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現在工事中の膳所焼美術館-客殿(お茶会をする建物)に使われている床柱です。
この客殿は建替え工事で、現在工事中の建物が三代目になります。(初代・二代目は木造でしたが、今回は耐震性を重視して鉄骨造になっています。)
この床柱[松の皮付き]は、60年ほど前に建てられた初代から使われている床柱だそうで、お施主さんの強い要望で今回の建物にも使用する事になりました。
損傷が多く(虫食いもある)、大工さんからはホゾの位置や大きさを合わすのが難しいので使いたくない・・と言われたりしたのですが、お施主さんの想いを私なりに一生懸命に伝えて何とか取り付けてもらいました。(損傷のひどい部分は補修するつもりです。)
お施主さんの想い(大事にしている事)は、できるだけ叶えてあげなくては・・・。