「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

テープ雑誌

2007-11-29 23:54:50 | 朗読音訳
私たち朗読のグループが発行してるテープ雑誌を、ほとんど一般の人は知らないだろうなぁ。分担して、季刊で作っているのだが、これがけっこう面白い。中身が面白いというのではなくて、作る過程が面白いと私は思ってる。読者は視覚障害者の人がほとんどだが、この雑誌はほとんど作り手の趣味といった感じがしないではない。
私が参加している朗読のグループは、情報発信というよりは文芸誌のような系統のテープ雑誌を発行している。今回は私が編集長なので、楽しく遊ばせてもらってる。
今回は、サスペンスものを取り上げた。TVで言うと「◯◯サスペンス劇場」というような類いと同じだ。登場人物の独白のようなかたちで、だんだん事件の真相が解っていくという構成だ。それぞれの朗読者の演技力も必要となって来る。なかなか役者のようにはいかず、かなりのダイコンだ。しかし、素人役者でもそれなりに役に嵌って来て、録音するころにはだんだんそれらしくなって来る。
今日は、一日録音で終わる。帰ってからは、そのテープを繋ぎ合わせて一つの小説として完成さた。そして、インタビューとエッセイなど組み合わせて、音楽など入れたりして90分のテープにまとめる。
けっこう労力を使うので、年に私は一回位しか参加していない。こんなことを、もう十数年やっている。不思議と飽きない。
そういえば、朗読を始めて何年かしたころに、アニメの声優のオーディションを受けたことがある。一次審査は通過したが、次の段階で辞めてしまった。それはその時の朗読の先生に相談したら、そういう類いはたいがい制作費の資金集めを兼ねていると聞いたからだ。要するに次々と進む段階にお金がいるということだ。それも、金額が増えて来るという。いわゆる、自分に投資すという訳だ。だがそうしたからといって、最終的に残るという訳ではない。
どんな世界も、プロになるには才能とお金が必要なのか。適当に趣味の範囲で楽しんでいるのが、中途半端かも知れないが、結果としてはこの程度が一番お気楽だと思う。お陰で、いろいろ楽しく過ごすことが出来るのだろうと思う。
まぁ、趣味は自己満足の世界。それでも、このテープも楽しみにしてくれている人もいる。それで良いのではないかとこのごろ思えるようになって来た。

風邪をひいたようだ

2007-11-28 00:01:45 | 生活
週末の蝙蝠で疲れたのか、風邪をひいたようで喉がヒリヒリする。やっぱり、連日のクライミングは自分ではあまり自覚はないのだが疲れるのだろうか。
最近は、クライミングの次の日はとても快調だが、三日目辺りに疲れがどっと出て来る。それって、歳のせいらしい。今日は、平日クライミングで蝙蝠へ参加を表明していたが、急遽断りのメールを入れた。
最近は、朗読の方も力を入れている。充実しているのだが、年内に仕上げなくてはならないことも多く、落ちつかない。主婦業も年末は何かと忙しい。そんなこんなで、風邪で寝込んでいる場合でもない。
幸い、今日は家にいることになったのだが、録音テープの編集作業で一日が潰れてしまった。そのため、なかなか、ゆっくりと休養というわけにはいかないのがつらいところだ。
今年も、あと一ヶ月しか残っていない。気ぜわしく感じるのは、忙しすぎるからなのだろうか…。

京都はやはりいいなぁ~でした

2007-11-21 01:19:32 | ハイキング
昨日、クライミングを最近一緒に楽しいでいるKさんと、京都の紅葉ハイキングに行って来た。嵐山で待ち合わせ、タクシーで観光客の人と相乗りして高雄まで行く。高山寺、西明寺、神護寺と高雄には三寺院がある。まずはここでお寺巡りをしてから高雄・清滝間の錦雲渓と清滝・保津峡間の金鈴峡を清滝川沿いに歩き、保津川下りとトロッコ列車を見ながら、保津川の右岸を通って嵐山まで歩くというコースだった。
嵐山と高雄は平日なのに人が多く、さすが紅葉時期の観光地だと思った。高雄の紅葉は、今ひとつだった。紅葉は紅葉する前に枯れてしまっているようで、以前に見た鮮やかな印象からはかけ離れていた。
おまけに、最初に入山料400円を払って高山寺に入ったが、中で拝観料が600円いるという。全部で1000円という計算になる。これは、ぼったくりではないか。この調子で残りのお寺を巡ったら…、と考えるともう私たちは西明寺も神護寺も何の魅力も未練もなくなり、そのまま素通りして清滝へ向かった。
清滝への道は、清滝川に沿ってとても良いハイキングコースだ。高雄の喧噪から逃れホッとした。東海道自然道になっていて、昔行ったときよりも歩きやすくなっているように思う。紅葉にはやはり早いが、所々で色付いていて楽しませてくれる。
愛宕山の裏参道への道の途中に出るので、空也の滝に寄り道する。北山杉のコンクリート道は、あまりいい感じではない。しかし、空也の滝は昔のまま厳かな空間としてそこにあった。
30分程歩いて清滝に引き返す。清滝は紅葉が見頃で、高雄程ではないが人が多かった。昔のケーブルの軌道(2002年に行ったときの記録にリンク)は入口が通行止めになっていたのに通れるようになっていた。この軌道は荒れ放題だったが、整備されたのだろうか? 
昔ケーブルの駅があったところは広場になっていて、紅葉が奇麗だった。ここで昼食をとる。
清滝は戦前までは、嵐山から電車が通り、愛宕山までケーブルで登れ、山頂付近に遊園地やスキー場もあり栄えていたそうだ。戦争でケーブルの線路は供出され、その後は愛宕山は静かな山に戻った。私は2002年に、この山の歴史を初めて知りケーブルの軌道を歩き、終点の廃虚と化した駅舎を見た。そのときには愕然としてしまった。それかrらも、その駅舎を何回か確認にしに訪れた。今もまだそこにあることだろう。近いうちに行ってみたい。
清滝から金鈴峡を保津峡に向かう。落合で保津川と清滝川が合流する。ここから、嵐山までの保津川の右岸沿いの道が「エアリアマップ京都西山」に破線で載ってる。約3時間の道のりを、嵐山まで歩くのが今回の計画だが、私は初めてのところで少し不安もあった。落合橋について地図を確認する。川の視界が無く、どうも分りにくいので橋を渡りトンネルを抜ける。すると保津川と清滝川の合流点がよく見える地点にきた。歩く予定の保津川の右岸は、川の上は岩壁になっていて歩けそうには見えない。多分巻き道なってるのだろうが、取り敢えずは保津川の右岸に渡らなければどうにもならない。どこかに渡れるところがあるはずだと思い、保津峡駅の方向に車道を歩いていくと橋が見え、橋の終点の対岸にトロッコ電車の駅が見えた。橋を渡ると人がいて、弁当を食べていた。話しかけると、この辺りに詳しいカメラマンだと言う。
地図を開けて、嵐山への破線の道は歩けるのか聞いたら歩けるという答えが返って来た。計画通り嵐山に保津川沿いに行けると思うと嬉しくなり、わくわくして来た。
しかしその道は早速道とはとても思えない幅30センチ程のコンクリートの上を歩かされた。高さも2メートル程あり高所恐怖症の後遺症がまだ残ってるのかとても怖い。そこを抜けたところの岩壁の波打ち際は、やはり巻き道があるので安心した。また川沿いに出て岩の上を歩いたりヘつったりと変化にとんだ面白い道だった。道標もなく、バリエーションルートを行くようなものだ。
保津川下りも満員の人を乗せて何艘も通り過ぎる。手を振ると、手を振り返して来る。秋色に装飾したカラフルなトロッコ電車も通る。河原でのどかな、そんな風景を眺めながらのコーヒータイムは気分がいい。
この道は踏みあとも分りにくく、もうほとんど歩く人はいないように思える。その分、ルートファインデイングの楽しみもある。JRの山陰線の鉄橋を過ぎてもまだそんな道をしばらくいく。すると先の方に人工的に石が積んである道らしいところが見えて鉄の階段が付いている。しかし登ってみると、そこは道ではなかった。やはり、コンクリートの併の上部のようになっていた。これじゃ、川沿いに歩けば良かったと後悔するがもう下りられない。
そうこうするうちに、家が見えて来て裏側を歩くようになりやっと大悲閣というお寺の登り口に付く。そこは旅館の入口にもなっていて、どうもこの旅館の裏側を歩いてきたようだ。
ここからは、観光客に混じって歩くと渡月橋が遠くに見える。手漕ぎのボートがたくさん浮かんでいるのが懐かしい。「アベックばっかりやなぁ~」「アベックというと娘に古いなぁ、カップルと言うんや、と言われた」とか「二人で何を話してるんやろか?」「愛があるから話しなんか何でも良いんや」とおばさん二人の会話も静寂を破る。俗世界に舞い戻ってしまった。漬け物をお土産に買うというので、渡月橋を渡るが人がいっぱいで進めない。渡りきったところで、びっくりしたことに P会のSさんにバッタリ出会う。岩場以外で会うとは、すごい確率だと驚いてしまう。
観光客に混じってお土産の漬け物を買い、京風の定食で夕食をとって嵐山を後にした。
まだ紅葉の時季には早かったが、盛りだくさんの京都を味わえたとてもいいハイキングだった。京都は今観光ブームらしい。最近の私は観光地はめったに行かない。しかし、こうして久しぶりに歩いてみると嵐山、高雄、清滝、保津峡、どこも綺麗で、やっぱり京都は風情があると思えた。






ホシダへ

2007-11-20 07:05:02 | クライミング
月曜日は、Mの代休に付き合ってホシダに行って来た。着いたときには、もう一時だった。2組4人のみで閑散としていた。
紅葉目当てか、ハイカーはとても多かった。しかし、紅葉はまだまだといった感じだ。今年はピトン小屋の前のもみじも赤くなる前に枯れ始めたということだ。ホシダが秋色に変身するのは、12月前後になるかも知れない。
もう冬時間になっているので4時には駐車場も閉まるので、3時過ぎには終わった。その割には4本も登れて充実していた。やはり、簡単なところだと本数は稼げる。
これで3日連続のクライミングとなった。先日、クライマーや山をやってる人の職業は何が多いかという話題になった時、専業主婦もその一つに入っていたがその通かもしれない。
私の回りの主婦も、活き活きといろんな活動をしている。私も時間が足らない、年内に仕上げなければならないことがある。ほんと、忙しいのに、今日は同じ主婦クライマーのKさんと京都の紅葉ハイキングに行って来る。
さあ、出かけなくては…。


蝙蝠谷にどっぷり

2007-11-19 11:19:35 | クライミング
この土日は、また蝙蝠谷へ行って来た。
また竹乃湯で入浴して「道の駅みき」に宿泊。ちょっとした、旅行気分だ。この道の駅はとても大きい。
和風レストランもメニューが豊富で、わりと美味しい。夕食はかつ煮込み定食と生ビールと食欲に負けてしまった。ちっとも、ダイエットの意味はない。食べることに幸せを感じるのは、私だけではないだろう。Tはヘレかつ定食と生ビール二杯も食したのに、次の日活断層12aをあっさり一便目にRPしてしまった。クライマーが登るために日常生活もいろいろと摂生しているのは良く聞く。しかし、登れるときがくれば登れるんや、と居直ってしまう。
私はと言えば、まだ復活に手こずってる。何しろ、実力以上のルートなので仕方がないのだが少しずつ楽しくなって来た。それは、未だに登るたびに新しい発見があるからだろう。
土曜日2回と日曜日3回の計5回登った。日曜日の復活は独占出来たので、欲が出てつい3回目のトライをした。連日なのでかなり疲れているから、途中で降りて来るかなと思っていたが、トップアウトできた。少し力も抜けて来たようで、楽に思えるようになって来たのは気のせいだろうか?
まだまだ蝙蝠通いは続きそうだが、蝙蝠谷の季節はもう終わりかけている。日曜日は全国的に寒かったようだが、蝙蝠谷も風が冷たかった。
復活も、また来年に引きずりそうだがまあいいだろう。楽しく登れるルートがあるのは、クライミング継続への意欲がまだ続くということだから。