2013年の今日1月8日、こんなことをフェイスブックに書いていたんですね。
毎日フェイスブックを開くと一番最初に、過去の同じ日にフェイスブックに書いた記事が出てきます。残念なことに次開いた時には消えてしまうのですが…
今日は2018年1月8日で5年前です。
母が亡くなって今年の3月で3年。
この間もあっという間でした。
きっとこの後も、あっという間のことなんでしょう。
何かがあるとあたふたし、ちょっとしたことに落ち込む。
「もうやめましょ」とまた新たに自分に言い聞かせました。
「小さなことにも思いを寄せ日々の暮らしを粛々と、自分に有りのままに楽しく」とまた新たに自分に言い聞かせました。
下記は2013年1月8日のフェイスブックへの投稿記事です。
「ときをためる暮らし」つばた英子・つばたしゅういち著。この本を友人が、「まるでいくさんの未来を見ているよう。読んで!」と図書館の本なのに我が家に置いて行ってくださった。
年末年始の忙しさも手伝って,夜ベッドの中で読もうと思うと疲れて寝てしまっていた。
今,一気に最後まで読んでしまった。87歳と84歳のご夫婦の、ほとんど自給自足の日々の生活が,取材した聞き手の水野恵美子さんの優しい語り口調の文章と落合由利子さんの写真で、上手くご夫妻の人柄が引き出され、とてもいい感じの本になっている。
90歳を超えた画家の堀文子さんのモットー「群れない、慣れない、頼らない」という生き方にも私は共鳴していた。両者には共通点があるように思う。
それは,自立した考えで地に足をつけた生活。そして、頑なにも曲げない信念。この、頑固とも言える信念には敬服する。
私は、いきなり母と暮らすようになってほとんど家にいるようになったのが今の生活、という単なる偶然と言えば言えなくもないものなので、このご夫妻のような筋金の入ったような凛とした考えから今の生活が始まった訳ではない。
与えられた環境にあたふたしながらも、とにかく与えられた生活を楽しんでいるだけなのだが…。
この本を読んたあと、私はまだ20年も生きなくてはならないことを改めて思った。なら、このお二人の生活はまさに理想的な生活であることに気がついた。最後まで地に足をつけて生きて行く日々の生活こそ,その人の生き様である。何かを成し遂げる(する)などと言うのは、もう考える必要はないのだろう。
これからの老後の生活に、指針を示してくれたような気がする。