今回、母親から頼まれたものは・・・
エミール・ヘルビッヒ工房のキリスト降誕のクリッペと呼ばれるもの。
以前から、北ドイツのロッテ・ジーバース=ハーン社の
クリッペを買おうかと悩んだりしていた母親ですが、今まで買わず・・・
数か月前に、私がいろいろと探しているときに
エミール・ヘルビッヒ工房のクリッペを見つけたのです。
サイズもコンパクトなので、日本でも飾りやすいだろうということで今回頼まれたのです。
・・・というのも、工房が去年の秋に、
ザイフェンから車で40分の所にお引越ししたので、行きやすい!
っていうか、何度も通っている道にある小さな町だし。
以前行った、Kalkwerk Lengefeld のすぐ近くだし!!その時の記事 ☆
朝の散歩を終えた後、車のナビのとんでもない案内で山の中を走って出かけてきました。
(相方君はもうナビは信用できないといっております。相方君のほうが道に詳しいかも??)
小さな町の中心にあるEmilHelbig工房は、3代続いています。
たくさんの作品が展示されていて、職人さんが横で木彫りをされている・・・
こういうのが好きなんですよね・・・
さて、クリッペはセットで売られているわけではないので、
たくさんの作品の中から、好みのものを選ぶことが出来ます。
一つずつ表情が違うし、おまけに15種類もあるし。
私と父親そして相方君がそれぞれ数点ずつ選びました。
オーナーのベッティーナさんとは前回電話でも話していたのですが、
本当に親切で素敵な方でした。
北ドイツのクリッペを母親が以前から悩んでいて・・・という話しから、
その工房ってロッテ・ジーバース=ハーン社ではない??ってことになり・・・
そしたら、創始者であるロッテ・ハーンさんは、
ベッティーナさんのおじいさんのEmil Helbigさんが
おもちゃの専門学校の教師をしていた時の教え子だということを教えてくださいました。
北ドイツ出身の彼女だけれど、エルツ山地へきて3年間ここで勉強したそうです。
独立したのは、ロッテさんのほうが早いけれどねって。(笑)
多分、お互い同じようにクリッペを作っているとは知らなかったそうで、
50年代にお客さんから、似たようなものを作っている工房があることを知ったんだとか。
こういうお話を聞くことが出来るのも、工房を訪ねる面白さです。
仕草や表情が素朴で素敵です。
赤ずきんちゃんとおおかみやヘンゼルとグレーテルといった童話がモチーフの作品。
ハリネズミとウサギも可愛い。
私には、父親が1つ素敵な作品を買ってくれました。大事にしないと。