Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

春の旅行@エルツ地方2019 ~丘へハイキング ~

2019-05-10 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方~

エルツ地方に旅行にいくのを楽しみにしているのは、私だけではありません。

Kayaは、毎日森や山に散歩に行ける、お水はおいしい・・・
そして、ホテルはお気に入りの床暖房が効いている。(笑)
私たちが、日中出かけているときも、お利口にお留守番をしてくれます。

ってことで、毎回ハイキングに出かける日を作っています。

今回も、一番近いAhornberg (かえで山)に登ってきました。
1日目は、ずっと坂を歩くので軽い筋肉痛になっていた私ですが
毎日歩くので3日目には慣れてきたし。

いつものコースを、ハイキングコースの標識に沿って歩いていくと・・・


とっても見晴らしのいい場所につきました。

ここからだと、ザイフェンからホテルへの道がすべて見渡せ、
隣村への道も見える・・・そして、携帯の電波が都市並みに良い!
(村の中では、かなり弱いんです・・・)


リードフリーで行きたいところへ行けるので、嬉しいね・・・


kayaはどこにいるでしょう??

この日の午後は、勿論よく寝て、よくたべました。(笑)



相変わらず、カメラ目線はしてくれませんが・・・
1時間半以上の散歩中ずっとそばをリードフリーで歩きました。


ザイフェン滞在中は私たちも、
朝ごはんをしっかり食べてたくさん歩いて
本を読んだり、ゆっくり寝られて・・・かなりリラックスできました。


春の旅行@エルツ地方2019 ~ベッティーナ・フランケ工房~

2019-05-09 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方工房を訪ねて~

ここ最近、毎回訪ねている工房の一つにベッティーナ・フランケ工房があります。
以前の記事 

ザイフェンのお店は、土・日曜日しか開いていないので、
HPから、昨日アポを取ってみた私。夕方に電話で連絡があり、
今日の朝、ショールームを開けてもらえることに。


とっても親切なベッティーナさんの工房は本当に飾り方も素敵だし、
参考になります。




オレンジの木箱を綺麗に装飾して、一つのお話のように展示されていたり。


今回、連れて帰ってきたかったのは、サンタクロースのお友達の小人たち。


数年前に初めて見たときは、4人しかいなかったのが・・・
去年は、20人に増えていました!!!(笑)
そして、お客さんにサンタクロースのお友達でもう20人いるんなら
アドベントカレンダーのように24人にしないといわれたそうで・・・


今年は、24人!!になっていて、小人とサンタクロースの
クリスマスのお話の冊子まであります。


もちろん小人には、それぞれ名前がついていてちいさなお話があるんです。


そう、彼女の作品の人形には、名前がついていることが多いのです。

名前の由来は、ベッティーナさんのお孫さんだったりするんだそうです。
その子の好きな色の洋服を着ていて、
持っているものは彼女の好きな物だったり・・・
そうやって、お人形ひとつずつお話があるなんて!

そういう話を聞けるのも、この時期に直接工房を訪ねてまわる楽しみです。


いつもは、サンタクロースの飾りがあるところに飾ってあった
窓辺の飾りが今回はウサギでした。

クリスマスの飾りはもう既にいくつも持っており、
もういらないかな・・・って思っているので
最近は、イースターのものや普段から飾れるものに目が行く私。
うさぎのモチーフは、他にはどんなものがあるのかと聞いたら、
店にある好きなウサギを選んで作ってあげますよといわれました。

だったら、ウサギ以外を使ってもできますか?

ベッティーナさん:もちろん、お店にあるものならどれでも使えますよ。


私 :それなら、季節ごとに取り替えられるようなものもできますか?

ベッティーナさん :取り替える?!そういう発想はなかったわ!
でも、確かに季節ごとに人形を取り替えられると年中使えるわよね。
一度試作品を作ってみるわ。

人形をどうやって固定するかはそう問題はないので、
試作品を作り、出来あがったらメールで連絡をもらえることになりました。

もし、出来たらずっと家の廊下などに飾っておけるし、
かなり嬉しいんですけどね。




その後、月曜に無理をいって作ってもらったものを引き取りに、
他の工房に行きました。それは、次回ってことで。(笑)
考えたら、今回は特注のものばかり買っているわ・・・


春の旅行@エルツ地方2019  ~ 野外博物館へ ~

2019-05-08 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方~


朝ごはんの後に、ホテルの目の前の野外博物館へ行ってきました。

平日だということもあり、来場者はお年寄りのグループばかり。(笑)
本当に今回は、観光バスも来てないし、ザイフェンのメインストリートもガラガラ。



今まで何回も見学しているので、今回はみたいところだけを見学しました。
以前の記事
  ☆☆

 

ライフェンドレーンの作業所はやっぱり仕事ぶりをみないとね!




前にも書きましたが、ライフェンドレーンというのは、
鉱石を砕くのに使っていた水車を利用して「ろくろ」を動かして、
木を削り出す製法です。


丸太をバ-ムク-ヘン状に削り込んで、
それを縦に薄く切ると金太郎あめの様に、
その断面が動物や人形の姿になっているのです。


カットされるまで、断面がどんな動物になるか分からない・・・(笑)




そして、私が今回絶対にもう一度見たかったのは、
粘土細工で人形を作る職人さんのおうち。



 




木の胴体に、Masseまたは、Brotteigとよばれる、
白亜・にかわ・ライ麦粉・おがくず・水などを混ぜたペーストで

手足を作ったものもあります。


そう、昔ハウシュタイン工房で作られていた煙り出し人形と同じ製法です。
私の今のお気に入りのクラウス・メルテン工房のものと同じです。以前の記事 


エルツ山地地方では、19世紀の初めに木彫りの人形と並行して
Masseと呼ばれる素材を使って、綺麗な色が付いた人形が製造されるようになりました。
これらは、木材価格の高騰で
木彫りの人形をなかなか買えなかった人たちが
その代わりに購入するようになりました。

Massenfigurと呼ばれるこのタイプの人形は、
ザイフェン近郊をはじめエルツ地方数ヶ所でも作られたようです。

1945年以降は、衰退していき今ではほんの一握りの工房しかないようです。
数か月前に見つけたLahl工房も、エルツ山地にありました。(笑)

ここも、コレクターの人たちが集めているんだろうな・・・
注文してから、人形が出来るまで1年くらいかかるんだとか。


















春の旅行@エルツ地方2019 ~日帰り旅行 テレージエンシュタット~

2019-05-07 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方~

今回の旅行で、唯一の日帰り旅行先に私が選んだのは、
テレージエンシュタットと呼ばれるところです。
(チェコ語:Terezín ドイツ語:Theresienstadt)

私が、この町の名前を初めて知ったのは、
私の住んでいる町の『つまずきの石』その時の記事で、
数人の人が亡くなった町の名前としてでした。

どうやら、ユダヤ人がたくさん送り込まれていたんだろうとは想像できたのですが、
一体その町がどこにあるのかは知らないまま・・・
というか、小さい頃にベルリン近郊の強制収容所の見学をして以来、
あの衝撃がすごくて、ずっとこっちで暮らしていてもこのテーマについては
避けていた私でした。

去年、ザイフェン近郊の町のチェコの大きそうな町を探していて
リトムニェジツェを見つけました。その時の記事

地図を広げて、行き方を見ているとすぐ近くにあった町がTerezín。
なんにか聞いたことがあるな・・・と思って調べてみると、
それがテレージエンシュタットでした。

テレージエンシュタットは川を挟んで、
「大要塞」と「小要塞」と呼ばれる二つの地区からできています。


ユダヤ人ゲットーは大要塞、小要塞はゲシュタポ刑務所として使われていました。

アウシュビッツのような強制収容所ではなく、
どうやら、絶滅強制収容所への中継の町としての位置づけだったので、
ガス室などはありません。

もともとは、1780年にオーストリア大公だったヨーゼフ2世によって建てられた要塞で、
名前も、母親の名前マリア・テレジアからとられました。

 

町の中心の教会の扉の立派なこと!!

車を、大要塞の方に駐車した後小要塞まで歩いていくことに。




入り口前の広場は、大きな墓地になっています。
この収容所が解放される数日前の5月3日に亡くなった方が多い。


今回は、ドイツ語のガイドを申し込んでいたので中庭で待つことに。
私たち3人を含めて5人というとっても小さなグループでまわりました。


資料には、チェコ語・英語、そしてドイツ語の説明書きがされているので、
ゆっくり読むこともできます。

やっぱり写真を撮る気にはあまりなれず、
話を聞いてその後資料館を見て・・・

1時間と少しのツアーでしたが、
かなり重いテーマについて考えさせられる半日でした。
その後、少し遅めのおひるごはんということで、
車で5分のリトムニェジツェへ。
テレージエンシュタットでは、レストランというものを見つけられず・・・

秋に行っておいしかった街中のレストランへ。
チェコはやっぱり安い!3人でしっかり食べたのに35ユーロもしていない。

お昼前に出発して、夕方前にホテルに戻ってきた私たちです。
大要塞の資料館も見ていないし、大要塞の町案内ツアーにも参加していない。
ってことで、次回参加することにします。(笑)

あと3日のここでの休暇は、歩いて行ける範囲の所をまわったり、
お天気がもってくれたらKayaとのハイキングに出かけたいと思います。




春の旅行@エルツ地方2019 ~エミール・ヘルビッヒ工房~

2019-05-06 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方工房を訪ねて~

今回、母親から頼まれたものは・・・
エミール・ヘルビッヒ工房のキリスト降誕のクリッペと呼ばれるもの。
以前から、北ドイツのロッテ・ジーバース=ハーン社の
クリッペを買おうかと悩んだりしていた母親ですが、今まで買わず・・・

数か月前に、私がいろいろと探しているときに
エミール・ヘルビッヒ工房のクリッペを見つけたのです。
サイズもコンパクトなので、日本でも飾りやすいだろうということで今回頼まれたのです。


・・・というのも、工房が去年の秋に、
ザイフェンから車で40分の所にお引越ししたので、行きやすい!
っていうか、何度も通っている道にある小さな町だし。
以前行った、Kalkwerk Lengefeld のすぐ近くだし!!その時の記事 

朝の散歩を終えた後、車のナビのとんでもない案内で山の中を走って出かけてきました。
(相方君はもうナビは信用できないといっております。相方君のほうが道に詳しいかも??)


小さな町の中心にあるEmilHelbig工房は、3代続いています。

 



たくさんの作品が展示されていて、職人さんが横で木彫りをされている・・・
こういうのが好きなんですよね・・・



さて、クリッペはセットで売られているわけではないので、
たくさんの作品の中から、好みのものを選ぶことが出来ます。



一つずつ表情が違うし、おまけに15種類もあるし。
私と父親そして相方君がそれぞれ数点ずつ選びました。


オーナーのベッティーナさんとは前回電話でも話していたのですが、
本当に親切で素敵な方でした。


北ドイツのクリッペを母親が以前から悩んでいて・・・という話しから、
その工房ってロッテ・ジーバース=ハーン社ではない??ってことになり・・・


そしたら、創始者であるロッテ・ハーンさんは、
ベッティーナさんのおじいさんのEmil Helbigさんが
おもちゃの専門学校の教師をしていた時の教え子だということを教えてくださいました。
北ドイツ出身の彼女だけれど、エルツ山地へきて3年間ここで勉強したそうです。
独立したのは、ロッテさんのほうが早いけれどねって。(笑)
多分、お互い同じようにクリッペを作っているとは知らなかったそうで、
50年代にお客さんから、似たようなものを作っている工房があることを知ったんだとか。

こういうお話を聞くことが出来るのも、工房を訪ねる面白さです。

仕草や表情が素朴で素敵です。

赤ずきんちゃんとおおかみやヘンゼルとグレーテルといった童話がモチーフの作品。



ハリネズミとウサギも可愛い。
私には、父親が1つ素敵な作品を買ってくれました。大事にしないと。


待ちに待った休暇です。

2019-05-05 | 少し遠くへお出かけ~エルツ地方~

今年最初の1週間の休暇は、毎年恒例の父親と一緒にエルツ山地へ。
父親は3度目のザイフェンになります。

いつもなら、朝早くから出発するのですが私の仕事の関係で
出発はお昼になったので、運転手の相方君はかなり疲れていました。
日曜日なので、トラックが走っていないアウトバーンを
465Kmの旅でした。相方君も7度目になるザイフェン旅行。
村への道もナビなしでも行ける。(笑)


ホテルは、バスツアーなど団体のお客さんがいないこともあって
とっても静か。私たちも、3部屋のゲストルームを借りることが出来ました。

キッチン、バルコニーも付いているこのお部屋は大好きです。
Kayaも何度も来ているので、リラックス。



5泊6日の滞在になる今回の旅行、1,2日どこかへ行こうと思っていますが
それ以外は何も決めずの滞在になります。
私は、2,3軒の工房巡りはしたいと思っていますが・・・。
ここ数週間、仕事でストレスがあったので1週間ゆっくりするぞ!!


Bauhaus Museum ワイマールへ。

2019-05-03 | 少し遠くへお出かけ

今回の父親との日帰り旅行は、少し前に見つけて気になっていた
ワイマールに新しくできた Bauhaus Museumへ行ってきました。




朝、6時半前に家を出てICEに乗って、エアフルトで乗り換えてワイマールへ。
子どもの頃に行ったきり多分行っていなかったので、36年ぶりではないかな??
小さい頃の記憶では、小さくて少し寂しい感じがした気がするのですが
今日行ったら、町も建物も綺麗になっていました。


先月新しくできたMuseumは町の中心からは少し外れた
公園のそばに建てられています。

朝の開館10時過ぎについたのですが、すでにたくさんの人が入っていました。
入場料が、11ユーロと高めですがその日と次の日にワイマールだけではなく、
チューリンゲン州の博物館にも無料で入れることを考えるとお得かも。


鉄筋コンクリートの建物の階段を上がっていくと、展示場へ。
順路も決まっていないので、どうやってまわるのがいいのか考えてしまった私。(笑)




色々な展示がされています。


有名なバルセロナチェアもバウハウスのものだったのか!

中でも興味深かったのは、Frankfurter Küche(フランクフルト・キッチン)
と呼ばれる最初のシステムキッチンの展示とビデオでした。


これは、1920年代に設計された
第一次世界大戦後の住宅不足を補うための
公営住宅計画の時に導入されたものです。

ここでは、工場生産の作業効率化を応用して、
主婦の仕事である家事をどうやれば、効率化できるかということで、
家具の配置などで動線を短くしたり効率性を高めていったようです。
家事を合理化すれば、女性たちに自由な時間、外に働きに行く時間が生まれる・・・
こういうことを考えて生まれたのが、初代システムキッチン
Frankfurter Kücheだったようです。


作り付けの棚には小麦粉、米、砂糖などの食材を入れる、専用のラベル付き
のアルミの収納箱に綺麗に収納されています。
(これって、今のラベリングをして無印のケースに入れるのと似ている!)
そして、このアルミの収納箱は注ぎ口が付いていて、
食材をそのままお鍋に入れられるようになっていたんだとか。

フランクフルトの郊外のエルンスト・マイ集合住宅
今でも家が見学できるということは知っていたのですが、まだ行ったことがなく・・・
今年こそ行ってみるつもりです!!!