今朝の最低気温は-2.2度だった。昨日の雪は昼過ぎでも残っていた。気象台では積雪はなかったことになっているが、3センチは降った。
トランプさんがとても珍しい発言をした。アフリカのジンバブエとザンビアで、自然公園の維持管理費を捻出するために、有料で狩猟ツアーをやると言うのが考えられている。たしかに年間ゾウ何頭とか枠が決まっていて現地コーディネーターとガイド付の結構ゴージャスな旅になる。ただアメリカ人だとアメリカに戦利品を持ち帰る事が出来ない。原産地証明が出るのだからワシントン条約では無い。米魚類野生生物局がこの戦利品を持ち帰る輸入規制撤廃の方針を打ち出した。年内にこれが通ると思われていた。
「トランプ大統領は17日遅く、ツイッターへの投稿で、ゾウ狩猟の戦利品に対する輸入規制撤廃について「保護に関する全事実関係を検証するまで、決定を保留とする」と表明した。」「私の認識を変えさせることは非常に難しいだろう」
えぇぇ?トランプさんが初めて自然保護に理解をしめしたよ。ビックリ。ただお気の毒に米魚類野生生物局はこのツイッターでこの命令を知るという、お役所としてはどうなのかと言う事態になった。
「米内務省のジンキ長官は17日、トランプ大統領の投稿後にツイッターで声明を発表し、「トランプ大統領と話し合った。2人とも、保護および健全な群れが重要だと確信している」「その結果、関係する全法令や規定に従って、この決定について検証を行う間、解禁の発令は保留とする」と説明した。」
考えられるのはイヴァンカさんかな。後トランプJr.が狩猟ずきでして、この輸入規制が無くなると一番よろこびそう。でも身内の趣味のために規制緩和したと言われてしまいそうで、結果はよろしくない。そしてゾウは共和党のシンボル。
その前にジンバブエの政情不安がある。このまま規制撤廃してカオスのような国で何が起きるかわからない。その意味では正しい判断だと思う。でもな、トランプさんの判断にしては、珍しく正しい。
その前にアメリカではゾウ猟のためのライフルとか玉が売られている。そんな恐ろしい物を買ってしまう人も居る。
そのジンバブエだが、ムガペ大統領が多分言い含められてテレビ出演したが、大統領やめないと言いだして、騒動があった。与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線から党首解任がでて、更に辞任しなければ弾劾手続きに入るといわれていたのに、まあ92歳。
この件では中国暗躍説がでている。
「チウェンガ司令官が中国から帰国した数日後、ジンバブエの首都ハラレで同司令官率いるジンバブエ軍が政変を起こして実権を握り、ムガベ大統領を自宅軟禁状態に置いた。」
さてどうなのだろうか。
「中国のジンバブエ介入は1970年代にさかのぼる。独立を求めて戦っていたムガベ氏率いるゲリラ部隊に対し、中国はひそかに武器弾薬や資金を供給した。その後も中国は経済的、政治的にジンバブエ支援を続け、幅広い分野に集中投資を行って主要インフラプロジェクトを後押ししている。」
70年台は中国が革命思想にもとづいて援助しただけのような気がする。もともとイギリス領だったのと白人も居たので、なぜか共産主義にならなかった。そして白人を追い出しはじめた2000年以降に大きくインフラ投資を始めていたのではなかったのかと思っていた。2009年にジンバブエドルがなし崩しに廃止されたときに、米ドル・ユーロ・ポンドと周辺国の5通貨が法定通貨になった。2014年の時に中国人民元、インド・ルピー、豪ドル、日本円が追加された。私の思い過ごしで無ければ中国の積極的な援助と言うのは、資源の確保と人民元の世界的な権威付けのために行ったものが大きい。
そもそもジンバブエは共産国では無い。
中国陰謀説なのだが、この点では少し弱い。しいて言えば革命を手助けしてもらった恩義があるジンバブエとしては、中国に義理を果たすために話をしに行っただけの様な気がする。そして中国も投資を回収できれば良いだけで、現在の政権には諦めていたところなのでちょうどよかったのではないのか。
多分陰謀説と言うより、カネの問題だったと思う。クーデターまがいの事を起こしたらどんなに円滑に進めたとしても何があるか分からない。その為には最大の投資先の支持をとったジンバブエは、賢いのでは無いのか?
そして20時から降っている雪は、8センチまで降った。今現時点の気温は-1.1度。ずいぶん重い雪なので、このままだと明日はそうとう凍った路面になりそうだ。
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