「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

東北の花旅3 早池峰山/遠野村/観光

2017-08-23 00:00:00 | レジャー
東北の花旅3 早池峰山/遠野村他観光

コース:7月28日(金)峰南荘泊→早池峰山(雨のため一合目で引き返えす)→遠野ユースホテル泊
    7月29日(土)宮沢賢治記念館等観光→花巻温泉→花巻空港→伊丹空港


7月28日朝早くから雨だった。とりあえず行けるところまで行こうということでレインウェア着用で出発したが、樹林帯を超えた一合目で大きな岩を登ることになった。ツルツルの大きな岩は雨で滑りやすい。その時点で、ここまでということにした。

引き返して遠野村に向かった。
昨日までの晴天の八幡平と秋田駒ヶ岳でみんな十分満足していた。

雨の中、早池峰山登山口へ


しばらくは樹林帯


一合目からは大きな石がごろごろ雨で濡れているので無理をせずここで引き返した


25号線から340号線を遠野村に向かっていたが、ガスで全く視界がない。突然牧場らしいところに出て牛が見えたので車から下りると私の方に数頭近づいてきた。人懐っこい!






遠野ふるさと村に昼食のために立ち寄る。ここは私の生まれた頃の懐かしい原風景があった。
















カッパ淵のあるお寺や道の駅など色々観光したが写真を撮らなかった


7月28日泊まった「遠野ユースホステル」
29日早朝は小雨降るどんよりした天気



ユースの周りの風景も味わいがある










宮沢賢治記念館のあと花巻温泉へ


帰る時になって夕焼け空になる


3泊4日の東北の山の花旅もこれで終わった。
昨年の北海道に続き、美しく素敵な東北の山の花や風景に出会えた。

私たちの山旅にお付き合いくださり、ありがとうございました。




伊吹山の夏の花を楽しむ

2017-07-21 00:00:00 | レジャー
2017年7月21日(金)  
伊吹山ドライブウエイで駐車場まで登り、西登山道を登り中央登山道を下るという行程で友人と行ってきました。
帰りには、関ヶ原鍾乳洞に立ち寄り、クラブハリエ日牟禮館で美味しいケーキをいただきゆったりと1日過ごしてきた。

一緒に行った友人は、子供が幼稚園時代からのお付き合いでかれこれ40年ほどになる。一時は穂高や白山、御嶽、尾瀬など山にも付き合ってくれていたが、今では山登りは難しくなっている。

その点、伊吹山は頂上近くまでドライブウェイが走っていて楽だろうと思い今回の企画となった。私も5月に上野登山口から登ったのだが、思ったより時間が掛かりゆっくり頂上の散策も出来なかったので、今回はゆったりと頂上のお花めぐりができるかと楽しみにしていた。

ところが、ドライブウェイを登るにつれて霧で視界が無くなり、おまけに頂上では雨になり風も強くなってしまった。
伊吹山の頂上散策だけといっても西登山道、中央登山道、東登山道と三本ありゆっくり全部を歩くと3時間以上はゆうに掛かりそうだ。
天気が悪いと石や木で滑りやすので、今回は東登山道は行くことがでいなかった。次の機会に行ってみたいと思う。
伊吹山は、まだまだ楽しめる山だと感じた。

お花の名前には確信がありません。間違っていたら教えてください。

あいにくの天気で視界がほとんど無い


ヤマアジサイはカラフル」


ミヤマコアザミ

ミヤマコアザミとイブキトラノオ


キリンソウとカタツムリ


イブキジャコウソウ


シモツケ


アカソの中の一本のメタカラコウ


クガイソウ


イブキトラノオ


ヤマアジサイは濡れて宝石のように輝いていました


クルマバナ


キンバイソウ


キンバイソウの群生


ミヤマコアザミ



ホタルブクロウ

アカソは繁殖力旺盛らしい


キバナカワラマツバ



キバナカワラマツバとイブキトラノオのある風景

キリンソウ


山頂近くの風景


カワラナデシコ


イブキノエンドウ?




ミヤマコアザミ


コオニユリ


???


オオバギボウシ


ウツボグサ


中登山道を霧と雨の中下る


シシウドかな?


レース模様のように美しい



関ヶ原鍾乳洞、長い洞窟を行く


ウミユリの化石、古生代オルドビス紀(約5億年前)に出現したウミユリはその外観からユリのように見えるためこの名前がつけられたようですが、植物ではなくウニやヒトデの仲間、棘皮(キョクヒ)動物に属しています。(HPから引用)






クラブハリエ日牟禮館の庭





節分草に思う

2017-03-08 01:31:00 | レジャー
今年はもっと山に行きたいと思っていた矢先、もう一度節分草を見たいと思って藤原岳に登ろうかなとぼんやり思っていてネットで調べていたら、伊吹山の山麓の村(米原市大久保地区)に節分草の群生地があることを知った。
市の観光課に問い合わせたところ、今年は3月5日に「セツブンソウふれあい祭り」があるという。
こんな平地で群生が見られるなら、行かないという手はない。
この日は混雑するだろうと思って、友人を誘って6日に行ってきた。

ここ大久保地区は、観光地とは別世界の静寂に包まれた集落だった。
節分草目当ての人は来ているのだが、村自体は日常そのもだった。
そんな中2箇所だけが節分草の居住地で、囲われて保護されていた。
そこは節分草が、ぎゅうぎゅうに詰め込まれていると言った印象を持つほど群生していて、そこだけが人の賑わいがあった。
昔はあちこちに普通の草のようにあったそうだが、今は保護されないと見られないというのは他の山野草と同じ宿命である。
味気ないとは思うもののこれが時勢かと思うと寂しさもある。

節分草を知ったのは 2002年3月9日藤原岳に登った時のことだった。
その時の目的は福寿草だった。
登山道の途中でたくさんの人がカメラを向けているところに出くわした。
一体何をしているんだろうと思って聞いてみると、節分草が咲いていると教えてくれた。
よく見ると消えてしまいそうな小さな小さな花が一輪そこにはあった。
こんな小さな花一輪に大勢の大人が大騒ぎすること自体にその時の私は驚いた。

そのあと2005年3月27日にもう一度藤原岳で節分草とは出会っている。
その時は、数カ所でもう少したくさんあった。
今でも写真は残っているが、昔のデジカメの性能が悪いのか、それとも花があまりに小さいせいかピンボケの状態だった。
ネット上に出ている節分草の写真は鮮明で美しく、私の記憶の中の節分草とは大きなズレができてしまっていた。

藤原岳は「花の百名山」で紹介されているメインの花は本来は福寿草であって、節分草はあまり知られていないような気がする。
福寿草に比べると節分草はあまりに地味で目立たない花である。
なのにどうしてこんなにも節分草をもう一度見たいと思うのか。
自分の中の印象もピンボケの写真のようにぼやけていたせいもあるだろう。
しかし、今回改めて節分草に出会ってそれだけではないことも確認できた。

ただ野に咲く草花としか思われていなかった山野草。
その山野草がブームになり、特別なものとして人は追い求める。
この大久保地区に住んでいる人は、節分草も道端の草も同じで当たり前にあるものではなかっただろうか。
私は子供の頃、当たり前に自然の中で暮らしていた。
人はともかく私は自分の中に失ってしまったものを自然の中に求めている気がする。
地味な花に惹かれていくのは、自分の中にある自然への郷愁かもしれない。

今回撮った鮮明な美しい節分草の写真を見て、ピンボケではっきりしなかった思いが改めて自分の気持ちも鮮明になった気がした。

大久保地区の集落にはまだ雪が残っていた


セツブンソウの可憐な花たち










帰りに立ち寄った彦根城



奈良へ

2017-02-27 23:13:00 | レジャー
今日は、子供の幼稚園児ぐらいからの友人と奈良で遅まきの新年会だった。
秋篠の森の「なず菜」という野菜料理のお店で食事をして、秋篠寺から若草山の頂上を走る奈良奥山ドライブウエィを通り抜けた。

このメンバーは、最初は子供たちを交えて旅行やハイキングに行ったりから始まったが子供たちが中学に入るともう一緒には来なくなり、母親だけのお付き合いとなった。もう40年近く続いている。

最初の頃は子どもたちの喜びそうなところに行っていたが、子どもが行かなくなってからは温泉や観光旅行と次々と母親だけで計画して行くようになった。

そんな中私は山に夢中になっていたので、こちらの旅行はお付き合いという気持ちに変わっていたのが伝わってしまった。
あるとき旅行の打ち合わせの時にザックを背負って行き、山へ行くので待ち合わせているからあとは任せると言って席を立つ私に「あなたは友情を取るのか山を取るのか? いったいどこなら行きたいのか?」と問われたことがあった(今では言った本人はすっかり忘れている)。その時私は、「せっかく行くなら観光よりせめて高原とか自然のあるところに計画してほしい」と言って山への待ち合わせ場所に向かってしまった。

その時は確か、清里美し森高原あたりに計画してくれて八ヶ岳の近くのホテルに宿泊してその周辺の美術館などに行った記憶がうっすらと残っている。それでも私はホテルに備えてある望遠鏡で覗いて見える赤岳や散策した高原では満足していなかった。
その気持ちがどうも伝わってしまっていたのか、ある時期からはハイキングなど付き合ってくれるようになった。みんなで山の道具店に行き、いろいろ装備も揃えてくれた。ハイキングを重ねるうちに、奈良や比良、京都の低山にもみんなで登るようになった。
そして尾瀬の水芭蕉を見に行き、白山、御嶽など高山に登り、とうとうこのメンバーで穂高まで登った。
しかしだんだん年齢を重ねて高い山の計画はなくなり、たまのハイキングも遠のいている。

今日の集まりは久しぶりに4人が揃った。車の中でも昔と変わらず賑やかに話がはずむ。若草山もドライブで頂上へ。鹿も仲間にワイワイガヤガヤ。ドライブウエィの途中の滝を見に行った時に出会ったアメリカ人の一人旅の若い女性に道を聞かれ、途切れ途切れの単語をつなぎまたワイワイガヤガヤ。結局彼女が地図を見せて行きたいと言った春日大社に送っていって別れた。とても感謝をしてくれたが、日本のおばちゃんの賑やかさには驚いたことだろう。

こんな調子で年を重ねていく私たちは、残りの人生どんなお付き合いになるのだろうかと、帰ってからふと思った。
形は変わっていくとは思うが、最後のお別れまで続くような気がしてきた。
変わらないのは、この取り留めもないおしゃべりだというのは確信が持てる。

結局は季節的には索漠とした風景が続くドライブだったが、今日はとても楽しい一日となった。


秋篠の森「なず菜」


秋篠寺


秋篠寺の本堂


若草山頂上から奈良が一望


若草山頂上の鹿


ドライブウエィ途中の滝



北海道花の旅5 サロベツ原野へ

2016-06-29 21:09:00 | レジャー
心残りの礼文利尻に分かれて、稚内には午後7時過ぎに着きました。
すでにあたりは暗くなり始めていました。

稚内の夕暮れの風景です。


稚内の宿泊は「ドーミーイン稚内」で食事は付いていないので、このホテルの向かいにある寿司店「なら鮨」で海鮮丼と天ぷらで北海道らしい夕食となりました。
このとき、やっと生魚が美味しいと心から思えました。
体調がすっかり良くなっていました。

29日、稚内から南雨竜町の安田旅館までレンタカーで移動です。
北海道道106号線に沿って広大なサロベツ原野が広がっています。
車で一時間ほどのところにサロベツ湿原センターがあり時間的には余裕があるので立ち寄りました。

サロベツ湿原センター




この日は雲ひとつない青空に利尻山が美しかったです。



小鳥の写真を撮っている人たち。


コバイケイソウ


エゾカンゾウ



湿原には小さな花が咲いていますが、肉眼では良くわかりません。


ツルコケモモです。カメラのレンズは捉えていました


モウセンゴケ


ノハナショウブ


サロベツの利尻山にお別れです。今年は花が少ないそうです。エゾカンゾウやバケイソウが本当なら一緒に写るそうなんですが…


泥炭産業館/泥炭産業館は 泥炭工場の機械類や浚渫船(しゅんせつせん)を 一連の流れのなかで展示しており、泥炭採掘や開拓など 湿原と人との関わりを 知ることができる施設です。



11時頃サロベツ湿原を後にして南雨竜町へ向かいました。
車を運転しているので道路の写真はありませんが、ガードレールも信号もない真っ直ぐの道が延々続いています。車に出会うこともほとんどないのですが、たまに出会うとすごいスピードで追い抜いていきます。ただひたすら原野が続き、海沿いの気持ちの良い風景が続きます。
びっくりしたのは、海岸沿いのお花畑です。ハマナスやシシウド、エゾカンゾウなどが咲き乱れています。
海の反対側は高原のような原野が広がり刈り取られた牧草のような白い大きなドラム缶のようなものがところどころ転がっていています。そんな中でも人は全く見かけませんでした。

運転していると、時々眠くなって困りました。
眠気覚ましのコーヒーかガムが欲しいと思いましたが、しばらくの間コンビニどころか何のお店も見かけませんでした。

敢えて言えば、これぞ北海道の風景といった感じを味わいました。

道路の海岸沿いパーキングに入りました。ここの花と海との風景には驚きました。






道路の反対側には巨大な風力発電の風車がずらりと並んでいました。これにも驚きました。


小さくなった利尻山にほんとうにさようならでした。


ここにほんとうにこんな大きな風車はいるのでしょうか? 車を走らせながら思いました。

北海道の旅6 雨竜沼湿原から南暑寒別岳に続きます。
いよいよ最後になります。