梅雨入りしたのはいいとして、暑かったり・・寒かったりと寒暖差があるので、体調管理が大変ですね・・・。私の周りには、体調を崩して風邪をひいている人が多いです。半袖を着始めたかと思えば、また長袖に戻したりとややこしい天候が続く今日この頃です。
話は変わりまして、梅雨に咲く花と言えば紫陽花(アジサイ)です。私の散歩コースである皇子が丘公園にもたくさんのアジサイが咲いています。(上の画像)、やはり梅雨は、アジサイにカタツムリというイメージですよね。アジサイは、開花してから花色が変化することから、アジサイ七変化などと言われています。(実際には、七色に変化するワケではありませんが・・)
ところで、なぜアジサイの花色は変化するのでしょうか? 花の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種であるデルフィニジンが含まれています。このアントシアニンに補助色素とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花となります。
アジサイは土壌の酸性度によって花の色が変わります。一般に土壌が酸性ならば青色、アルカリ性ならば赤色になると言われています。これは、アルミニウムが根から吸収されやすいイオンの形になるかどうかに、酸性度が影響するためです。土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色になります。逆に、土壌が中性やアルカリ性であれば、アルミニウムは溶け出さずアジサイに吸収されないため、花は赤色となります。
同じ株でも部分によって花の色が違うのは、根から送られてくるアルミニウムの量に差があるためです。アジサイの花色が開花から徐々に変化するのは、最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色をしていますが、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成され、赤色や青色に色づいていきます。そして、さらに日が経つと有機酸が蓄積されていくため、青色の花も赤味を帯びるようになります。(これは花の老化によるもので、土壌の変化とは関係なく起こります。) 、このようなことから、アジサイの花色は変化していくワケです・・。
という事で、アジサイの花は嫌いではないですが、やっぱり梅雨は早く終わってほしいものです。月1回のブログなので、次回の記事を書く頃は、おそらく梅雨が明けていることでしょう。(いや、梅雨明けしていないかも知れないなぁ。というか・・梅雨明けするまで記事を書かなきゃいいんですよね・・・。)