コロナウィルスのため自粛生活になって約2ヶ月になり、やっと少しずつ解除されることになった。
明日から、感染の予防対策をしながらも星田クライミングウォールも解放される。
今まで外での活動はすべて中止になり、それに伴って私は買い物以外はほとんど家で過ごしていた。
ちょうど夏野菜の植え替え時なので、畑仕事に勤しんでいた。
晴耕雨読と言うが、雨の日は久しぶりに絵を描いている。子どもの頃から絵を描いていると時間の経つのを忘れるほど夢中になっていた。今も楽しくて仕方がない。絵の具もキャンバスもイーゼルも新しいのを買ってしまった。
若かったころ、リキテックスと言うアクリル絵の具が出始め、絵を描いていたことがある。油絵の具のようにも使えるし、色も明るくて綺麗かった。それから半世紀余りが過ぎてしまった。
油絵の具はたまに使っていたが、この50年のリキテックスの進化が気になり、とうとう買ってしまった。
今日は、新しいリキテックスを使ってみた。
何かを描きたいと言うのではなく、絵の具をキャンバスに書きなぐっているという感じだ。
この歳になると、もう先も見えてきている。何かを成し遂げようとか認めてもらおうとか言うような欲は全くない、と言うよりは実力が無いことは自分が一番よく知っている。何をやってもその時楽しいことが、1番重要なこと。
こんな時期に、楽しく過ごせるのは幸せなことだとつくづく思う。
久しぶりのあまりにも速乾性の絵の具には手を焼いてしまったが、あっという間に1枚仕上げられた。
油絵の具は乾くまで次の作業ができないが、アクリル絵の具はあっという間に乾き、お手軽だった。
2年前ちょうどこの時期に行った尾瀬のイメージの絵だ。出来栄えは、とても満足の域には達していない。
が、トイレに飾ってみた。
下の三枚はちょうど50年前にリキテックスで描いた私の絵です。
今でも当時と色が変わっていません。
当時は画期的な絵の具でした。