最近近所で木が弱っているのが目立つ。特に隣の大学での衰弱が目立つ。
暖冬以外の原因が見つからない。昨年の小雪で地面の凍結が深く入ってしまったのかという仮説が今の所考えられる。雪は断熱材の作用もするし、乾燥も防ぐ。昨年は雪が少なく、それでいて濡れ雪で、暖冬とはいえそれなりの寒さだったので地面の凍結が激しくて根が傷んだという考えだ。末梢が枯れていても生き残っている部分もあるので、根の痛みが一番考えられ、そして原因としては暖冬となる。
それでは根が浅い桜などのバラ科の木は、そんなに被害はない。もしかすると桜や梅は凍結に強いのかもしれない。なので凍結説はなかなか難しい。
融雪剤の影響は考え難い。融雪剤の影響のないところでも起きている。放射能?、全国各地で話題になっていなければいけない。マイマイガのような超雑食昆虫による食害で弱った結果というのは全くない。昨年はマイマイガの超発生はなかった。猛暑だったからというのはありえそうだが、降雨量はあったので干ばつではない。ネコブ線虫の類は特定種族にしか寄生しない。
一番の問題は、特定の樹種でないということだ。目立つのはセイヨウボダイジュやサワシバ、コナラ、ユリノキ、カエデとなる。ハンカチノキが弱っているのは種族が違いすぎてどうも説明しようがない。プラタナスも全体で弱っている。
こうなってくれば菌類による病気説も考えられるが、かなり極端なケースになる。広範囲に病気を起こす菌があるのかもしれないが、根に原因がありそうだという時点で、葉っぱとかではない。なおウイルス説はない。種が広範囲すぎる。
極端だというのは、キノコかなと。全くありえないと思う。だがもしかするとキノコの菌が幹を犯していればありえない話ではない。だが、モクレン科のユリノキまでとなると、なんでも食ってしまうキノコ菌がいるとなる。サルノコシカケの仲間になるのかと思おうが、ここまで広範囲になるとよくわからくなる。
最も合理的なのは暖冬なのだが、これだけでは説明ができない何かがありそうだ。
複合的に、そもそも弱っていた。そこに何らかの原因があったということでしか言いようがないのだが、ファクターが多すぎてとにかくわからない。