、あれはネズミか?人か?ここはは考えて欲しい。それがキャラクターなんだと言う事だ。


そしてだが。是非モンスターハンターと妖怪ウオッチを見て欲しい。日本人は猫に超越的な何かを見ているのが解ると思う。個人的にキティは猫又だと思っている。可愛いけどね。



そう言えば犬をひき逃げした事件が、刑事事件になった。理由は人が散歩に連れていた時に起きた事故で、人も引っ張られて肩に怪我をしたからなのだが、ニュースになるくらいに例外的な事件だ。なにがあったのかは解るのだが、なにをどうしてかも良くわかる。人と犬との境目が、解らなくなって来ている。


70年代の、お友達は人間である、と言う考えがいかに健全だったかと、振り返って思う。


だらだらしています

2014-08-29 17:05:46 | インポート
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ブログと言えば、専門性のある内容とかで1記事に対して1話題が原則とか言われています。確かにそうです。その方が読みやすいです。そして3200字以上とも言われています。過酷ですね。でもそれくらいがないと、なにをいってんだかさっぱり解らない文章になるのも、ネット世界です。


なぜなんでしょうね。大昔の美文体の人もいるとは思うのですがついぞ聞いた事がありません。いるかも知れないのですが、多分定型句ばかり並ぶのでしょう。そうするとブログの面白さも何にも無くなるわけで、話題にもならないし、そもそも書くのが大変です。美文調が大好きな人にとって、1週間に一度の更新ですら過酷かもしれません。音韻を揃えるとか、和歌からの引用とかめんどくさいですからね。


ということで、当ブログはダラダラ記事をいっぱい書いております。代表がお天気の話ですね。写真を多くいれて関連ありそうで無さそうな話ばかりを書くのですが、今日は写真がありません。困った事です。いつもは写真を区切りにして誤摩化していたのですが、その技が使えません。


天気の話ですが、天気予報が外れやすいのは仕方がないとしても、週間天気予報の晴れの日がどんどんズレて行くのですよ。8月26日には8月31日は晴れ時々曇りだったと思うのですが、これが28日には9月2日に繰り上がっています。実はこんな感じで毎日、晴れの日が遠ざかって行く予報なのですよ。確かに週間天気予報の7日目の予報は外しやすいです。だからといって大人になりたいわけではありません。納得出来ません。早く晴れコイヤ!となるのですが、天気図やら何やら見ても、ナニコレと言う状態でして気象庁のスパコンも迷うわけですな。


いや、ホントに解らないです。


急速に寒くなりました。最低気温が15度台です。最高気温が21.7度と平年より明らかに5度低い値です。以前これではコメは大変だろうと言っていましたが、岩手県の米の作況指数は良と東北農政局が発表しています。8月15日調査のデーターなのでどうなのかと思いますが、このプロの予測はそんなに外れません。6月の高温で稲の生育がよく、穂の数も多いというのが根拠のようです。不稔率も低くないと言っています。

ということで私の負けになりそうです。とはいえ一等米比率が下がると言う予測は捨てていません。




腰痛やら泳ぎ過ぎての肩の問題もだいたい一服してきました。ただダルいです。なので、マッサージに行きます。そして腰痛になった原因かも知れないマサッージ師を指名します。そしてかくかくしかじかでこうなったから、ここは注意してと割と細かい注文をつけます。そうすると彼は最適な所を捜してくれます。とは言っても形通りの事しか認可されていないし、真面目な彼らです。変な事はしません。それが欠点でもあります。


結果、頭がすっきりしました。体を揉まれて頭スッキリと言うのは何か変ですが、体と頭はやっぱり直結しているものだと改めて認識しました。




そういえば湿布を買いに行ったのですが、いつの間にかインドメタシン系の湿布がかなり無くなっています。特に大きいサイズのものは、0.5%のものしかありません。そしてフェルビナク系の湿布がなぜか棚の大半を占めています。昨年までは超高級品にジクロフェナクナトリウム系が少数あり、半分以上がインドメタシン系、そして廉価版に
フェルビナク系だったのですが。インドメタシン系は大型の湿布で0.5%のが3種類だけ、小型で3.5%が一種類と急速に棚から消えています。高濃度で、面積が大きいとかぶれやすいとかそう言った事があったのでしょうか。ツルハのお姉さんに聞いたら「え!そうなんですか、始めて知りました」。薬剤師じゃないからって、そこまで知識が無くていいのかと思いますよ。


なお個人的に、とにかく痛みを取りたい時にはジクロフェナクナトリウム系。高いんであんまり使えません。関節や腱の炎症と思われる場合はインドメタシン系、慢性化した場合には安いのでフェルビナク系、単純な筋肉痛にはフツーの湿布か弱いフェルビナク系を使っております。内服薬にはバファリンがいいですね。なお個人差が大きいので、お気を付けください。後これだけは言えるのですが、高い方が痛みは取れますが、根本的に治るわけではありません。むしろ痛みが取れて無理をすると言う結果にもなりがちです。



晴れないかな…


ISISに渡る欧米人の運命は

2014-08-28 16:36:39 | インポート
イラク・シリア・イスラムステート、通称イスラム国に渡る欧米人が増えていると言われている。イギリスでは500人は渡ったのではないのかと言われている。アメリかからもかなり渡っているようだ。


宗教上の熱狂と言えばそれまでなのだし、彼らのインターネット上での勧誘活動もスマートで魅力あるものだと言われている。だからこそ戦場へと向かっているのだろう。

欧米諸国では基本的に信教の自由が守られている。だからこそ母国でそんな過激な思想に染まっていても、誰も罰する事は出来ない。テロを起こす準備として違法なものを大量に所持していない限りは、罰する事は出来ない。そしてイラクで戦って来て、こっそり帰って来ても基本的には違法ではない。国によっては自国の兵士と戦ったと言う証明がなされれば、あるかもしれない。


だが武装組織「ダウード旅団」が誘拐したアメリカ人ジャーナリストを、イスラム国が斬首刑にした時から潮目が変わって来たように思われる。この斬首した男がイギリス人だと言われている。


耐え忍んで来たアメリカも、重い腰を上げはじめた。



異民族が宗教上の理由で殺しあうのはよくある話だ。コミュニケーションに障害があるからだ。だが今回はアメリカ人とイギリス人だ。コミュニケーションは不可能ではない。宗教上の理由以外では共通するものが多い。それでも殺した。ということは今後イギリス人ジャーナリストをイギリス人が殺したりするのだろう。

欧米諸国には、宗教戦争と言う悪夢が共通認識にある。魔女裁判から異端迫害もあった。これらの反省が、現在の信教の自由に繋がっている。
なにしろ宗教戦争は単純な宗派の争いのとどまらず、領主の領土拡張の野心やローマの介入、一時的に現れた共和制の村や町、傭兵の問題、ありとあらゆる矛盾が噴出し、互いに殺し疲れるまで続いた。近代への橋渡しにはなったが、それにしても犠牲が大きかった。このため少なくとも同国人同士が、宗教を理由に殺しあうのは禁止になったものだ。



もちろんそれでも宗教差別などはまだ残っている。アメリカでは911の直後のイスラムへの禁避が起きた。しかし国家としては差別的な対応はとれない。このイラクやシリアで戦っている同国人が帰って来た時には、受け入れなければいけない。本当ならパスポートを無効にする処置をとりたいのだが、密かに渡った人たちの足取りを掴むのは容易ではない。今回のようにアメリカ人を殺したイギリス人が完全に特定されれば、殺人罪を理由にパスポートを無効にして帰って来れないように出来るかもしれない。その前に偽装パスポートを使われたらどうしようもない。


アメリカやイギリスは、彼らが帰って来てテロリストになる事を怖れている。確かにそうなのだが、それ以上にもっと厄介な問題がある。



先の「ダウード旅団」だが、本来はシリアの穏健派武装勢力だった。それがどうもイスラム国が有利と見て、寝返ったという説がある。そしてその際にイスラム国への忠誠の証として、斬首が行われたと言うものだ。この説は実はそんなに不思議ではない。現実にシリアの中の武装勢力は離合集散を繰り返しているようだ。シーアとスンニの戦いでもあり、市民の反撃でもあり、部族闘争の色も見せているからだ。上位のものへの手みやげは欠かせない。


そう考えてみると、なぜアメリカ人をイギリス人が殺したのかという背景があるように感じる。そのイギリス人に対して忠誠を見せろと言う事なのだろう。そう言えばレバノンからの移民でオーストラリア人が、自分の子供にシリア国軍の兵士の生首を持たせた写真をネットに掲載していた。この彼はどうも頭のおかしな人のようなので何とも言えないが、彼の友人までもが首を持って写真を撮ってネットに出していたようだ。


イニシエーションの可能性、通過儀礼の何かを感じている。母国に帰れなくするために、進んで行わせているように感じる。またこうした写真をネットで公表することで、躊躇していた人たちを呼び寄せる効果も狙っていると思う。


だが最も問題なのは、イスラム国がカリフ制復活を唱えている事だ。カリフ制はムハンマド亡き後に教団を支えるために、「ムハンマドの代理人」としてウラマー、宗教指導者と訳すべきだろうか、の調停役として振る舞う最高の権威だ。そして初期続いていた部族抗争での、教団最高指揮官でもある。このカリフ制がうまくいったかと言えば、シーア派を生み出した元凶でもある。ムハンマドほどの指導者はいない。誰がなろうと火種が残るわけだ。

中期から王朝的に移行するのは拡大期から安定期に入ったというのが大きいだろう。だがそうなるとやはり反撥もあるものだ。それがずっと続いて最後にカリフ制は廃止された。カリフに相応しい人がいなくなったというのが大きい。特にカリフはクライッシュ族出身でなければいけないという原則がある。それ以外の人がなった場合、簒奪者と言われかねない。トルコのスルタンのように強大であったからこそその批判を封じ込める事が出来たが、現在のイスラム国のカリフ制は他のスンニ派から認められていない。異端のカリフだ。



このイスラム国に忠誠を誓った、この外人部隊はどうなるのだろうか。イスラムの名を借りた民族紛争とすれば、イスラム国が完成した暁には、彼らは徐々に排斥されて行くのではないのか。
そもそも彼らの言う「堕落した国」から来たものには正統性がないのだ。出世の見通しも、よほどの技術者でない限り暗いだろう。安定期には違う原理が働くのだ。アフガニスタンでは違ったからここも大丈夫だろうか。全く違う。アルカイダはそもそも外人部隊だった。トップのビン・ラディンはサウジアラビア人だ。彼らは公正に振る舞わなければ正統性がなかった。だからそうしたのであって、シリアやイラクではかなり毛色が違う。剥き出しの権力闘争になっている。その中で残れるのか?カリフ制を言い出した時点で、単なる独裁政権になると予想するべきだろう。

そうしてイスラム国から出て行かなければいけなくなり、映像に残ったものは特定されて本国に戻れなくなり、特定されなかったものも疑いがあれば監視される生活を送る事になるのではないか。イスラム世界をさまよう事も考えられるが、アルカイダから見ても異端な彼らを受け入れてくれる所はあるのだろうか。更に異端なポゴ・ハラムだろうか。戦闘が続いても、前線に向かわされ、生き残ったとしても紛争の地でしか生きられなくなるだろう。平和な所では彼らを受け入れてくれる所はないのだ。あったとしても、「英雄」ともてはやされ、監視がつくだろう。そして「英雄」はあっという間に「次の英雄」に抜き去られてしまうだろう。


そして何も残らないのだ。



彼らは神のために戦って死ぬ事ばかりを考えているのだろう。だが万が一生き残った場合、本国に帰ってジハードを起こすとかテロを起こすとか、そういった輝かしい未来はあるのだろうか。



ジハードは聖戦とも訳されているが、本来は「耐え忍ぶ事」だ。異教徒達とは出来る限り争わない、そしてどうしても我慢出来ない場合ににのみ認められているのが「聖戦」だ。それが多少の色の違いがあるからと言って、イスラムの中で争っている。


子供に首を持たせた男はおかしい人だが、その無邪気さに暗い未来が見えるのは、私だけだろうか。


この地名は

2014-08-28 03:26:53 | インポート
レーダーナウキャスト高精度版だが、盛岡だと精度と予測がうまくいっていないようだが、関東・関西ならそれなりの制度にはなっているだろう。とはいえ10分遅れのナウキャストでもある。どこがナウキャストだと言いたい所もあるが、一つだけいい所がある。


全国の状況を簡単に見れる所だ。通常版のレーダーナウキャストはいちいち東北だとか関西だとか部分に飛んでみなければいけない。全国区分では沖縄も含むのでちょっと広すぎる。それが多段階で拡縮が可能、グーグルマップを使う要領で簡単に各地を見る事が出来ます。今大雨だけど実家はどうなのかとか、出張中の彼派大丈夫かどうか、そう言った時に簡単に見る事が出来ます。

今回は、盛岡周辺もそうでしたが近畿・中国地方の豪雨状況を見ていました。東北も大変だけど今近畿は本当に大丈夫かと見ておりました。そして広島の水害です。


亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


ただ報道で、初めの頃にかなり違和感のある解説がありました。この周囲の土は真砂土で、と言っていました。真砂土土壌での水害と言えば、神戸が有名です。花崗岩質の山や岩が風化して細かくなったのが真砂土です。排水性が良かったり、逆に保水性も高いのですが、確かこれは花崗岩が粗い結晶で出来ており、その大きな砂粒と風化の進んだ粘土鉱物が混じりあった状態だからこういった特性があるわけです。


しかし普段は固まって見えますが、水がある一定以上しみ込むと、粘土鉱物が粗い砂を支えきれなくなって、一気に流動化してしまうことが起きます。この場合一番怖いのが地滑りです。特に沢から扇状地のような地形になっていればこの危険性は高いはずです。それでもこういった地帯に住宅地を作ったのは、舗装道路や屋根、そして雨樋から下水への流れがしっかりしていて、家の土台のパイル打も深くやっていれば何とかなったはずです。



しかし今日、この土地の旧地名を聞いてビックリしました。「八木蛇落地悪谷」。蛇と落地、悪谷という危険地名ワースト級が並んでいます。今日のNHKのニュースでも、郷土史家らがあそこは昔から水害で有名な所だったと言っていましたが、確かにそうでしょう。ここまで悪い地名はそう滅多にありません。


「蛇」は「蛇ぬけ」とも言います。鉄砲水が起きた所を指す地名です。ただ鉄砲水は砂防ダムである程度は防ぐ事が出来ます。ただここは推測ですが「八木蛇」ですので、通常は川や沢筋にまっすぐに流れて行く鉄砲水ではなくてあらゆる方向に流れて行く、ヤマタノオロチの形を指しているかと思います。もしくは近くの沢筋まで一機に崩れて行くさまを表した言葉なのかもしれません。

「落地」は読んで字のごとし、崩落か地滑り地帯と言う事です。今回だとまさしく土と石が落ちてくるような事も指していたのかもしれません。そしてダメ押しのように「悪谷」と書かれています。暴れ川です。要は鉄砲水は起きるし地滑りは起きる増水しやすい最低の沢筋、と言う事です。


さてこの山津波の件ですが、私らにとってもどこか人ごとではありません。行政がそんな危ない所をなぜ開発認可したのか、そして砂防ダム等の施設をなぜ作らなかったのか、これらは今回の津波と全く同じ事になっています。ただ東北では時を経て、災害と利便性をどう妥協するのかという形跡はあります。防潮堤の建設もやったのですがうまく行かなかったりしました。ある程度のコンセンサスはあると思うのですが、この広島の事例ではどうなるのでしょうか。多分ないものと考えます。








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グーグルマップで地形を見てみますと、全体木を伐採した後かもしれませんが、怪しげな裸地が見えています。崩落地なのかどうかは解りませんが、やはりどうも良くない土地のようです。


沢筋が複雑で、防砂ダムを建設しようものならとんでもない費用がかかりそうです。


開発許認可の問題は、かなり残りそうです。