どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

自転車問題・こりゃどうか

2011-11-28 20:19:30 | インポート
自転車で道路を横断した男を避けようと、ワゴン車がハンドルを切り、驚いたタンクローリーが歩道に突っ込んで二人を死亡させた事件に、自転車側に禁固二年の有罪判決が出た。なお自動車側は不起訴。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111128-OYT1T00373.htm

ちょっと不思議な判決だ。この理屈だと、自転車でなくても十分かもしれない。ラジコンの飛行機の操縦を間違って道路に飛び出して、慌てた車が…というのもあるだろう。タイヤを転がして遊んでいた子供が、間違ってタイヤを車道の方に転がしてしまって…、この場合もあるだろう。
このところの自転車バッシングの影響が大きいように思える。元々自転車は軽車両だったが、なぜかずっと歩行者扱いで、右折する場合横断歩道を二段階に分けて曲がれとか言われていた。それが急に自転車が軽車両だと言われて、この判決。このニュースだけでは何とも言えないが、本当に自転車だけが悪かったのかどうか不思議に思う。
少なくともワゴン車にかなりなスピードが出ていたのではないのかと思う。
ただ私の引っかかるのは、この判決での裁判官の言葉。「車の通行を妨害し、事故が起きることは予見できた」という一言。この事故では、誰もが予見出来ないと思うのだが。
自転車に乗っている人への見せしめ判決のように感じる。
もっと全体的な何かがおかしいのではないのだろうか。ここにきて自転車レーンの整備とか何か言われているが、遅きに失しているし、それだけが解決策とは思えない。自転車レーンに歩行者がいたらどうするのだという問題もある。実際よくある話しだ。その方が横断歩道を渡るのが早くなるからだ。

そこに、今度は車道脇を走っていた自転車が追突されて、路側帯を歩いていた子供がはねられ死亡した事件。

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20111126/CK2011112602000113.html

こうなると何がなんだか。明らかに車が悪いんだが、自衛してもムリと言った所。
確かに自転車のマナーは悪いと思う。でも車もあまりほめられたものじゃない。これは確かだ。
それでもこの二件の事故はどうみても理不尽な事故だ。
最後に改めて、亡くなられた方々のご冥福を御祈りします。


イオン農場のIT

2011-11-28 18:05:20 | インポート
以前、今後の農業ではスマートフォンやI-Padなんかを使って営農管理するべきだと、チロっと書いた。まあ実際のところ日本の農家は優秀だと言われてますが、篤農家と言われる人たちをのぞいたあたりに、?がつく農家が多いのは確かなんです。そういった人たちにも営農支援ソフトがあれば、かなり環境か変わるのではと思います。少なくとも自分がいくらで作物を売ったのか、解らないと言った非常識は無くなるべきだと。
そこにイオン農場が、クラウドコンピューティングを使ったシステムを導入するそうです。

http://news.mynavi.jp/news/2011/11/28/014/index.html

イオン農場は5県7カ所に分散しているので、この方法なのだろうと考えては行けません。イオンといえども農業は遠隔操作出来ません。現地農場の支援システムです。農場ではこのシステムで低コスト・高品質・多収をめざし、流通のイオンはトレーサビリティを完璧にして販売しやすくなる効果があります。データを元に、図解してネットに公表も簡単になります。
一見画期的に見えるシステムですが、アナログで篤農家はみんなやっていた事でもある。コンピューターと通信回線でそれを簡単にしただけなのですが、画期的に見えるのはクラウドを使っただけだと思う。
それでもこういったシステムは、今後の農業には重要なのではないのだろうか。
個人でもパソコン上で近い事はできるが、害虫と農薬のマッチングなんかが一発で出てこないのが難点。システム化してあるとこの辺簡単になる。
福島県などは、導入した方が良いと思う。


放射性物質・全国降下量

2011-11-26 15:14:04 | インポート
放射性物質が福島第一からどの程度降ったのか。文科省が発表した。とはいえこの朝日の記事だが、本文中ではいつからいつまでの4ヶ月の積算値なのか書いていない。これはあまり良い事ではない。
文科省のサイトでは同様のデーターが発表されていないが、図では三月からの4ヶ月となっている。まあ多分3月の18日以降だろう。宮城と福島のデーターが無いのは、それどころじゃなかったから。特に仙台は、仙台市の計測装置も壊れ東北大学工学部も甚大な被害があったため、計測出来ない状態だった。

http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/1126/TKY201111250737.jpg

全国に放射性物質が降った事が解る。特に太平洋沿岸に多く降っている。このデーターから、福島第一は東北や北関東の問題だけではないと、改めて言わせてもらう。
しかし、極初期からこうして降下物を4ヶ月貯めっぱなしにした容器を、全国で用意していたとはちょっと驚きだ。以外と迅速な対応だ。数値は日々の積算値より大きめに出ていると思う。これは日々の計測が微量なものを計っているので、計測誤差が大きく影響してしまうからだろう。盛岡では積算値より3.8倍大きめに出ている。これからの年間の放射線量は24μSvになるようだ。
環境では、かなり嫌な報道があった。同じ朝日だが、福島県の阿武隈川から海に流れ出る放射性セシウムの量が1日あたり約500億ベクレルになるらしい。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201111240671.html


一日500億ベクレルだが、単位をチロっと直すと5Gベクレルだ。今まで海洋投棄された放射性物質が4.7Pベクレルとも15Pベクレルとも言われているので、量としてはたいした事がないように見えるが、年間で2Tベクレルが、沿岸に長く影響し続ける事になる。もちろん年を追って流出量は少なくなるのだろうが、長期間の影響は計り知れない。
川なので、除染には限界がある。現在の除染もどう行うのか、今後問題になるだろう。


オウム事件裁判終結

2011-11-21 16:51:29 | インポート
遠藤被告に判決が出た事で、オウム真理教のサリン事件がすべて結審した。阪神大震災から続くこの事件は、日本史に残る大事件で、哲学の世界でも世界が変わった事件として知られている。
それが裁判上では終わったのだ。
とはいえアラブの春、東日本大震災、福島第一ときて、ギリシャ破綻からユーロ危機、TPPにFTAと歴史の大断層が動いている中、小さい小さい記事が。

http://www.asahi.com/international/update/1103/TKY201111030506.html?ref=reca


オーイ、アメリカ。何が起きてるんだ。こんどはリシンか。サリンの仲間だ。日本と違ってアメリカの極右は連邦政府が嫌いなのは知っているが、これは無いだろう。
サリンやリシンを作るってことは、命がけという事でもある。この時点で狂気そのものだ。
さてそこでまた一つ小さい記事が。


http://www.asahi.com/international/update/1121/TKY201111210147.html?ref=goo



今度はアルカイダもどきが、爆弾テロ未遂。アメリカはアメリカ人からも嫌われつつあるが、単純に自己否定する前に足下を考えて欲しいものだ。一体自分たちのために、どれだけの人が犠牲になってきたのか。アメリカ人は深く考えるべきだ。単純に政府をやっつければ済む話しではない。
次は比較的大きなニュース。アラブの春の現在。


http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/11/post-2324.php



今日警察隊ととデモ隊が衝突して10人死亡したようだ。なかなか体制は覆せない。
さて最後には、遅くなったがドイツの連続殺人事件。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/26933


こういった時代には、隠れていた事がボロッと出てきたりする。ドイツの事件だけ先週の話しだが、後は今日一日の出来事。気の重い日だ。