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 西円堂の謎

2008-03-13 13:38:00 | 「isao流法隆寺の謎」
西円堂(峰の薬師)は、法隆寺西院伽監の西北少し高くなった所にあります。
西円堂は、718年に藤原三千代と行基の創建と言われ、1050(1049)年大風で倒壊、1250年現在地に再建されました。 がしかし、創建時の場所が不明で、現在地は峰と言うにはいささか違和感があります。
法隆寺の西側土塀に沿って山道を200m位登ると、悔過池(けかいけ)がありますが、この池の伝説に西円堂(峰の薬師)の優美な姿が池の水面に写り、綺麗であったと言う話があります。ここですと峰の薬師にピッタリですが??
また、八角円堂は、五重塔、三重塔と同じように死者の冥福を祈るために建てられています。法隆寺の夢殿が聖徳太子をおまつりするように、西円堂には誰を祭っているのか今までに聞いたことがありません。isaoの推測ですが、斑鳩の地は古代から物部氏系が治めていた地域であり、聖徳太子と物部守屋との関係、また蘇我氏(藤原氏?)が物部氏を滅ぼした事等から、贖罪の意味で西円堂には、物部守屋が密かに祭られているのではないかと思います。
  写真 法隆寺西円堂(峰の薬師)