25日です。なぜか岩手飯岡駅にいます。実は岩手県埋蔵文化センターに土偶を撮影に行きます。先日の怪しげな機材はこのために作っていました。
岩手飯岡駅と言えば旧都南村の駅です。日本最大の村であった事もあります。その割には再開発で駅前が閑散としております。この10年間でこうなったようです。
さて埋蔵文化センターでは、結局あの機材は使いませんでした。最初に通されたのは倉庫。ここで撮影をしろと言います。まあそれはそれでいいのですが、会議室ぐらい用意してもらいたかったです。
そうこうするうちに、写場に変更になりました。こういった機関では必ず撮影施設があるのですが、当然カメラマンがいる訳です。一日300点とか発掘された資料写真を撮影しています。
そういった場にカメラマンが2匹揃えばどうなるのかと言えば、つばぜり合いが始まります。このへん動物と同じです。とはいえかなりいい人で、アシスタントに回ってもらい、立たない土偶を文鎮などで器用に立たせてゆきます。本当にプロです。サクサクと作業が進んでゆきます。
まあ写場を私が一時的に占領しているのですから、さっさと終わらせたいのでしょう。とはいえ今回の撮影は資料用の撮影なので、なんでこんな撮影をするのかどうも不思議なようです。ライトをどうするのかとかいろいろ聞いてきます。資料用なので出来るだけ表現は避けて、一旦灯りが決まったら動かせないのですが。
資料撮影が終わって、フリー撮影タイムに突入すると、もう彼が暴走する事暴走する事。もういろいろ提案をしてきます。まあこちらも調子に乗って黒入れたりライトを動かしたりしていましたが。
さて土偶の撮影です。実は土偶なのですが、所有権と管理権があります。この土偶の所有権はその土地の町にあるのですが、管理権が面倒くさいです。何に載せるとかそういった事がきめ細かく決められています。今回の土偶は国の重要文化財には指定されていないので、まだぬるいのですが、当ブログではボカしてごまかす事にしました。
この写真が暴走し続けた最終結果です。正直な所このイメージは使いにくいですね。おまけにスーパーワイドのレンズで撮影すると言う危険も侵しています。
なんか挑戦されたらやり返すしかないですよ。
こう使うしかないのか。一応クライアントに提案しておくか。
とりあえず暴走っぷりを見てもらいたくて公開しました。
帰りは仙北駅までタクシーでゆき、列車の時間が合わないので歩いて帰る事にします。
実はこの頃からなにかがおかしかった。まず雪かきの疲れが全然取れていない。おまけに撮影があまりにも簡単に進んだので、もの凄く拍子抜けしている。何かがカクっと外れた気がする。懸案事項の撮影だったのですが、4ヶ月も事務手続きが終わらずに、これって嫌われているんじゃないのかとか、全く信用されていないんじゃないのかと不安になっていました。それが現場ではヒョイヒョイと進むのですからもう分けが解りません。
歩いているうちに右膝が痛みだして、右手首が突然痛くなって、すぐに痛みが去ったり、イロイロ変化が起きています。
まあそれでもテンション高いから良かったのですが、夜中12時過ぎに急に喉が痛くなりダウンです。一応微熱ですが、しんどいのは確かです。