「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

映画「眉山」

2007-05-30 19:39:26 | 映画
朝起きたら、もう雨が降っていた。今日はホシダの予定だったが、土砂降りの雨に気落ちして中止をしてしまう。そうしたら、もう昼過ぎには雨はやんでしまった。すこし損をした気分だが、明日の予定(母の病院)を今日にこなし、明日ホシダへ行くことにする。映画館の前を車で走って今日が水曜日なのを思い出した。母を家に送り届けて映画館に入ると、「眉山」の開演時間にちょうど良かったので観て来た。
この映画は、つい先日原作を読んだばかりだったのでストーリーが鮮明に残っていた。いつも映画は原作より良くないのが普通だが、この映画はわりとよかったと思う。
宮本信子の「神田のお龍」が原作よりお上品に感じた。この人、ほんとうに演技上手いなぁ~、と思った。それと徳島の人形浄瑠璃と阿波踊りはやはり音と映像の世界が迫力があり、良い効果あったようだ。
眉山という山は、山好きな私としてはあまり魅力のある山には見えなかった。恋人の代役としてはお粗末な気がしたが、こんなこと言うと徳島の人に叱られるかな? 大事な観光資源のようだが。
この映画を観て、阿波踊りを一度見てみたいと思った。凄く迫力があった。そういえば、最近夏場の盆踊りもここに引っ越したときには聞こえていたが、最近は聞こえていないようだ。
お祭りや盆踊りは廃れて来ているのだろうか。地域社会の繋がりも薄れて来てるのだから、廃れて当然なのかも知れない。私の子どもの頃とは、全く違ってしまっている。

恥ずかしぃなぁ~

2007-05-27 22:51:00 | クライミング
昨日はスポーツ報知新聞の取材で、みなさまを巻き込んでのホシダでの撮影が行われた。この記事は6月6日水曜日に掲載してくださるそうだ(多分関西版かも知れないが、興味をお持ちの方はご覧下さい)。以前にも帰り支度をしているところへ、偶然来られたテレビの撮影で「登っているところを撮らせて下さい」と突然言われて、テレビにクライミングをしているところが少しだけ写ったことはあったが、今回のような大掛かりなものは初めてのことだった。
最初ピトン小屋のKさんからお話があったときは、半信半疑で簡単なものだと思い「いいですよ!」と軽く請け負ったが、ほんとうに私で良かったのだろうかと思うほど大事だった。このブログやHPでかなり自分をさらけ出しているので、今更だとも思うのだが…。
だいたいホシダでは、おじさんはたまに歳をとってからやろうという人もいるが、私位の歳のおばさんがやり始めるのは少ないようだ。この新聞記事で、クライミングをやるおばさんが少しは増えるかな…。
平日のホシダで自発的にフリークライミングを始めたのも、50歳になる年だった。そういえば車の免許を取ったのもそのころだった。あと十年、60歳まで車に乗れれば元が取れるだろうと、気持ちを奮い立たせて教習所に行ったのを思い出す。今では、車のない生活は考えられない。歳とともに「疲れた!」を連発しながら、こんなアクティブで過激な生活をするようになるとは、運動とは無縁だった若い頃の私には想像も出来なかったことだ。

今日は、蝙蝠谷へ久しぶりに行って来た。今年に入って2回目だった。昨日の蝙蝠谷はかなり混んでいたようだが今日は私たちの他はもう1組だけだった。もちろん、復活にはヌンチャクは掛っていない。復活は目一杯のグレードなので久しぶりに行くと厳しいし恐い。いくら取り付いても、もしかしたらRP出来ないのではと思ってしまう。
昨日の疲れが出ていたのか気持ちはかなり引いていたが、マスターで登ってみようという気持ちになった。ハング下までヌンチャクは掛けられたが、ハングに取り付く勇気は湧かなかった。2回目もハング上のホールドを持って恐怖で体が固まり何度か落ちた。とうとう勇気がわかず下りて来てしまった。ほうんとうにまだまだだなぁ~。

誰かが、「フリークライミングは、諦めないことだ」といっていた。私もそう思う。しかし私は根性が足らないのか、そのルート一筋になかなかなれず、他のことに逃げてしまう。苦しくて、恐くて、辛いの連続に耐えられなくなるときがある。そんなときには、綺麗な風景や可愛いお花に慰めてもらいたくなる。それも、しょうがないかな~。「高所恐怖症やったのに、ここまでよう頑張ったやん」と、たまには自分で自分を甘やかしても良いだろうと思ったりもする。その自分への甘やかしに、継続への道があるように思う。「そんなことだから、なかなか上達しないんだよ」という陰の声が聞こえるが無視することにする。取り敢えずは、上手くなることよりも継続することに主眼を置くことにしよう。

土曜日ホシダでクライミング中の皆様
クライミング中大変ご迷惑をおかけ致しました。また色々お世話をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。ありがとうございました。


京都の町にて

2007-05-25 04:06:44 | 雑感
京都の友人に無料チケットがあるからと誘われて、京都文化博物館で「絵画と衣装美の名品展」を見てD大学の学食でランチを食べ、D大の寒梅館ハーディホールで「ベルナのしっぽ」という映画と視覚障害者の噺家音福亭MAKAさんの漫談を聞いて、帰りに「茶房いせはん」で「いせはん特製あんみつ」を食べるという一日フルコースを堪能して来た。
こういう過ごし方は何だか長い間していなかった気がする。今回は彼女のご招待なので、たまにはいいものだとも思う。そう、たまにだから良いのかも知れない。
その友人と逢うというのが趣旨であって、映画を見るというのや博物館に行くというのが目的はない。男性の「たまには一杯やるか~」というお誘いと同じようなもの。まぁ~、デートの内容は何でも良いようなものだ。しかし、誘われないと自分から行かなかったのも事実でもあるので、日頃の生活に花を添える意味では良かったと思う。
帰り道の賀茂大橋からの風景を友人は美しいと言う。「ちょっと前はもっと綺麗やったんよ!」「そうやね~、若葉の頃は綺麗やったやろうね」と私。「ううん、菜の花が一面に咲いててん」と彼女。「大自然の美しさは、どんな作られた美より綺麗やで~」と言いそうになったが言葉を飲み込んだ。感動するものを持てるのが幸せなのかと思った。そして幸せの価値は、人それぞれだなぁ~、とも。

鳳来の岩場

2007-05-21 22:25:25 | クライミング
先週末は鳳来でクライミングを楽しんで来た。何年か前に穂高へ向かったが天気が悪いので引き返し、鳳来に転進して、一度ガンコ岩に行ったのが最初でそれっきりになっていた。そのときは、10台でも手も足も出なかったのを記憶している。それきり、鳳来ではお呼びでないという思いが強く、なかなか足が向かなかった。しかし、また行ってみたいとおもっていたところ、Fさんたちグループが鳳来だという情報を得て急遽行ってみることにした。鳳来の中でも比較的簡単なルートがある、ミルキータワーとパラダイスロックに的を絞った。
土曜日はミルキータワーを目指す。取り付きへの詳細は、Fさんに前もって教えてもらっていたお陰で、徒渉点は分りやすかったが、そこからの登りが長かった。なのに次の日に行ったパラダイスロックはもっと遠く感じ、最後の急登も汗びっしょりでの取り付きへの到着となった。両日とも取り付きへの急登ではかなり疲れた。
ミルキータワーはサンバ10cのみが10台であとは、11台が4本とルートは少ないが長く、スケールは大きい。杉木立の中にミルキータワーというネーミングがぴったりの、すっくと延びた白い綺麗な壁だ。サンバはガバが続く快適なルートでFLできた。あとはペコちゃん11aに、4便トライしたが登れなかった。ペコちゃんの上部の穴には、蛇の赤ちゃんがはまり込んでいた。少し気持ちが悪い。
次の日のパラダイスロックでもおなじような結果だった。ジャストミート10bをFLしたあと、シャムロック11aは2便出したがハングを越えられなかった。またまた宿題を残してしまった。
しかし、新緑のなか新しい岩場に行けたことは、新鮮な気持ちがした。沢山ある岩場とルートを、どんどん登れたらどんなにか楽しいだろうなぁ~、とふと思う。