「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

北野天満宮の梅

2009-03-10 23:11:00 | レジャー
車の定期点検で京都に出かけたついでに、修理工場の近くの北野天満宮の梅園を見て来た。長い間京都と関わっているのに、北野天満宮の梅園に入ったのは初めてのこと。改めて、「観光地京都」を知らないことを認識した。
しかし、ここの梅はもうだいぶ花が落ちていた。3月いっぱいは開園されているらしいが、それまで花が持つように思えない。例年に比べたら早いのかも知れない。平日のせいか人出も少ないように思えた。
山の自然を知ってしまうと、なかなか人工の美は受けいられないでいる。どうしても、お寺の庭園やこのような梅園を冷めた目で見てしまう。
しかし、帰ってから写真を眺めているとこんなにも綺麗だったのかと改めて思ったりする。
知らない間に、自分の中の感動する気持ちがどんどん年とともに消えて行ってるのだろうか。
何かにつけて悲観的になっている93歳の親戚のお婆さんに、「もっと前向きに!」と励ましているのは無駄なことなのだろうか。人生の最後に向かうに従って、感動や感激は消えて行くのだろうか。
「あなたもこの歳にならないとわからない」と反発されてしまう私の言葉は空しい。
そういえば、あんなに春の花の咲くのを楽しみにしてどろんこになっていた母が、大好きなユリの球根を植えたままほってある。また、「ユリの花が咲いた!」と大喜びするのだろうか。
毎日、炬燵に潜り込んだままあまり動かない母を見ると心配になって来る。
暖かくなったら、近くの公園にでも連れ出して2人のお婆さんに少しでも感動を味合わせてあげたいと思う。
そして、自分の感性を枯れさせないためにも、また今年も山に向かいたいと思った。
しかし、どこまで出来るだろうか。
 
            



ホシダにはいつもの風景が…

2009-03-09 22:46:00 | クライミング
昨日の日曜日は、磐船神社の駐車場に車を停めて、往復山越えで歩いて来た。重いザックをしょっての歩きは久しぶりで、いきなりの急登では息切れしてしまった。脚もだるく重い。やっぱり、続けて歩いていないとダメだなぁ~。
そろそろ春の兆しが見られるかと少し楽しみにしていたが、まだ少し早かったようだ。スミレは漸く葉っぱが出て来たばかりだった。暖冬で桜の開花も今年は早くなるようだ。慌ただしい日々の中で、身近なお花はささやかな楽しみとなって癒してくれる。
最近の私は、ホシダに行くのがやっとのことだ。昨日で3週連続して行けたのは嬉しい。
さぼっていたのと、冬ごもりのお陰で体重もかなり増えてしまった。せめて出来るだけ、ホシダには行って肉体も精神も軽くなりたいと思う。
ホシダでは、また今年もハヤブサの巣作りが始まったようだ。雛が巣立つのが楽しみだ。ハヤブサを追うカメラマンも壁を登るクライマーも毎年同じ顔ぶれが多い。毎年ホシダでは同じ風景が繰り返されている。
そんなホシダが、私には居心地がいいのだろう。もう十年過ぎてしまった。
ホシダに行き始めた頃、60歳台の3人グループが来られていて、その姿に凄いなぁ~と感心して見ていたが、とうとう私も今年は60歳になる。これからは、年老いた母との生活も始まる。私を取り巻く環境も大きく変わって来た。
山もクライミングもあとどれだけ出来るかわからないが、日々繰り返す日常のなかで感動を見つけられるといいなぁ~と思う。
やっぱり、今年は大きな節目となるような気がする。