ミュンヘンに行っていた友だちからのお土産にドレスデンの老舗クロイツカムの
バウムクーヘンをもらいました。
日本では結構食べられているバウムクーヘンですが、
ドイツのカフェではあまり見かけません。
シュトレンと呼ぶにも厳しい規定があるように、バウムクーヘンも
「バウムクーヘンの定義」がちゃんと製菓協会によって定められているそうです。
油脂はバターのみ、ベーキングパウダーは使用しないなど、
数々の厳しい基準をクリアしたものだけが本物と認められているんだとか。
そして、私の中でバウムクーヘンで一番おいしいのは、
ドレスデンのクロイツカムものって勝手に決めつけています(笑)
97年にドレスデンに行って、素敵なカフェだな~と思って
初めて買ったのがここのバウムクーヘンでした。
その後に、何度かお土産でもらったり・・・
1825年にドレスデンで創業した宮廷御用達の老舗のクロイツカム。
ザクセン王に宮廷御用達の称号を与えられ、
初めて海外輸出も開始したりと、
ドイツ国内だけでなく、海外でも高い評価を得て大繁盛していたクロイツカムですが、
1945年2月13日のドレスデン爆撃により街は大破。
クロイツカムのお店も、この時わずか90分間で何もかも無くなってしまったそうです。
その後、ドイツの東側都市であるドレスデンはソビエトの管理下に置かます。
そこでの営業は無理と考えて、1950年にアメリカの管理下であったミュンヘンで営業を再開します。
ドレスデンのAltmarktでもお店を再開する事が出来たのは、
ドイツの東西統一がされてからです。
戦後は、ミュンヘンでも大繁盛したお店なので
ドレスデンのクロイツカムと書かれているけれど、ミュンヘンの方が有名なのかも??
この前の冬にクロイツカムのカフェで頼んだ時のもの。
ちなみに、カフェで頼むと上品に薄切りにされたものが出てきます。
チョコが苦手な私は、バニラの香りがするお砂糖でコーティングされたのがお気に入りです。
おいしいコーヒーと一緒にこれから少しずつ味わっていこうと思っています。
おいしいお土産をくれた友だちありがとう!!
やっぱり私の好きなものが分かっているあなたはすごいわ~(笑)