先日(と言っても、2週間以上前ですけど・・)、京都国立近代美術館で「ドイツ・ポスター1890-1933」を観てきたお話をしましたが、そのときに同美術館で5月から「ルノワール+ルノワール展」が開催されることを知りました・・・。
「ルノワール+ルノワール」ってどういう意味なのかなぁ・・と思ったのですが、印象派を代表する画家ピエール=オーギュスト・ルノワールと、その息子であり、偉大な映画監督であるジャン・ルノワールという二人の巨匠に焦点をあてた父の絵画と息子の映画を同時に紹介する展覧会だったのです・・。
父のオーギュスト・ルノワールは、私も印象派の絵画が好きなのでよく知っていましたが(以前にも言いましたが、オルセー美術館にも行きましたからね・・)、息子が映画監督で・・、しかもそんなに有名だとは知りませんでした・・。(と言うより、興味がなかったのかな・・?)
それで・・、先程から私の部屋にある絵画の資料をゴソゴソと見ていたら、1990年に京都市美術館で開催された「デトロイト美術館展」に行ったときのオリジナルカタログの表紙になっている絵画(上の画像)が、ピエール=オーギュスト・ルノワールが息子のジャン・ルノワールを描いた肖像画だったことを思い出しました・・。この「白衣のピエロ」という絵は、画家であるルノワールが死ぬまで画室に残しておいたそうです。
この「ルノワール+ルノワール展」は、現在東京で開催されていて、5月20日から京都国立近代美術館で開催が始まります。今から楽しみですよね・・!!
これも以前(フィラデルフィア美術館展に行ったときの記事で・・)に言いましたが、印象派の画家がいちばん描きたかったのは『光』です・・、これは建築にも通ずるものがあります・・・。