滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

製材所探訪

2009年03月26日 | 建築
ここ2~3日、寒い日が続いています。昨日も今日も現場に行っていたのですが、打合せをしていても結構寒かったですしね・・。大工さんの話によると、今日の午前中は雪が降ったとか・・?(私は気付かなかったのですが・・。)、この様子だと咲きかけている桜のツボミも寒さで縮んでしまうかも知れませんね。

Photo

かれこれ1週間ぐらい前になりますが、親しく付き合せてもらっている材木屋さん(フローリング屋さん)に誘われて、製材所を見学に行って来ました・・。当然、探し物(フローリング)を見つけに行くという目的もあったのですが、せっかくだからという事で製材所の専務さんに案内してもらって、製造工程などを一通り見学させてもらって来ました。

いろいろと材木の豆知識を教えてもらいながら工程を見学していたのですが、中でも節埋め加工の作業を初めて見せてもらう事ができました・・。節埋め加工は、節が抜けた部分に丸く穴を開けて(節の大きさに合わせて、3~4種類の大きさの穴を開ける事ができます・・)、木の枝を輪切りにしたもの(節核)を埋め込む作業です。

節はもともと枝が生えていた部分で、普通に育った木の枝はしっかり木の幹に付いていますが、外的損傷を受けたり、栄養分が届かなくなった枝は、周りが黒く枯れたようになって、幹と分離して「死に節」になったり、すっかり節が抜けて穴の開いた「抜け節」になったりします・・。そのまま欠陥品としてしまうには、不合理(もったいない)なので、節埋め加工を行い製品として販売されるワケです。

節埋めに使う節核(枝を輪切りにしたもの)は、ヒノキの枝から作ったもので、いろいろな木肌に合わせられるように何種類かに着色されていました。材木屋さんの話によると昔は梅ノ木の枝を使って節埋めをしていたそうです・・。(最近は、梅ノ木の枝が入手しにくいという事なのでしょうかね・・。)

Photo_2

右の画像は、節埋めに使う節核と見学している間に製材所の人が作ってくださった私の名前入り杉板の付いたストラップです・・。せっかく頂いたこのストラップを何に付けようかと先週から考えているところなのですが、今のところ本棚の上に置いてある状態が続いています・・・。






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