竜田川の鳴動を止めた中将姫

淳仁天皇のころ竜田川が鳴動していました。
淳仁天皇は後宮に中将姫を迎えようとされましたが、中将姫はこれを辞退しました。
すると天皇は、竜田川の鳴動を止めたら後宮にならなくて良いと仰せられました。
中将姫(13歳)は、小石に「波はよし竜田の川に音なくて　天の皇の悩みやすめよ」と書いて竜田川に投げ入れました。すると不思議なことに鳴動が止みました。
その時白髪の老人が現れて「竜田の明神であるぞ、お前をここへ来させる為に川を鳴動させた、これから心を合わせて国家安穏を祈れ」と言い終わると姿が消えたという。
写真　竜田川の紅葉

法隆寺

法隆寺は、６０７年聖徳太子の創建と伝えられています。現法隆寺は、平成５年１２月に日本で最初に（法起寺三重塔を含めて）ユネスコ世界文化遺産に登録。　JR法隆寺駅から歩いて１５分位、バス、タクシーもあります。　　＜情報マップご参照＞
法隆寺の境内は広く、松並木の参道などを含めると、甲子園球場の５倍近くあると言われ、国宝・重要文化財を合わせて約２００件、２３００点余もある凄いお寺です。　また、世界最古の木造仏教建築として、構造物（蟇股、虹梁）などにも、そのルーツから時代と共に進化(変化)する過程を見ることができます。拝観には２～３時間、ボランティアガイド(無料）の説明を聞きながら回られることをお勧めします。
写真　法隆寺南太門から中門と五重塔